流れに棹さす!

こんにちは、カウンセリングサービスの山田耕治です。

今日のビジネス心理学は、自らの流れを意識しよう!そして、その流れを更に加速させて行こう!という、お話です。

流れは私たちを、楽々軽々と、思わぬ世界や想像を越えた未来に運んでくれると私自身、実感しています。

それには、誰でもない、自分の流れであることを心に意識すること、そして、行動を起こすことで、流れに棹をさして、その流れを加速させることがポイントだと思っています。

□流れに棹さす

聞いたこと、もちろんありますよね。
この棹は舟をこぐのに用いる棒のことのようです。

流れに棹さす、とは、流れに沿って舟に棹をさすように、物事が順調に運ぶことをいうようです。

なので、流れに逆らうことをいうのは誤りです。
その場合のさおは、きっと竿ですね。

自分にとっての流れ、意識できますか?

流れにのってる私?そんなの想像なんかできない!

それこそ、わざわざ竿をもってきて、流れに逆らおうとする私、流れを塞き止めている私がいたりもするかもしれませんね。

でも、想像してみてほしいのですが、流れに逆らうにしろ、塞き止めるにしろ、それはそれで、めちゃめちゃパワーのいることだと思いませんか?
それでは毎日イライラ、疲れてしまうと思うのです。

□流れにのれない私

実は、この原稿を書いているのは、非常事態宣言下の4月の末。

私の勤めている会社も完全テレワークでした。

パソコンとにらめっこ!Zoomと格闘?
なかなか馴染めませんでした。
家に籠る窮屈さも感じていました。

どこか近くのホテルのテレワークプランでも活用しようかなあ?
じたばたしている私がいました。

いつも社外に出払ってばかりいる昔の私を知っている同僚は、自宅に籠る私は刀を取られた侍のようだと。

流れにのれない私だったのです。
イライラ、不機嫌で、流れに逆らう、そこにパワーを注いでいる私がいたんです。

□誰でもない、自分の流れを意識

うーん、もう、こんなのはいやだ!これは自分の流れなんだ!

きっぱり!と事実を受け入れ、流れを逆らう私や塞き止める私を吹っ切ったんです。

どこか世の中や誰かの別の人の流れだと心で思っていたんですね。
そうすると、そこは我慢が強いられる世界になってしまいます。

これは自分にとっての流れだ!と思うと、もうそこは我慢じゃないんですね。

自分の流れ、自分に与えられたチャンス!(かも)
ステイホームはみんな同じなんどけど、私にとって大事なステイホームって感じがしてきたのです。

だとしたら、何から、どう動いたらいいんだろう?
どこから手をつけようかなあ?

そうすると、いろんなアイデアがでてきます。

我慢の世界が、一転、想像や創造の世界になるんです。

机、片付けよう!
こんな雑誌、もう捨てられるな。
読んでない本、積んであったな。
Zoom、いろいろ試してみよう!

心で、自分の流れを意識することが、まず大事なポイントです。

□流れに棹をさす

早速、コンビニに行き、ビニールゴミ袋を購入、決めた当日から動き出しました。

ネットで、机のマットを新調しました。
キーボードを下に納めることができるモニター台も購入です。

決めたら、棹をさし、その流れを加速させます。
行動です。

その動きが、誰かの目に触れることで、協力者や援助者が登場することもあるでしょう。

家族が部屋のゴミ出しや荷物の受け取りを手伝ってくれたり、部屋がきれいになることに興味をもってくれたりします。

おかげで、Zoomミーティング、部屋が映っても何とか耐えられる映像にもなることができました。

やっぱ、気持ちいい!この気持ちがさらに流れを加速させます。

□他人の流れにも寛容に

在宅ワークの期間中、もちろん、子供たち3人も在宅です。

仕事の休憩で、リビングに戻ると、何と3人で、麻雀大会!
仕事中にも、遠くで、ジャラジャラと牌の音が聞こえてきます。

本当なら、それぞれに、学校、習い事、スポーツ、友達と、きっとバラバラの毎日だったはずです。
やっているのが麻雀であったとしても、通常ではあり得ない光景です。

これが彼らなりの流れなのかも知れません。

大人はテツマン、やるんだぞ!何時までやるんだ?
こちらが棹をさして、加速させちゃってます。

自分の流れを大事にすると、他人の流れも大事にできるようです。

□あなたの流れ

さて、あなたの流れはどんな流れでしょう。

きっとあなたにはあなたの流れが来ています。

そして、その流れに棹をさすとは、どんな行動のことをいうのでしょうか?

あなたの心で自身の流れを意識し、しっかりと棹をもち、その棹を巧みに活かして、流れをもっと加速しようとするあなたを登場させてあげましょう。

きっと思わぬ世界や想像を越えた世界があなたを待っています。

竿さして、逆らう私、塞き止める私がいるとしたら、山田とお話でもしてみますかね。
時は金なり。
一緒に進めていきましょう。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

1967年広島県呉市生まれ。早稲田大学法学部卒。家族は妻と小学生の息子3人。 恋愛、婚活、夫婦、家族、職場等、対人関係全般が得意。 臨月で子を亡くした喪失体験が人生に大きく影響し、18年勤めた会社を退職、心理学を学び直し2010年プロカウンセラーに。現在はサラリーマンとのWワークを推進中。