出来るのに腰が引けている部下 〜自立と依存の関係性に変化を与えてチームの効率を上げる〜

ビジネスなどの現場でチームをまとめようとするとメンバーにはいろいろな個性を持った方が居るのに気づけたりします。
能力が高い人も居ればそうでない方も居たり。
中には能力はあるのにそれが発揮出来ない人、能力はあるのにどこか腰が引けてる、そんな感じの方も少なくありません。
以前よりそういう方は増えているかもしれません。

チームのまとめ役としては能力がある人には能力を発揮してもらうに越したことはありません。
チーム全体の成果も上がりますし、士気も上がることが多いですから。
しかし、これがなかなか簡単にはいかないことが多いのも事実です。
そこで今回はなぜそういった事が起こるか、起こりやすいか、心理的にどういう状況であるかを見ていきたいと思います。

本当は能力があるのに発揮できない人、そんな人は自分に自信が無い方が少なくありません。
“自信の無さ”というのは、自身がある程度大きく成長してからの失敗からくるものもありますが、幼少期にどう両親から接してもらえたかという事もとて大きな影響を及ぼしたりします。

幼い頃に両親から“愛されている”と実感することが少なかったり、“信頼されている”と感じる経験が少ないと自己価値や自信が育ちにくい環境になってしまいがちです。
(同じ環境でもその人の個性も関係してくるので個人差はあります)

この幼少期の頃に形成されることも多い“自身の無さ”なのですが、この幼少期の“自信の無さ”が職場で出てきやすいこともあるのです。
その結果、能力はあるのにどこか腰が引けてる、そんな方も・・・。

職場での上司と部下の関係というのは「自立」と「依存」の関係になりやすいものです。
「自立」とは職場においては上司であり、与える人、指示を出す側の人です。
親子関係においては親であり、愛を与える側の人という立ち位置になります。
 
「依存」は職場においては部下であり、受け取る人、指示を受ける側の人です。
親子関係においては子供であり、愛される側の人という位置になります。

つまり、職場での“上司と部下”という関係は“親と子”の関係に近いものであり、その結果、その人の親子関係の時に出るパターンがとても出やすい状況ということなんです。

幼い頃、あまり愛されるという実感が無く、自分が認められる、尊重されるという経験が少ない結果、“自信が無い”という自分が形成され、その”自信の無い自分”が職場で出やすくなってしまう。
その結果本当は能力はあるのに“自身の無さ”がムクムクと顔を出し,仕事に対して逃げ腰になってしまうことも多いんです。

部下は上司の事を何処か親として、自分に与えてくれる人として見ているんです、心理学ではこれを”投影”と言います。

だとすると、この上司の事をどこか親として見ているそんな状況に変化を与えると二人の関係性が変わり、親に対して出やすい“自信の無さ”というパターンが出にくくなったりもします。

じゃあ、それにはどうしたらいいのかと言うと、その方の親御さんがしなかったこと、出来なかった事をしてあげるということだったりします。
職場ではその人の価値や可能性を見る事だったりします。
もっと具体的に言うと、その人が他の方より優れている、得意な面を教えてあげるという事です。
仕事の面では難しいこともあるかと思います、そういう時は仕事以外の面でその方の優れている所を見つけて伝えるということも良いでしょう。
さらに、上司の方が自分より優れているところ、個性や能力等を部下の中に見つけて伝えるというのはとてもおすすめです。
上司を含める他人から認められるということは”対等”な人間関係を築く手助けになります。
この人としての”対等さ“が構築されてくると自信にもつながりますし、親子関係の「自立」と「依存」とは違った関係性を構築、感じる事が出来てきます。
すると、その時に出やすいパターン(ここでは”自信の無さ”というパターン)が出にくくなり、やる気つながることも多いんです。

”両者の関係性に変化を与えてみるとその関係性において出やすいパターンも変わっていく”

それはチームの成長とも言えるかもしれません。
よかったら参考にしてみてくださいね。

最後までお読み頂いてありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

福野てるすけ

恋愛、夫婦問題(不倫、浮気、セックスレス、離婚)、人間関係の問題を扱うのを得意とする。 どんな事でも受け入れてもらえる、話して楽になった、理論的な視点がわかりやすいと定評である。 自信の経験をもとに、過去の傷を癒し、本来の自分、魅力を取り戻すカウンセリングを軸としている。