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自立の問題の一つに「権威との葛藤」と呼ばれるジャンルがあります。これは、自立のプロセスにおいて権威者(家庭内では主に父親、職場等では上司などの目上の人)と衝突する現象で、この時代には権威者を否定したり、自分のやり方を主張したりして、自分自身のアイデンティティを確立したり、守ったりする役割があります。
しかし、権威との葛藤が強い分だけ、自分自身が権威者のポジション、すなわち、リーダーになることができません。仮に立場上、上司になったとしても部下が脅威に感じて否定しようとしたり、円滑な人間関係が築きにくかったりするのです。
そこで、この問題を癒していくことで権威者からの愛を受け取ることができるようになり、社会の中でとても自由を感じ、生き易くなります。また、自己実現も協力者が現れて容易となり、部下や従業員の成長に素直に喜びを感じられるリーダーにもなれるのです。
ぜひ、皆さんの日常にお役立ていただきたいテーマです。

Keywords;権威との葛藤 親子関係 自立 競争 リーダーシップ

Lecture.609-1

権威との葛藤〜権威との葛藤とは?〜

講師:根本裕幸
自立のプロセスの問題に「権威との葛藤」というジャンルがあります。これは目上の人(権威)に対して否定的感情を持ち、権威者のやり方を否定したり、競争したりすることを指しています。
誰もが持つ感情ですが、これがあるとリーダーシップを取ること、責任を取ること、親になること、自己実現していくことなどに強い抵抗を感じるのです。
Keywords
権威との葛藤 自立 競争 正しさの争い 力の証明

○権威との葛藤とは?

仕事の問題でよく出会う事象の一つに「権威との葛藤」と呼ばれるものがあります。
これは目上の人との競争に関する問題で、上司に対して攻撃的な気持ちを持ったり、強い苦手意識を持ったりする状況でよく出てきます。

ここで言う“権威”とは「目上の人」と解釈すると分かりやすいかもしれません。
職場の上司、経営者はもちろん、習い事やサークルの先生や先輩などもその対象となりますし、広い意味では政治家、首長、社会などにも、その影響が現れます。

また、仕事に限らずあらゆる人間関係でも起こりうる問題で、たとえば、夫婦間でもパートナーに対して強い競争心や対抗心などを持つ場合、この権威との葛藤が影響している場合が少なくありません。

この競争心には「あいつには負けたくない」という気持ちもそうなのですが、「あいつには勝てない」という敗北感も含まれます。

この問題のルーツは一般的にはお父さんとの関係に行きつくことが多いですが、時に権威的なお母さんに育てられるケースや、おじいちゃんやおばあちゃんが強い権力を発揮している場合などもあり、ケースバイケースですね。

さて、たとえば、お父さんがとても高圧的なタイプ(権威を振りかざすタイプ)で、そのパワーに押しつぶされてしまったような場合、潜在的に「自分は権威に愛されない。攻撃される」という感情を持つようになります。
それが職場に行くと、「上司には愛されないような気がする」という感覚となり、委縮してしまうことになります。

一方で、そんなお父さんに対して、表面上、あるいは、水面下で対抗心を持ち「いつかは親父を超えてやる」とか「あいつのような人生は送りたくない」と思っていたりすると、職場で上司に対してバカにしたような態度をとったり、足を引っ張ったりする行動に出たりします。
また、「あのやり方は古い」や「あの方法は間違っている(俺の方が正しい)」「なぜ、自分の意見を採用しないのか?」などの“正しさの争い”や“競争”などの問題が生まれたりします。

本来、成熟した関係性ですと、相手を理解し、受け入れ、その長所を認めた上で意見するのですが、権威の葛藤はこの「理解」「受容」「承認」「価値を認める」等の行動ができません。
それを否定し、時には徹底的に相手を潰しにかかろうとするケースもあるくらいです(力の証明の問題)。

もし、みなさんが目上の人、上司、社会などに対してネガティブな感情を持っている場合、少なからず権威との葛藤があると思ってもいいでしょう。
逆に、それくらい私たち全員にある問題と言ってもいいのです。

この問題がある分だけ、あなたには様々な問題が起こりえます。
若いときは気にならなかったことも、年齢を重ねるに連れて出てくることもあるでしょう。

たとえば、やりたい仕事が見つからなかったり、お金の問題を抱えたり、親になること(子供を持つこと)などに抵抗を感じることはありませんか?

リーダーシップを取ることに抵抗や恐怖心を持ち、職場や人間関係がつい受け身になってしまっていることありませんか?

自分が実現したいことに踏み切れなかったり、将来への希望が見えなかったりすることはありませんか?

職場で一匹狼になって孤立してしまったり、理不尽な処遇にあえいでいることはありませんか?

頑張っているのに報われない、周りからの助けが得られないこと、ありませんか?

プライベートでも、仕事でも、いつも誰かと対立したり、けんか別れを繰り返したりはしていませんか?

競争意識や対抗心が強く、人と協調性を持つことが難しいと感じることはありませんか?

自分の存在を認めてもらうために、自分の意見を主張しすぎて対立を招くことはありませんか?

人の意見に反発心を覚えたり、人から意見されるとついむきになってしまうところはありませんか?

ある意味誰にでも思い当たる質問が並んでいるのではないでしょうか?
それくらい権威との葛藤は私たちの心の中に少なからずあると言えるのです。
ただ、この問題があるからといって落ち込む必要はありません。それに気付いたあなたは、すでにこの問題と向き合い始めているからです。

そして、この権威との葛藤の問題をクリアにすることは、あなたの可能性の扉を一つ大きく開いてくれるでしょう。

権威は「パワー」のシンボルなので、この葛藤が癒された分だけ、あなたは大人としての自分に自信を持ち、人間としての成熟性を大いに高めることが可能になります。
リーダーシップを取り、目標・ヴィジョンに向かって突き進むこともできます。
また、競争を手放すことで周りの人との協調性が芽生えるので、個人での成功ではなく、グループでの成功も受け取ることができます。
自分を束縛するもの、抑圧するものがなくなるので、自由や解放感を感じ、将来が広がって見えるようになるでしょう。

いわゆるwin-winの関係を築くためにとても大切な癒しのプロセスとなります。
ぜひ、興味を持っていただけたら幸いです。

さて、そんな世界を実現するために、まずは権威との葛藤のルーツをより深く掘り下げてみることにしましょう。

 

>>>『権威との葛藤〜権威との葛藤が生まれるルーツ〜』につづく


関連する講座へのリンク集

7.私達の成長のプロセス〜Part 2 『自立』〜
94.お父さんとの関係を見つめてみよう(男性編)
165.キャリアの問題と権威との葛藤〜権威から愛される〜
480-1.幸せを作るスキル 競争を手放す編(1)〜競争に勝つ!それこそが人生?〜
510.目上の人や上司の前で緊張してしまう〜目の前にいる上司は本当に怖い人?〜
519-1.「自立の自立」と「自立の依存」〜マネージャーA氏とB氏の苦悩〜
569-3.傷ついた男性性かもたらすもの(3)〜権威との葛藤〜

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