人の生死について

相談者名
マリン
少し前から、人の生き死について考えています。

今日もスキーツアーのバス事故がありましたが、亡くなったのは若い人も多いとニュースで見ました。
まだまだ、やりたいことや楽しいことだって経験できたはずなのに、亡くなりました。
反面、年金生活しているような高齢の人が我がもの顔で電車に乗ったり、人をおしのけたりするのを見ると腹立たしいです。

高齢の人だけでなく年齢関係なく、人に迷惑掛けたり自分勝手にふるまっている人を見るとむかついて仕方がありません

嫌な人やバカな人が生きていることが許せません。

どうして殺人や事件や事故があるのでしょうか。
どうして生まれてきたのに、そんな死に方をしないといけないのでしょうか。

バカな人が死ねば良いのにと強く思います

カウンセラー
赤松わこ
マリンさん初めまして、ご相談ありがとうございます。
担当させて頂きます、赤松わこと申します。
どうぞよろしくお願いします。

マリンさんが今考えておられる、人の生き死については、
はるか昔からずっと、多くの人が考え続けてきた哲学的な
問題だろうと思うんですね。

毎日のようにTVや新聞で、事件や事故が報道されます。
事件や事故が起きる度に、問題点が指摘されています。
それでもなくなることなく又起きてしまう・・・
「なぜ?どうして?こんなことが起きるんだろう」と、多くの
人たちがマリンさんと同じ ように、やり切れない思いを感じて
いるのではないかなと、私は思っています。

>どうして殺人や事件や事故があるのでしょうか。
どうして生まれてきたのに、そんな死に方をしないと
いけないのでしょうか。

マリンさんのこの問いに、私は明解な答えを出せませんでした。
事件や事故は【結果】として起きること、ととらえられます。
そして多くの学者さんや有識者の人たちが、様々な視点から
【原因】を探ってみても、それぞれの事件や事故1件1件でさえ
【原因】らしきものが見つかるだけで、ハッキリと解明されない
ことも沢山あります。
【原因】が分かったとしても、それで2度と同じ事件や事故が
起こらなくなるのか?と言えば、残念なことに同様の事件や 事故
は後を絶たないのが現状です。

「世の中は不公平だ」と、感じる人もいるでしょう。
「なんて理不尽なんだ」と、腹を立てる人もいると思います。
不安を抱える人も、怖いと感じる人も沢山いるはずです。
「事件や事故など起きない世の中になったらいいのに」と、
誰もが願っていると思います。
全ての事件や事故をなくす方法が、見つかっていないからこそ、
ずっと多くの人たちが、考え続けているのでしょうね。

どうして事件や事故が起きてしまうのか?
どうして事件や事故をなくすことが出来ないのか?
運命論や輪廻転生、魂として人間をとらえれば、答えがある、
と言う考え方も世の中にはありますが・・・
この問いに現実的な答えを出すとしたら、マリンさ んに納得
してもらえるような答えは、私には見つけられませんでした。

もしかしたら世の中そのものを、根底から変える位の変化が、
必要なのかも知れないと思ったりします。

ただカウンセラーとして沢山の方と接している中で思うことは、
人は誰でも、穏やかに自分らしく生きていければ、自分を尊重し
他の人も尊重することが出来るし、自分を大切にし他の人の事も
大切にすることが出来るんですね。
理想論かも知れませんが・・・誰もがそんな風に生きられたら、
世の中はもっと違ったものになるだろうと、私は思います。

少しでもそんな世の中に近づいていけるといいなと願っています。

【死】について考えることは、「自分がどう生きるか?」と言う
こととイ コールだと言われます。
人にとって『死生観』と言うのは、自分が生きて行く上でとても
大切なことだからなんですね。
簡単に答えの出る問いではないかも知れませんが、マリンさん
ご自身の「自分は人生をどう生きたいか?」を、考えるキッカケ
になるかも知れません。
その疑問を持つ姿勢を、大事にして欲しいなと思います。
答えを見つけることは大切なことですが、疑問に思ったことを
問いかけ続けていくことも、同じ位もしかしたらそれ以上に、
大事なことだと思うからです。

私もマリンさんの問いの答えを、これからも考えてみますね。
この回答が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

家族関係・対人関係・パートナーシップ・自己肯定自己実現を得意分野とし、がん看護・認知症介護の経験から医療・福祉関係にも精通している。 深層心理への唯一のアプローチである【感覚・感情】を解放する、癒しのスペシャリスト。 「体感で楽になった」「腑に落ちる」「納得がいった」と好評をえている。