ベストを尽くす~完璧はないことを受け入れる~

「完璧なんてない」と言うことを、どれぐらい受け入れることができるでしょうか?
ビジネスをしていく上で、常に完璧を目指していると言う人は、たくさんいらっしゃいます。
もちろん、それは素晴らしいことだと思います。完璧な商品や提案をお客様に提供する。
完璧な作品を作り上げる。
完璧なサービスをご提供する。それが出来たとき、とてもお客様は喜ばれるでしょう。
でも、今自分がやっていることが完璧なのだとしたら、それ以上の成長は見込めません。
いくら完璧な商品や提案、サービスをお客様に提供しても、悲しいですが、人間というのは飽きる生き物です。
ですので、その時完璧であると思ったものも、いつの間にかそうではなくなっていることがあるのです。

ですので、「完璧なんてない」と言うことを、受け入れる必要があるのです。

例えば、あなたが映画俳優だったとして、完璧な演技をすることができ、完璧な作品を作り上げることができたと思ったとしましょう。
そうすると、後はそれと同じことをやり続けて、飽きられてしまうか、「もうやることはない」と、その後一切の作品に出なくなってしまうかもしれません。

例えば、あなたが料理人で、完璧な料理を作ることに成功したと思ったとしましょう。
ところが、味覚というのは、人それぞれですから、100人中100人が大絶賛ということには、なりません。
そうすると、自分が作った料理の味を理解しない人を、「味がわからない人」として攻撃してしまうかもしれませんし、100人全員を納得させることができなかった、自分を責めてしまい、おいしい料理を作ることを諦めてしまうかもしれません。

でも、「完璧なんてない」と言うことを受け入れることができると、「完璧にこだわる」のではなく「ベストを尽くす」ことができるようになります。
「ベストを尽くす」と言うのは、完璧であると言うこととは違います。

今の自分の力を全部発揮するということですので、出来ない事もあるでしょう。
その出来ない部分を認めることができれば、それをどうやって出来るようになるかに挑戦することができます。
人間ですから、ベストを尽くしていても、ミスを犯すこともあるでしょう。

そのミスも、ベストを尽くしていても犯してしまうものであると、受け入れることはとても勇気が必要です。
自分は、人間であり、完璧ではないということを、受け入れることですからね。

完璧にこだわり、完璧を目指していると、ほんの少しのミスが受け入れられなくなるのです。
ミスをするということは、即刻完璧ではないということになってしまうからです。

完璧を目指すというのは、ある意味、自分の人間らしい部分を否定してしまうことかもしれません。
でも、ベストを尽くすというのは、自分は人間であり、ミスは犯すけれど、いくらでも成長していくことができるということなのです。

ベストを尽くすというのは、今の自分が基準ですから、自分に甘くなってしまうこともあるかもしれません。
ですが、ベストを尽くしているかどうかは、自分にしかわからないことでもあります。
自分に甘くなるのではなく、全力で取り組むことは、完璧を目指すよりも、もしかしたら難しいことなのかもしれません。

でも、ベストを尽くすことによって、私達は一生涯、成長し続けることができます。
「完璧なんてない」ことを受け入れ、「ベストを尽くす」ことで、仕事で燃え尽きてしまったり、疲れ果ててしまうことなく、仕事に喜びや、やりがいを見つけていくことができます。

もし、「もうこれ以上何もできることはない」と感じるのであれば、完璧さではなく、ベストを尽くすと言うことに目を向けてみて下さいね。

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この記事を書いたカウンセラー

About Author

大門 昌代

恋愛や結婚、浮気や離婚など男女関係、対人関係やビジネス関係、家族関係や子育て、子供の反抗期、子離れ、親離れ問題など幅広いジャンルを得意とし、お客様からの支持が厚い。 女性ならではの視点と優しさ、母としての厳しさと懐の深さのあるカウンセリングが好評である。PHP研究所より2冊出版。