「なりたい自分」になるために

あなたの職場や周りに、仕事がデキる人、尊敬できる人はいますか?
憧れの人、目標にしたい人と言ってもいいかもしれません。

それは「なりたい自分像」なのですが、私たちは「あの人だからできるのであって、私には無理」と諦めてしまいがちです。
それまでの失敗や挫折から、自ら限界を設けてしまい、「それは自分にはできない」と思ってしまうのです。

確かに「今の自分」には出来ないことなのかもしれません。
しかし仕事がデキる人も尊敬する人も、最初からそうだったわけではなく、失敗や挫折を学びに変え、「なりたい自分」に近づいてきた人だと思うのです。

「なりたい自分」になるためのポイントは、まずなれるなれないの判断は横におくこと。

そもそも「なれる」と思えばそうなっているので、「なりたい自分像」とは「そうなれていない自分」がいるわけですが、それはあくまで「今」の自分であり、これから先「なりたい自分」になれる可能性はあるのです。
「私には無理」という判断は、これからの自分の可能性を閉ざし、「なりたい自分」を自ら遠ざけることになるのです。

「私には無理」と思ってしまうのは、過去の失敗や挫折からくる恐れによる人間の防衛反応なので、そう思ってしまう自分を責める必要はありません。
「私には無理」と思ってしまうのは、ある意味自然なことなので、そう思ってもいいのです。
でも、ずっとその烙印を自分に押し続けて、自分の可能性を閉ざしてしまうのはもったいないですよね。

もし「私には無理」と思ってしまったら、こう思ってみてください。

「『今の私』には無理かもしれないけど、私はこうなりたい。」

「こうなりたい」という想いを持つことは、誰にも迷惑かけません。
誰がどう思おうが、「こうなりたい」と思うのは自由なのです。
「こうなりたい」と思う自分の向上心を、大事にしてくださいね。

続いて、「なりたい自分」になるためのもう一つのポイントとしては、「こうなりたい」という自分の想いを素直に認めること。

「こうなりたい」という想いがあっても、それを素直に認められないと、どうなるのでしょう?

「こうなりたい」という想いが素直に認められない状態とは、心のどこかで「その要素が自分には絶対手に入らない」と思っている状態です。
「自分には手に入らない」と思っていると、手に入っている人を嫉妬してしまいます。
手に入らない歯がゆさから、それを否定する言動をしてしまうこともあります。
自分が好きで憧れたものを否定してしまうことで、罪悪感や自己嫌悪を感じてしまうのです。

「こうなりたい」と思う人を、自分の罪悪感や自己嫌悪の引き金にせず、希望の光とするためにも、「こうなりたい」という想いを自分が持っていることを素直に認めることが大事なのです。

この二つのポイントを踏まえた上で、「なりたい自分」に近づく方法を一つご紹介します。

それは、あなたが「こうなりたい」と思った人の言動をマネて取り入れるという方法です。

あなたがその人に感じた「これは素敵!」「ここは素晴らしい!」「これはすごい!」と思う言葉や行動をマネするのです。
マネをすることで、あなたが欲しいエッセンスを身につけるのです。

不慣れでうまくできなかったり、やったことがないこと、過去に失敗したことなどで不安や恐れが出てくるかもしれません。
「私には無理!」が何度も出てくるかもしれません。
それを越えてマネして取り入れるには、ちょっぴり勇気がいりますが、そういう時にはただただ「ああなりたいなぁ」と憧れる気持ちを感じてみてください。
憧れの力が、不安や恐れを越える勇気を与えてくれることでしょう。

言葉一つ、しぐさ一つ、考え方一つ、となりたい自分の要素を一つずつ増やすことで、「なりたい自分」に近づいていくのです。

私たちは、生まれてからまず親の背中を見て育ちます。
仕事においては「上司の背中を見て育つ」部分もあります。
「背中を見て育つ」とは、その人をよく観察し、マネることで、知識ややり方を自分のものにしていくということ。
それだけマネて得るものがあるということなのです。

あなたにとって尊敬できる人、憧れる人のマネをして「なりたい自分」を手に入れてみませんか。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

すのせ さちこ

大学卒業後、地元企業に就職し、デザイン・経理・総務・秘書・営業事務等の業務を経験。不惑にしてカウンセラーを目指すために転職。離婚も含めた人生経験をベースに、楽になる物事の受け止め方を提案する。生き方やライフワーク、メンタルヘルス、パートナーシップ全般の問題を得意とする。