夫婦円満の秘訣を読んでもピンとこないあなたへ~「あきらめ」の正体を知り越えていく~

夫婦円満の秘訣を実行できない「あきらめ」の正体を知り越えていく

夫婦円満の秘訣を読んでも実行できない時には「あきらめ」があります。その正体は過去に囚われていることであり、過去の整理と理解と誤解を解くことが、あきらめを越えていくカギです。「わからない」時は意欲がある証拠。そんな自分を信じてみましょう。

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夫婦円満の秘訣ついて、本やネットの記事を読んだ時、なんだか腑に落ちない、しっくりこない、綺麗事のように感じてしまう。

そんな風に感じたとしたら、それはなぜなのでしょう。

◇夫婦円満に大切な4つ

私はカウンセリングの中で、夫婦の関係性がよくなるための大切な4つを提案させていいただきます。

「会話」
「ふれあい(スキンシップ)」
「感謝」
「思いやり」

ある意味当たり前のこの話ですが、結婚生活が長いと持ち続けることが大変です。

何かしら問題を抱えている夫婦ならなおのこと。

やれるものならやっているわけです。

できないから悩んでいるのですね。

それではなぜ行動に移せないのでしょう。

この4つを行動に移そうとしたり、考えたりした時に、嫌な気持ちになるのを感じたくなくて、それを止めてしまうのですね。

夫(妻)が嫌だから、ではないのです。

相手のことが嫌だからやりたくないんじゃないのが大切なポイント。

もしそうだとしたら、あなたの心の中にある嫌な気持ちの正体がわかるだけでも、楽になります。

多くの場合、相手が嫌だから、と感じていますが、原因があなたにあるのであれば、相手を責めなくてよくなります。

実は、これはとても心を軽くします。

そして、嫌な気持ちを自分次第で変えることができることになります。

この嫌な気持ちは「怒り」が主な感情なのですが、怒りすら感じない方も多い。

これって「あきらめ」なんですね。

「やっても無駄」
「どうせ変わらない」

そんな気持ちになってしまうのです。

しかし、ここで「あきらめ」てしまうのはもったいない。

やり残していること、今までやったことのないやり方があるとしたら、それにチャレンジすることで、あきらめを手放して、新しい夫婦の関係性を手に入れることもできます。

 

 ◇ブレーキとなる「あきらめ」を手放すカギは「今と過去を整理して誤解を解く」こと

こうした「あきらめ」はどうして起こるのでしょう。

その原因は多くの場合、過去にあります。

「過去、夫(妻)に何を言っても変わってくれなかった。」
「昔、こんなひどいことをされた/言われた」
「今まで、家族のためにがんばってきたけど、もう限界」

こうした過去が今も同じように続いているように感じるのです。

過去、ひどいことをしたり言ったりしたあなたのパートナーは、もしかしたら、あの時、一杯一杯だったために、その余裕のなさから、あなたを責めてしまったのかもしれません。

もし、今、それが落ち着いているとしたら、改めて近づいて会話をすることで、昔とは違う関係性が築けるかもしれません。

今までがんばってきた方にとっては、それがパートナーに伝わっていない可能性が大です。

それをパートナーに伝えていくのが良いのですが、簡単には言えません。

どんな場合でも、簡単に素直になれないほど許せない思いが整理できていないことの方が多いからです。

怒りとともに相手にぶつけてしまいそう(時には爆発します)で止めてしまうのです。

それを変える方法は「整理して理解し誤解を解く」こと。

どんな場合でも、誤解があったり、うまく伝えられてなかったり、様々な未整理の状況や感情があることが、許せない気持ちを作っています。

客観的に過去を整理して、今、必要な感情を取り戻していきましょう。

 

やり方は、ノートを用意して、そこに今までの結婚生活の出来事と、折々の気持ちを書いていくことです。

ノートに縦線を一本引きます。

左側に今までの結婚生活での主な出来事を書きます。

右側に、その時の自分の気持ち(嬉しい、悲しい)を書き、続けて

嬉しかったなどのポジティブな気持ちの時には、パートナーに感謝していることを。

悲しかったなどのネガティブな気持ちの時には、そんな出来事が起こったのは、やむ得ない事情や状況や何か理由があるとしたら?と仮説を立てます。

結婚生活を「感謝」と「やむ得ない事情・状況」で整理していくと、今まで見えてこなかったことや、感じられなかったことに気づけます。

このやり方、ウンセリングの中で実際にご相談者と一緒に紙に書いて作っていくこともありますが、かなり効果があります。

 

私たちは思った以上に、自分で思い込みをしています。

書き出してわかる、今まで気がつかなかったことは、二人の関係性に新しい風を吹かせてくれます。

たとえ小さな風でも、あきらめている時と比べたら、それは雲泥の差なのです。

こうした整理は自分でするのはとても難しいことです。

ですから、誰かの助けを借ります。

信頼できる人に、自分の気持ちの整理してほしいとお願いしてみましょう。

そう考えると「無理!」という抵抗が出ます。

そしたら、今の状況を変えたいのか、良くしていきたいのか自問自答してみましょう。

もしその答えが「変わりたい」「二人で仲良くやっていきたい」ならもちろんですが、「わからない」だったとしたら、やってみる価値があります。

「わからない」はあきらめている時に感じません。

あきらめているようでも、何とかしたいと思っているのです。

実際にできなくても、思いを馳せてみるだけでも違います。

それは、今の夫婦の関係をもっと良くしたい!というあなたの気持ちに気づけるチャンスでもあるのです。

思いがあれば変えていけます。

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

池尾 昌紀

名古屋を軸に東京・大阪・福岡でカウンセリング・講座講師を担当。男女関係の修復を中心に、仕事、自己価値UP等幅広いジャンルを扱う。 「親しみやすさ・安心感」と「心理分析の鋭さ・問題解決の提案力」を兼ね備えると評され、年間300件以上、10年以上で5千件超のカウンセリング実績持つ実践派。