「重い人」「重い話し」の「重い」てなに?

重い人、重い話の正体はニーズ

誰もがもっているニーズ(欲求)ですが、その表現の仕方を間違ったり、人に押し付けてばかりいると「重い」と言われてしまうことがあります。
自信がないと、自分のニーズを自分で叶えてあげられないと感じるので、自分以外の人に押し付けてしまい「重い人」になってしまうことも少なくないのです。

***

今回、担当させていただく大門昌代です。どうぞ、よろしくお願いします。

「元カノは重かった」とか、「元カレの話は重かった」とか、「あの人は重いから疲れる」とかという言葉を聞くことがありますが、
あたりまえですが、「重い」の正体は、体重でも話の量でも、荷物の重要でもありません。

ではいったい何が「重い」のか?

ニーズです

「親からの期待が重い」なんていうのもありますが、これも親の欲求です。

親から「将来は〇〇大学に入学して、△△会社に就職するんだぞ!」なんて期待をかけられて重いと感じるのは、そうしてもらいたいのは、親の欲求で、その親の欲求を子どもに叶えてもらおうとしているから、子供が「その欲求が重い」と感じる。

恋愛で、「元カノが重かった」なんてことがあったとしたら、それは元カノが、自分自身のニーズを彼に叶えてもらおうとしていたということ。
重いと感じるのは、人それぞれだし、恋愛初期の頃だと、相手のニーズを叶えてあげることが喜びになっていたりもしますから、重いと感じなかったりもするので、時期やタイミングということも関係している。

また、何十年来の友人から相談事をもちかけられても、それは重いと感じないけれど、最近知り合ったばかりの人からの相談は重いと感じるなんてこともありますので、関係性や親密度というのも重いと感じるかどうかには、関係している。

人間だれしもニーズがありますから、ニーズ自体が悪いわけではありません。
でも、その関係性を無視したり、自分が叶えるべきニーズまで、相手に押し付けたりすると「重い」と言われてしまうこともあります。

もしあなたの周りに「重い」と感じる人がいた場合、その人のニーズはあなたには満たす責任はないのだと考えてみると、少しは重く感じなくなる可能性はあります。
それでも繰り返し、ニーズをぶつけてこられるのであれば、距離をとるしか仕方ないのかもしれませんが、「そのニーズは誰のものなのか?」と、一呼吸おいて考えてみるだけでも、ニーズの切り分けができるので、だいぶ違うのではないかと思います。

もしあなた自身が「重い」と言われてしまったのであれば、自分が叶えるべきニーズを押し付けすぎていなかったかチェックしてみるといいかもしれません。
また、あなたのニーズを叶えてもらうお願いをするほど、関係性が近かったのかどうか、親密だと感じる程度が、相手と同じであったかどうかも、チェックしてみるといいかもしれませんね。

人によって、自分以外の人との距離感というのは違います。
AさんとBさんに同じニーズをぶつけてみたとして、重いと感じるかどうかは、AさんとBさんでは違うこともありあすからね。

もし、多くの人から「重い」と言われるのであれば、あまりにも自分に自信がなく、自分のニーズすら自分で叶えることができないと、自分を過小評価しているのかもしれません。

「あの人の話はいつも重い」という場合、その話しの内容が深刻であったり、解決策が見つからないものであったりするものですが、それだけではなく、「私のつらい気持ちをわかってほしい」「なぐさめてほしい」「元気づけてほしい」などのニーズを感じている場合もあります。
深刻な話は、自分一人で抱え込まずに誰かに相談することが大切ですが、深刻な話しで、解決策がなかなか見つからない話の場合は、聞いてくれる人が、「何ともしてあげられない」と無力感をもつこともありますから、複数の人に話すことで、相手が重いと感じる度合いを減らすこともできます。

重い人にお困りならば、「そのニーズは誰のものなのか?」を明確にして、自分のものでないのであれば、そのニーズを叶えてあげるのかスルーするのかを選択するようにする。

自分自身が重い人と言われないためには、自分のニーズを誰かにぶつけすぎないことや、相手との関係性を客観的にみてみることや、ニーズの伝え方を工夫してみる。
また、自信をつけていくことで、自分で自分のニーズを叶えていくことも大切ですね。

簡単ですけれど、参考になりましたら幸いです。
ありがとうございました。

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や結婚、浮気や離婚など男女関係、対人関係やビジネス関係、家族関係や子育て、子供の反抗期、子離れ、親離れ問題など幅広いジャンルを得意とし、お客様からの支持が厚い。 女性ならではの視点と優しさ、母としての厳しさと懐の深さのあるカウンセリングが好評である。PHP研究所より2冊出版。