嫉妬をなんとかしたい!

相談者名
とんこ
あらゆる人に競争心があるのか、嫉妬、自分をほめて、自分が一番な気持ちがなくなりません。20歳も離れた新入社員にもですよー!どうしたら良いでしょう!
カウンセラー
三枝みき
とんこさん、こんにちは。初めまして。
今回、とんこさんのご相談を担当させていただきます、カウンセラーの三枝みきと申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

「嫉妬」ってすごく嫌な気持ちがしますよね。
私もすごく嫉妬深いところがあって、これだけ心のことを学んでいても、未だに嫌な気持ちになることがあります。

私たち人間に「自分」と「それ以外の人」がいる限り、嫉妬や競争の苦しさは完全には無くならないものなのかもしれないのかもしれませんね。
それでも、「嫉妬」というものがどうして起こるのかを知り、自分自身の心を知り、ハマったときの抜け出し方を覚えてしまえば、その嫌な気持ちを無くしたり、嫉妬の気持ちをいい方向に利用していくことも可能です。

それでは、どうやって「嫉妬」を無くしたり、いい方向に利用していけるのでしょうか?

それは「嫉妬してしまう自分を認めて、許すこと」と、「じぶんの欲求を満たしてあげる」ことです。

「そうだよね、嫉妬しちゃうよね。自分が一番って思いたいよね」
「○○さんばっかり褒められて、自分が褒めてもらえないのは嫌だよね」

まずはそんな風にご自身にたくさん、優しく声掛けしてあげて欲しいんです。
それだけでもかなり楽になるはずです。

次に「欲求を満たす」ことについてお話しさせて下さいね。

とんこさんのご相談の文章に書かれている「20歳も離れた新入社員」に嫉妬してしまうというところ。
たとえば、会社で上司や同僚がその新入社員さんを褒めているのを聴いて、とんこさんはすごく嫌な気持ちになってしまわれたのだろうなと思います。

そういうとき、
「○○さんだけでなく、私のことも褒めて欲しい」
「○○さんよりも私の方が頑張ってるのに」
「○○さんばっかりずるい」
などの気持ちが湧いてくるのは、ごく普通のことだと私は思います。
何故なら私たち人間には「承認欲求」というものがあるからです。

「褒めてもらいたい」
「認めてもらいたい」
「必要としてもらいたい」
「愛してもらいたい」
「尊重してもらいたい」
ーーこれらはいずれも、人としてあってあたりまえの「欲求(ニーズ)」です。
欲求(ニーズ)は満たされないと苦しいものです。
そして、自分の欲求がまったく満たされていないのに、すぐそばで他の人の欲求が満たされているのを見れば「どうしてあのひとばっかり」と嫉妬や怒りが湧くのは当然ですよね。

そして「欲求(ニーズ)」は満たしてあげれば無くなります。

たとえばもし、とんこさんが嫉妬で嫌な気持ちになったとき、「○○さんだけじゃなくて私も褒めて〜」と抵抗なく言えたとしたらどうでしょう?
そして、その通りに褒めてもらえたら?

とんこさんのニーズも満たされて、気持ちは多少なりと落ち着くはずです。
本当はそれだけのことなんですね。

小さい子どもは何の衒いも無く、「出来たよー。褒めてー」ということが出来ます。
ただ、私たち大人は子どものように「褒めて〜」と素直に表現することがなかなか出来ません。
大抵の人は、そんなこと言うのは恥ずかしい、みっともない、大人げない、カッコ悪い等々の気持ちが出て来るので、「言いたいけど言えない」と思っているのですね。

でも、大人だって「褒めて欲しい」って思っていいんです。
私だって未だに「褒めて欲しい」って思うことはありますよ(笑)。

なので、ここで「欲求」を満たすための方法のひとつ、私が「嫉妬」で苦しい思いをしていたとき、お世話になったカウンセラーさんから出してもらって効果のあった宿題をお教えしますので、よかったらやってみてください。

それは、「友達の何人かに『私のいいところを言って欲しい』というメールを送る」というものです。

私がそれをしたとき、殆どの友達がすぐ心のこもったあったかいメールを返してくれて、そこにはたくさんの私を褒める言葉や感謝を伝える言葉が並んでいて、思いもよらない内容に泣きながら読んだこと、今でも時々思い出します(笑)。

またあるときは、別の友人から「自分は今すごく辛い気持ちを感じているから、私のいいところを書いて返信して欲しい」というLINEをもらって、私が返信したこともあります。
たくさん書いて送ったらとっても喜んでくれて、私もとっても嬉しかった思い出があります。

ですから、これを読んだらすぐ、ご友人やご家族などにお願いしてメールでLINEでもいいので「褒めてもらう」とか「いいところを書いてもらう」ことをしてみていただきたいんですね。
きっと心が楽になって、あったかい気持ちになれることと思います。
可能であれば、それらの内容をしっかり保存して、嫉妬で苦しくなった時には何度も読み返してみてくださいね。

