感情がわからなくなってしまいました。

小さい頃から苦しい思いをされてこられたようですね。

> でも、両親には心配かけまいと嫌でも、登校拒否もせず学校に行ってました。
> そうしているうちにいつの間にか、自分が２人いるみたいで
> それが当たり前のようになってしまってもう私自身何をどう思っているか
> わからなくなってしまいました。

それくらい辛い思いをたくさんされてきたんですね。
いじめられていて本当に苦しくて、でも、ご両親に迷惑をかけたくないから学校にいかなければ・・・と思いつづけていたとしたら、ほとんどの人たちは「苦しい自分」を無意識的に自分から切り離してしまうんじゃないかな。

俗に感情を切る、という奴です。
ちょうど心と理性を繋いでいるコードを切ってしまったように。
感情を切るといじめられても苦しみや痛みを感じなくなりますから、学校に行くこともいわば平気になるでしょう。
でも、心を切り離してしまった分だけ、SATOMIさんがおっしゃるように怒りや喜びも感じられなくなってしまいます。

そうすると心の中に溝が出来たように「理性的な自分（いじめも平気っぽい）」と「感情的な自分（いじめが苦しい）」と２人の自分がいるように感じられてしまうのかもしれません。

でも、その背景にはご両親への愛情があったんですね。
ここはこれからとても大切なポイントになると思います。
とてもご両親のことを愛していらっしゃること、頭の隅においておきましょうね。

> 友達ができても相手の心の中に入ることもできず、自分の感情がわからなくて
> 思っていることも伝えることが出来なくなってしまいました。
> 信用もできずまた、信用もされずどうしてよいのかわからないです。

それは本当にしんどいですね。
心で感じることのすべてが認識できなくなってしまっているような感じでしょうか。

もし今そんな風に切り離され、まるで心の押入れに閉じ込められてしまったような自分がいると思ってみてください。
その女の子はどんな顔をしてそこにいるんでしょうね。

そんな切り離してしまった私と今の私を「統合」していくことができます。
切れてしまったコードを繋ぎなおすように、感情を感じられる自分になっていくことができます。
それはちょうどその２人の自分が手を取り合って笑っているような感じでしょうか。
２人の間の溝に橋がかけられているようなイメージでしょうか。

ご両親のために（ある意味）引き裂かれた自分を取り戻していきましょう。

まずは、自分の気持ちに注目してみましょう。
どんな感情でも構いません。
できれば、自然のあるところがやりやすいようです。
そこで、少し心を落ち着けて、心に話し掛けてみましょう。
そして、感じられるもののすべてをただ認識して見てください。

上の押入れに閉じ込められてしまったような女の子を思い出してもらってもいいですよ。
これは僕がセラピーでよく使う手法の一つです。
その女の子に笑顔を取り戻してあげるように、仲良くなってみようと思ってみてください。

苦しい時代が続くほど、歓びを感じられたときはものすごくハッピーな気分になることができます。
SATOMIさんにもそんな時が訪れますよう、僕も応援しています。

ありがとうございました。