カウンセラーからのご挨拶
話しを聴く事は、共に生きる事でもある、と感じます。困難を抱えて生きようとする姿から、逆に力をもらう事があります。
私は学生時代、自分を知りたくて、心理学に関心を持ち、カウンセラーになりたくて勉強しましたが、責任が大きすぎると、諦めてしまいました。
望まない進路を選び、目的を失い、しばらく厭世的な気持ちになりました。その後、立ち直って結婚をしましたが、DVの被害にもあいました。
人生で色々な事を経験するにつれて、今度はそれを役立て、自分が人の役に立てないかと思うようになり、結局カウンセリングの仕事をする事になりました。
色々経験しても、それだけでクライアントさんの事がわかる訳ではありません。わかろうとする事はできるけれど、クライアントさんから教わる事の方が多いです。
クライアントさんと共に生きる事ができてよかった、といつも思っています。かと言って、聴くだけにならないように、気をつけています。
もしもご縁を感じて頂けましたら、お話しください。
私がお世話になった方から「相談を聴く事は、水いっぱいの洗面器が頭の上に置かれた状態で、その水をこぼさないように歩くのを手伝うようなもの」と聞いた事があります。
一般的に、あまりに苦しい時には、いろいろな事が重なり、長い時間をかけて、心の中にたまりにたまっています。そこで、一人でがんばっても、抜け出せなくなったりします。
まずはその苦しい気持ちを受けとめたいです。こんな悩みでは、とか、うまく話せないから、と思う必要は全くありません。
そして、頭の上の洗面器の水をこぼさないよう、一緒に歩くお手伝いをします。
分析や教示的な言葉はほとんど使わず、何気に聴かせて頂きながらサポートするのが得意で、必要に応じてアドバイスもします。
そうしていくうちに、洗面器がなくなったように、少しでも楽になったと思えるクライアントさんは、見事な姿を見せてくれる事があります。それには私が驚かされる程で、もちろんそれはクライアントさんの力です。
それでも、生きていけば誰でも、いろいろなでき事にぶつかる事もあります。それぞれ背負っている物事も違います。そんな時、頼ればまた回復できる、という感覚を持って頂ければ、と思います。
・コーヒーとカレー(一応こだわります)
・音楽(好きなジャンルは広いけれど、特にジャズが好きです)
・映画(いろいろ見るけれど、ちょっとひねったコメディーが好きです)