借金癖のあるパートナー

借金や浪費の問題を解決する鍵は「愛」

こんにちは 平です。

ある女性から、ご主人の借金癖に関するご相談を受けました。

借金問題は夫婦にとって非常に大きな問題です。実際のところ、世の中の離婚の2大理由も“浮気”か“金”といっていいほどです。

ということで、きょうは「借金をする心理」について、お話してみたいと思います。

昔々、あなたが恋に恋をするようなお年頃だったころ、こんなことを考えたことはなかったでしょうか。

「もしも、彼と結婚できるなら、たとえ四畳半一間で風呂なし、トイレ共同の貧しい部屋でもきっと幸せに暮らしていける」

彼という、あなたの心を完ぺきに満たしてくれる人がいてくれれば、ほかのことはまったく気にならなかったのですね。

一方、借金癖があったり、自分の収入以上にお金を使ってしまうという人は、心がいつも満たされないという感覚があったり、なんらかの不満を抱えていたりすることが多いようです。

つまり、“心の足らず”を満たそうとして、ものに頼ってしまうわけです。

満たされないものとは、そのほとんどが“淋しさ”や“承認欲求”です。

それを自分の外側にあるもので満たそうとするのですが、それは一時的に心の隙間を埋めたり、痛み止めになったりという効果があるのみで、抜本的な解決にはなりません。

そして、借金問題が生ずるとき、それはほとんどの場合、パートナーに内緒で行われます。

なぜ、内緒なのかというと、パートナーへの不満の代償として使われるお金であることが圧倒的に多いからです。

が、借金であれ、浪費であれ、それはいずれパートナーにばれますよね。で、こんな構図が展開することになります。

「なんで、こんなにお金を使うのよ!」と怒る奥さまに、黙り込むご主人。

「なんとか言いなさいよ!」とさらに糾弾する奥さま、いっそう頑なに口を閉ざすご主人。

ここで、「おまえに不満があるからだ」などと言おうものなら、大惨事に発展することは目に見えています。

もとはといえば、ご主人が奥さまに向き合い、夫婦関係を抜本的に改善しようという意欲を持たなかったことが現在の状況を招いたともいえます。

コミュニケーションを怠り、その代わりの逃避の手段としての借金や浪費といえるので、自業自得といえば自業自得。

といっても、ご主人をただ責めるだけでは、二人の関係は悪化するばかり。しかも、借金問題は家庭の問題でもありますから、二人で解決しなければどうしようもないわけです。

さて、私の経験でいうと、お金を使いすぎてしまう人の心に圧倒的に欠けているのが喜びの感情です。

ここでいう喜びの感情とは、「自分はだれかにとっての喜びになっている」という“自尊感情”で、心理学では“自己重要性”とも呼ばれます。

つまり、私たちにとって、「誰かにとって、とても大切な存在になる」ことは、生きていくうえで欠かせないことであるようなのです。

借金をたくさんしたという結果から、このご主人がなにを証明しているかといえば、「自分はだれのよろこびにもなれない。どころか、迷惑な存在である」と感じているということです。

これはその人にとって、とても大きな痛みです。だから、痛み止めが必要になるのですね。

人によっては、それがお酒であったり、ギャンブルであったりと、中毒性や依存性を伴うものであることが多いようです。

借金や浪費の問題を解決するには、彼を心から愛し、必要としてくれるだれかがいることが重要です。

ただ攻撃と不満をぶつけるだけではうまくいかないのです。

では、来週の『恋愛心理学』もお楽しみに!!


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この記事を書いたカウンセラー

About Author

平 準司

神戸メンタルサービス/カウンセリングサービス代表。 恋愛、ビジネス、家族、人生で起こるありとあらゆる問題に心理学を応用し問題を解決に導く。年間60回以上のグループ・セラピーと、約4万件の個人カウンセリングを行う実践派。 100名規模のグループワークをリードできる数少ない日本人のセラピストの1人。