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自立をするということは、一般的に良いイメージがあると思います。
「自立をしたいなぁ」という具合に良い目標という意味で使われることもあります。
また、自立をする=成長をするという意味合いで使われることもありますね。
例えば、両親から「自立をしてやっていけるようになりなさいね」と言われた経験がある方もいらっしゃると思いますし、職場で上司に「君も先輩に頼ってばっかりいないで、そろそろ一人でできるようにならんとなぁ」と言われた経験がある方もいらっしゃるでしょう。
新聞などを見ていると“炊事洗濯などの生活面の自立をする”とか“経済的な自立”などの使われ方をしています。
カウンセリングや、心理学で使われる自立ということは、どういう意味合いで使われるのでしょう?
カウンセリングでは自立的な思考、自立的な物のとらえ方、自立的なマインドなどといった精神的な傾向という意味で使われています。
自立をすることで育つ精神的な良い面があります。
一方、自立をするからこそ出てくるテーマや、問題というものもあります。
自立をすることの良い面は、自分自身の力で頑張ろうとする傾向や、自分自身の力で物事を解決をしようとする傾向が高まることといえます。
また、自立をするからこそ出てくる問題は、一人で頑張ろうとしすぎてしまう傾向や、自分自身の力で物事を解決をしようしすぎてしまう傾向といえます。
“良い面”と、“問題”というのは紙一重ですね!
自立のマインドが育つ経緯をみていくと、「○○さんみたいに仕事ができる人になりたいな」と言ったあこがれや、夢などのポジティブな感情が土台となって自立をしていくケースがあります。いいことですね。
また、寂しさや、つらさといったネガティブな感情が土台となって自立をしていくケースがあります。
例えば、
『さみしいと思うからつらいんだ、一人でも大丈夫なようにならなくては』
『自分が弱いからこんな嫌な目に会うんだ。だから強くならなくては』
『依存的な気持ちをもつから振り回されるんだ。自立しよう』
『つらいと思ってもしかたがない、前向きにならなくては』
といったようにネガティブな感情が土台になって、強くなろうと自立していくケースがあります。
この自立のもとになったネガティブな感情が癒されていないときに、人に頼れず一人で頑張りすぎてしまって燃え尽きたり、パートナーに上手く甘えられず当たってしまったり、人の甘さに厳しく接しがちになり対人関係がこじれる、といった“問題”というものがでてきやすくなります。
次回は、この自立が引き起こす問題をケーススターディーを使って説明していきます。問題を回避するために、また解消するために研究をしていきましょう。
>>>『自立のマインド研究会(2)〜怒りを作る隠れた思い〜』へ続く
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