人の輪の中から離れたくなる私を手放す(1)~どうして人から分離したくなるの?~

つい人の輪から離れたくなってしまう、会社でもコミュニティでもなかなか人と馴染めない。

そんな自分を変えたいというお話はじつは少なくないのです。豊かな世界の中では実は深く人と関わらずとも生活していける環境が整っていますから、実際には人から分離しつつ生きていくことは可能なのかもしれません。

が、そんな自分に嫌気が差したり、人と関わることを求められる状況に置かれるとコレが問題になるようです。今回はつい人から分離したくなる私をテーマに心理学講座を書き進めていきたいと思います。

本当は人と関わりたいと思うけれど、つい人の輪から離れたくなってしまう。実は昔から人と関わることに抵抗感があり、それが消えずに悩んでいる。一人悩んだ結果、勇気を出して親や親友に聞いてみても「私だってそう思うことがあるよ」「みんなそうだよ」と言われてしまい、なんだか腑に落ちない。

そんな「人から分離してしまう私」はどんな心理が理由で行動してしまうのでしょうか。実は人から分離するということは心の傷を守っているという防衛であることが多いものなのです。

本当は人と関わりたいと思うけれど、つい人の輪から離れたくなってしまう。

会社でもコミュニティでもなかなか人と馴染めない。浮いてしまっているのではないか不安になる。

実は昔から人と関わることに抵抗感があり、それが消えずに悩んでいる。

一人悩んだ結果、勇気を出して親や親友に聞いてみても「私だってそう思うことがあるよ」「みんなそうだよ」と言われてしまい、なんだか腑に落ちない。

そんな自分を変えたいというお話、実は少なくないのですね。

まぁこれはぶっちゃけた話になるかもしれませんが、現在の豊かな世界の中では、実は深く人と関わらずとも生活していける環境が整っていますから、人から離れて生きていくことは可能なのかもしれません。

が、そんな自分に嫌気がさしたり、慢性的な孤独感を感じて辛くなったり、毎日の中で人と関わることを求められる状況に置かれるとコレが問題になるようです。

 

さて、実は、あなたの身に何しらの問題意識が芽生えていたり、実際に乗り越えるべき課題が起こるとき。それは「今までの自分を変え、新たなステージを生きましょう」というメッセージがやってきていることが少なくないものです。

それは高校生までは決められたカリキュラムをこなすだけだったけれど、大学生になるとシラバスを開き、自ら学びたいものを選ぶ作業を行うことに似ているかもしれません。

自分で決め、自分で行動する。

 

そういった意識を持っていても「つい人の輪から離れたくなってしまう」「どうにも人と馴染めない」という感覚が消えない方も少なくないようです。

だから、ついできるだけ「人と関わらない生き方」を長い間選び続け、その結果、今も「人から分離したまま」生きていることもありえることかもしれません。

 

しかし私たちは、どこかで「つながり」を求めていて、人との関わりの中で「心が癒やされたり、エネルギーをもらう」ことも多いもの。

それが「ない」とまでは言いませんが、「薄い」となると、生き方をしては息苦しくなったり、エネルギー不足に陥ってやる気が出ない、充実感を感じないといった問題がうまれることもあります。

また、パートナーシップなどつながりを求める段階で、どこかこの感覚は、強い抵抗感・葛藤としてその問題が表面化したり、婚活などでは人と出会う場に足を向けることに対する強い苦手意識として出てくることもありますね。

パートナーシップを持った後であれば、パートナーや家族など極端に小さな人間関係の中で過ごすことになるがゆえに、パートナーとのトラブル、燃え尽きた関係性を持ち続ける、といった問題に発展することもあるようです。

 

本当は様々な人と関わりたい。しかし、そうすることに抵抗がある。

そんな時、心は葛藤状態になりとても苦しくなります。だからこそこの葛藤状態を避けるために更に人と関わらなくなってしまう、という方も少なくなさそうですね。

 

すると、人によっては人と関わらない「理由」を求め始めることもあるでしょう。

『人に関わって生きるだなんて依存(癒着)だ、力のない証拠だ』

『自立して一人で何もかもできることが正しい』

『人を信じたってどうせ傷つくだけ、裏切られるだけ』

いわゆる「正しさ」というものでもあり、自分の現状を正当化するアイデアがたくさん必要になることもあるでしょう。

もちろんそれが間違った生き方だと誰も言えないのでしょう。しかし、もしこのような方が『人とのつながりを求めたい』と思ったとき、この正しさはかなり厄介な存在になるとも言えるのです。

なので、更に葛藤が強まり人との関わりを諦めてしまう。そんなことも実際には起こり得ることなのかもしれません。

もちろん、その正しさがあっても「あ、気が変わったんです。もうその正しさ手放しちゃいます!人が変わったように生きちゃいます!」と行動してもいいんですが、どうにもそこに一貫性を求め、自分を変えがたく感じているのも私達のようですね。

■さて、そもそもこの「人の輪からつい離れたくなる」癖を持っている方って、長年悩まれている方が少なくないんですね。

ただ、心理的に見るとこの「人の輪から離れる」という行為(分離)は、何かしら「自分が傷つかないための防衛」であると考えることができます。

そして、そこで守っているものは多く、生々しい心の傷跡であることが少なくないのです。

また私達のエゴは怖れと分離を土台にした発想や行動をもたらします。だから、どうしても人と近づかない理由は、今のあなたにとって「ごもっとも」な理由ばかり浮かんできますし、人の輪から離れることをつい必要としてしまうのですね。

そんな心のあり方について、次回にもう少しお話したいと思います。

>>>『人の輪の中から離れたくなる私を手放す(2)~人の期待に応えることに疲れた私~』へ続く

この記事を書いたカウンセラー

About Author

浅野 寿和

年間400件以上の面談カウンセリングを行う実践派。「男女関係向上・男性心理分析」「自信・自己価値向上」に独特の強みをもち、ビジネス・ライフワーク発見なども対応。明快・明晰かつ、ユーモアと温かさを忘れない屈託のないカウンセリングは「一度利用するとクセになる」と評され、お客様の笑顔が絶えない。