そして最後になりますが、

> あらゆる人に競争心があるのか、嫉妬、自分をほめて、自分が一番な気持ちがなくなりません

たとえば学校や職場、あるいは友達の数人のグループの中などで
「目立ちたい」
「人気者になりたい」
「特別に扱われたい」
「自分が一番優れた存在でありたい」
「誰かに負けるのが我慢できない」
などの感情を感じることって、大なり小なり誰の中でもあると思います。

これらの気持ちのおおもとは、じつは子どもの頃に私たちが経験した、兄弟間での「両親の愛情の奪い合い」から来ています。
(もしもとんこさんがひとりっ子さんだったとしても、幼稚園や保育園、学校などでの先生の「関心」を密かに競い合っていた、などの経験はおありではないかと思います)

子どもがまだ小さいころ、両親は子どもの世話だけでなく仕事や夫婦の問題、対人関係や経済問題など、それぞれに自分たちの問題を抱えています。
また、親も神様ではなく人間である以上、物理的、能力的に限界があり、出来ないことや不十分なことがありますよね。

私自身が子どもの頃を思い出してみても、また私の娘たちが幼かったころの自分を思い出してみても、小さな子どもが親の愛や関心を得ることに100%の満足を感じられることはあまりないのではないかと思うのです。

ちいさな弟妹がいて親にあまり構ってもらえなかった、出来のいい兄弟や病気や病弱な兄弟がいて親に甘えられなかった、親が忙し過ぎた、など理由は様々あると思いますが、「嫉妬」というのは親の関心や興味を引くために他の兄弟よりも目立ちたい、勝ちたい、という気持ちが強くなり過ぎてしまったなど、兄弟間の競争が原因であることが多いようなのですね。

でも、子どもの位置からは見えませんが、親は親なりにどの子も自分たちの最善を尽くして愛しているし、出来るだけのことをしたいと思ってはいるんです。
差別をしたいとも思っていませんし、出来れば同じように愛してあげたいと思っているんですよ。

私自身、この兄弟間の競争に起因する嫉妬には、ずっと苦しめられてきました。
でも、自分が親になってその立場から見てみれば、競争することに意味がないこともわかるようになってきました。

なぜって、当り前と言えば当たり前ですが、人はみな違っていて、私の娘たちもそれぞれ全く違ったユニークな存在です。
姉妹だから似ているところも無いわけじゃありませんけど、性格も好みも全く違う娘たちですから、長女だから愛しているし、次女だから愛しているんですね。

とんこさんの周りの人も、とんこさんがとんこさんだから好きになるし、とんこさんにしかできないことがあり、その個性や才能が発揮されることで周りの人にも恩恵がもたらされます。
虹が7色だから美しいように、たくさんのユニークな個性が多彩な色を見せるからこそ、人は面白いし、世界は美しく、楽しくなるーー、私はそう思うんです。

ですから私はとんこさんに、これからはご自身の魅力や才能、個性を見つめ直し、再評価していって欲しいなと思っています。
自分の魅力や才能を自分自身がちゃんと承認できれば、周りがどうあろうとあまり気にならなくなってきますからね。

もちろん、はいそうですか、と言ってすぐできるようなら、誰だってここまで悩まないと思います。
自分の個性や魅力を認めようとし始めるとすぐに、「でもあの人は○○だし」「どうせ私は△△できないし」などなど、自分をイジメ、傷つけるような思いが沢山浮かんできたりするはずです。
でもその都度、「あ、また比べちゃった」「そうじゃなかった。私は私」そんな風に軌道修正するクセを付けることから、まずは始めてみて下さい。

クセは必ず矯正することが出来ます。
そのときに強力な味方になってくれるのが、「もうこんなつらいのは嫌なんだ!」という強い想いです。

とんこさんがご相談のタイトルに書いて下さった「嫉妬をなんとかしたい!」という短い文章に、私はその強い想いがあるのを感じました。
それをもって「私は絶対に変わるんだ」と腹を決めることが出来さえすれば、絶対に大丈夫。
とんこさんも嫉妬や比較や競争から自由になり、心のままに生き生きと生きていくことが出来るようになると私は信じています。

でも、やってみてもどうしてもうまく行かないときは、初回無料の電話カウンセリングもございます。
今回は書き切れませんでしたが、嫉妬を利用して自分や周りの人の才能を見つけたり、人を喜ばせたりすることも出来たりします。
そういったことにもご興味がおありでしたら、ぜひお声をかけて下さいね。

長くなりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この回答が少しでもお役に立てれば、私は心から嬉しいです。
とんこさんのこれからを、心から応援していますね。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

三枝 みき

家族や親子の問題、子育て、友人との関係など対人関係の問題や、罪悪感、自己否定など心や性格についての問題を得意とする。 長女の自傷と強迫性障害がきっかけでカウンセラーとなる。特に母子関係については、自身が母との問題、娘との問題の両方を経験しており、ライフワークとして取り組んでいる。