自信がなく、自分をちっぽけに扱っていると不平不満が多くなる

不平不満は、欲求を自分以外の人に満たしてもらおうとすると心理から発生する

不平不満は、聞いていても嫌な感じがしますし、自分自身が言っていても気分が良いものではありません。
欲求が叶えてもらえないというのが、不平不満の元なのですが、そこには欲求を叶えるのは自分以外の人であるという思いがあります。
自分以外の人が欲求を叶えるべきだと言う思いは、「私にはそんな力はない」という自信のなさや、自分をちっぽけに扱っていることから発生します。

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今回、担当させていただく大門昌代です。どうぞ、よろしくお願いします。

不平不満というのは、できれば聞きたくないですし、言いたくないものです。
ですが、そのつもりはなくても、ついつい不平不満を口にしてしまっていたりすることってあるかもしれません。
また、身近な人が不平不満が多いタイプの人で、聞いていてしんどくなってしまうということもあるかもしれませんね。
そこで今日は、不平不満を言ってしまう人の心理について書いてみようと思います。

不平不満というのは、意識的にはどうであれ、自信がないときや、自分のことをちっぽけに扱っているときに出てきます。
そして多くの場合、表面上はわかりづらかったとしても、そこには「怒り」があります。

欲求とうのは、人間誰もが持っているものですが、その欲求が叶わない状態があり、自分が抱えている欲求を叶えるのは、自分以外の誰かであるという主張が不平不満の正体です。
ですから、その欲求が叶わない状態に対して怒っているということにもなります。

欲求を持つこと自体は、ごく当たり前のことですので、何の問題もないのですが、その欲求というのは自分の欲求ですから、基本的には大人である私たちは自分で叶えるものです。
お腹がすいたら自分で食事をとり、どこどこに旅行に行きたいと思えば、自分で旅行の計画を立て旅行に行く。
一人で旅行に行くのが寂しいので、誰か一緒に行ってほしいという欲求があれば、誰かに依頼する。
ただし、依頼されたからと言って、依頼された人が必ずしも一緒に旅行に行く必要はないわけで、誘われた旅行に行くのかどうかは、誘われた人に選択権があります。

不平不満が出てきてしまう人の場合、そもそも旅行に行きたいという欲求も自分以外の誰かが叶えるものであると思っていることもありますし、誘ったら旅行に一緒に行ってくれるのが当然だと思っていたりもします。
どの程度、自分以外の人への欲求が多いかによって、不平不満の程度が違ってくる感じですね。

そのことと、自信がないことや自分のことをちっぽけに扱っていることが、どのように関係しているかというと、こうなります。

「私にはやりたいことがある。でも自分にはそれを叶える力がない。なぜなら自分はちっぽけで、一人ではどうすることもできないから」
「こんなちっぽけな私は、自分一人ではどうしようもないのだから、頼りがいがあるあなたが私の面倒をみて、私の欲求を叶えるべきである」
というような感じになります。

不平不満を言っている態度が、どんなに偉そうであっても、そこには自信のなさを隠し、自分をちっぽけな存在として扱っているのです。

四六時中、不平不満を言っているようなタイプの人は、相当自信がなく、相当自分のことをちっぽけな存在だと思っているので、自分以外の人へ欲求を叶えてもらおうとばかりしているということになります。
その態度はまるで、欲求という荷物を、自分以外の人に持たせようとしているようなものですので、荷物を持たされてばかりの人はうんざりしますし、「自分でなんとかしろよ!」と言いたくなってしまいます。
その結果、不平不満ばかりの人のそばに居るのが嫌になり、離れて行ってしまいます。

例えば恋愛において不平不満ばかりが出てきてしまうと、パートナーは最初のうちは、相手をしてくれるかもしれませんが、だんだんと重いと感じるようになって、離れてしまうということが起こったりしますが、その「重い」というのは、欲求という荷物のことなのです。

不平不満ばかりが出てきてしまうということは、自信をなくしてしまうような何かがあったのでしょうし、自分をちっぽけに扱ってしまうような何かがあったということなのですが、なくしてしまった自信を取り戻していくために、何かにチャレンジしていったり、自分をちっぽけな存在として扱わなくても良いように、誰かの役に立つような行動をしていくことで、自信をとりもどし、自分を大切に扱えるようになりますので、不平不満も減ってくるようになります。

また、不平不満というのは、「私の面倒をみるのはあなたですよ!」と思っている人に対して出てくるものですから、不平不満の対象者よりも、自分の方が立場が弱いかわいそうな立場だと思っているとも言えます。
その立場を証明し続けるために、意識的ではないにしろ、苦しい状況や、自分の欲求が叶えられないような状態を維持し続けているなんてこともあります。

不平不満を減らしていくには、「今できること」に焦点を合わせると抜け出しやすくなります。
欲求は誰にでもあるのですが、その欲求を叶えるために、「今自分にできることはなんだろう?」と今に焦点を合わせてみる。
そして、今できることにチャレンジしてみることで、不平不満をかなり減らしていけます。

最後に、身近な人が不平不満ばかり言っていて、重いと感じているのであれば、その人の欲求を叶えるのはあなたの責任ではないときちんと切り分けてかんがえるようにしましょう。
そして、嫌なことにはきちんと「NO」を伝えるようにし、それでもその人の欲求を押し付けられそうであれば、その人と距離をとる方がいいのかもしれません。

簡単ですけれど、参考になりましたら幸いです。
ありがとうございました。

(完)

この記事を書いたカウンセラー

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恋愛や結婚、浮気や離婚など男女関係、対人関係やビジネス関係、家族関係や子育て、子供の反抗期、子離れ、親離れ問題など幅広いジャンルを得意とし、お客様からの支持が厚い。 女性ならではの視点と優しさ、母としての厳しさと懐の深さのあるカウンセリングが好評である。PHP研究所より3冊出版。