仕事が嫌だと思うとき、認めたくない本当に嫌なものとは?

みなさん、こんにちは!
心理カウンセラーの大西三千男です。

「仕事が嫌で仕方がないんです。職場に行っても辛いだけだし、もうこんな仕事は辞めた方がいいんでしょうか?」
こんな相談を受けることがあります。

お話を伺っていると、新しい仕事を見つけて働く。
最初のうちはいいんだけれど、やがて仕事が嫌になって、職場に行くのが辛くなってくる。
そして仕事を辞めてしまう。
こういうパターンに陥っているようなのです。

どうしてこういうパターンになっているのか?
ここを理解しないと何度仕事を変わってみても同じ結果になってしまいます。

■職場で感じる何が嫌なのか?

仕事が嫌です。というとき、その仕事が嫌なのではなくて、仕事をしているときに見せる自分の態度、反応の仕方が嫌なのかもしれません。
そのときに感じる感情がとても嫌なのだと思います。

わたしのサラリーマン生活の中でもそういうことがありました。
今日は、会社に行きたくない。気が重いという日が何度となくありました。
それが続くと、もう辞めたい、辞めてやる、という思いが頭をもたげてきます。

それは、仕事が嫌だからだ、と思っていますが、仕事そのものが嫌なのではなくて、仕事をしているときに感じる感情が嫌なのです。

例えば、上司、もしくは現場の古参の人に意見を押し切られる。
無理矢理何かを強要される。
自分の意見を言うことができなかったり、強要されたことを拒むことができなかった自分に情けなさを感じてしまったのです。

これは認めたくないことです。
自分に情けない部分があるということは受け入れ難いと思います。

だから仕事が嫌だと思ったり、上司が悪い、現場の古参の人が悪いと考えます。
自分に非があるのではなく、自分以外の周りに原因があると考えるのです。

この考え方では、変わる必要があるのは周囲ということになります。
上司や現場の古参の人が、自分の接し方は悪かったと思って改めてくれるのは、そうそうあることではありません。
彼らがいなくなったらいいのに、と思ったりしますが、そういうこともまずあり得ないのです。

職場を変わったり、転勤になったり、部署が変わったりということがある。
新しい職場が物分かりのいい人ばかりなら言うことはありませんが、そういう人ばかりでないことの方が多いと思います。

周囲の人が自分の期待する人ばかりになることを望むより、自分の行動の仕方、考え方を変えた方が早くもっといい結果は出そうです。

■自己否定をしない

自分の非を認めたくないという気持ちがあるものの、うまくできない自分、うまくやれない自分という現実を目の当たりにして、自分を責めるということがります。

そして、こうしないといけないという理想の自分を頭に描く。
先の例えでお話しすると、相手が誰であれ、自分の意見を言えないといけないとか、嫌なことを強要されたら断れるようにならないといけない、ということ。

しかし、言えない、断れない自分がいるわけですから、これはいまの自分を否定することにつながります。

言えなくて、断れなくて、ただでさえ傷ついている自分に、どうして言えないんだよ、言えよとか、断らなきゃダメじゃないか、情けないなあ、という思いをぶつけたら、追い詰められて余計辛さが出てくるだけだと思います。

まず、言えない自分、断れない自分。自分という人間はこういうことが苦手な人間なんだなあ、と認めても良いと思います。

これは、そのままでいいんだということではなくて、頭から否定しても、それが、はい、わかりました、心を入れ変えます、とはならないのです。
逆に、否定だけを向けられると自己嫌悪に陥り、前に進もうという気持ちになれません。

いったん、受け止めてあげる、という段階を踏まないと次のステップにはいけないのです。
そうだね、言えないんだね、断れないんだね。そういう優しさがあるんだね、と受け止めるのです。

頭ごなしに、できない自分を否定して、情けないと評価してしまうと、辛さだけが残ると思います。これでは解決に向かっていけません。

■誰かのためにやってみる

まず、自分を否定しない。
これが、仕事が嫌だ、と思った時の解決の第一歩になります。

次に、自分がやっている仕事の意義を考えてみましょう。
あなたがその仕事をすることで、助かっている人、恩恵を受けている人が必ずいます。

こういうと、自分のやっている仕事は別に誰がやっても同じことです。
誰にでもできる仕事なんです、という人が出てきます。
果たしてそうでしょうか?

それは自分がしている仕事を、自分で、つまらないもの、にしていると思います。

例えば、スーパーのレジ打ちの仕事があります。
あの人にレジ打ちしてもらいたい、と待っている人が多いにもかかわらず、その人のレジに並ぶこともあるという話を聞いたことがあります。
レジ中にかけてくれる一言が嬉しいからです。

こうなると、仕事自体は誰でもできますが、そのやり方は人それぞれに自分の色を出すことができる。
色を出して初めて、あなただけにしかできない仕事になるのですね。

そういう努力もせずに、誰がやっても同じことですから、とは言わない方がいい。
それでは、自分が仕事を面白くないものにしているとしか思えない。

あなたがすることで、助かっている人、恩恵を受けてる人。その人のために、自分の意見をいう。
やりたくないことを断る。自分のためだけにそうしようと思うより、誰かのためにと思うと少し勇気が湧いたりしませんか?

あなたは一人ではありません。
周囲にはいろんな人がいます。
あなたのおかげで喜んでいる人がいるということを意識しながらやってみると、もう一歩出してみようという気持ちが湧いてくるかもしれません。

お読みいただきありがとうございます。
みなさまのしあわせをお祈りしています。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

大西 三千男

職場や家族間の対人関係、パートナーシップ、自己肯定感の実現を得意としている。欠点としか思えなかったことを長所に変えるものの見方の提案と、楽になるためにの考え方の提案を行う。気づきを得てもらうことで「腑に落ちました」「そう思っていいんですね」「安心しました」と好評である。