どうしたら良いのでしょうか。

ぽこさんは家族のことや友人関係、学校のことで悩んでいらっしゃるのですね。
具体的にどういう風に悩んでいらっしゃるのかは書かれていないのでわかりませんが、高校一年生とのこと、そのくらいの時期にはいろんなことでたくさん悩むものですよね。
私も覚えがありますし、私の娘たちもそんな感じでした。
そのお悩みについては、もしよかったら初回無料の電話カウンセリングででもお聞かせいただけたらと思いますが、今回はぽこさんが書いて下さっているリストカットのこと、学校の先生のことについてお答えさせていただきますね。

さて、まずはリストカットのこと。
中学3年生のころからというと、もう一年くらい続いていらっしゃるのでしょうか。

＞やったあと、スッキリしてしばらく経って後悔してしまいます。なのに、また数日するとしたくなってしてしまいます。学校の養護教諭の先生は知っていて、止めてくれるのですがどうやったらやめられるのでしょうか。やらないと涙も止まらないし辛くて仕方がなくなります。

リストカットについては、私も子供が一時期していた時にいろいろ悩んだり調べたりしてきましたので、少しはぽこさんのお役に立てるかと思います。
結論から言うとね、大丈夫、絶対にやめられますよ。
でも、そのためにはぽこさんに、ちょっとやってみてもらいたいことがあります。

それは何かというと、「切りたい」という衝動が出てきたら、いったん深呼吸をして、その気持ちをほかの方法で表現してほしい、ということです。
ほかの方法って言われてもわからないよ、って思われるかもしれませんが、たとえば紙やノートを用意して、今の思いを言葉で書き殴る、絵にして描いてみる、もしくは誰かに気持ちをただ話して、聞いてもらう、受け止めてもらう。
出来たら、切りたくなっていないときも、時間をとって安全な場所や状態で、ご自分の気持ちを書き出す、聴いてもらう、ということを定期的にやってみてもらえたら、と私は思います。

苦しい気持ちを「リストカット」という方法で表現するのをやめて、ほかの方法で表現するんですね。
たとえば芸術家は、自分の喜びや苦しみなどを作品で表現しますが、それと同じです。

難しいかもしれませんが、これはうちの子が精神科の先生に教わった方法で、効果はちゃんとありました。
最初はあまりうまくいかなかったようですが、切りたくなったらノートに思いのまま書く、人には見せないからどんなことを書いても構わないという風に心がけることで、だいぶ楽になったようです。
ですからぜひ、ぽこさんにもチャレンジしてみてほしいんです。

そういえば、人に聞いてもらうという方法は、もう試していただいていますよね。
ぽこさんにちょっと思い出してみていただきたいのですが、学校の先生に話したとき、ちょっとだけでも楽になりませんでしたか？
そのあと、とても嫌な思いをされたのは残念ですが、受け止めてもらった時の感じは悪くなかったのでは、と思います。

私自身は経験がないですが、リストカットをする時の状態って「苦しくて辛くて、もうどうにかしてほしい、助けてほしい、何とかして楽になりたい」という感じではなかったでしょうか？
でも、どうしても「助けて」って言えない理由が何かあって、切ってしまう――、言葉にすればそんな感じではなかったでしょうか？
もし間違っていたら、ごめんなさいね。
だけど私は、自分がずっとリストカットを続けている子供を見ていて、そう感じたんです。

苦しい思いを無理やり押さえつけても、それは無くなりません。
感情をマヒさせて何も感じないようになるか、抑えきれずに別の形で爆発するかのどちらかです。
前者の場合、心や身体の病気となってしまうこともありますし、ぽこさんの場合、リストカットという形で出てきてしまっているのではないでしょうか？

ですからどうか、どちらかの方法でつらさを吐き出すことを、試みてくださいね。
感情は流せば流すほど楽になりますから。
もしも、やってみてもうまくいかない場合は、改めて初回無料の電話カウンセリングなどで直接ご相談いただけたら、と思います。

それからもう一つの心配ごとについてです。

＞そして、家族の悩みを先生に話したらいろんな先生に広まっていて、嫌でした。去年それで児相に一保された事があるからです。

学校の先生方には「生徒の安全を守る」責任があります。
ですから、相談しても内容によっては、先生方でその情報を共有することもあるのかもしれませんよね。。
でも、信頼してお話したことが漏れてしまったことは嫌だったと思いますし、児童相談所に一時保護ということになったのも、とてもつらかったことと思います。
もう信用したくない、また裏切られたら、とぽこさんが不安になってしまわれるのもわかります。

ただ、児童相談所に一時保護ということになるほど、ぽこさんの置かれた状況が大変だったのだとしたら、まずはご家族のことについてお話していただきたいなと思うんです。
リストカットをしなければいけないほど辛かった、追い詰められていたのはご家族の悩みが原因なのではないですか？

私は以前、リストカットをしていた娘の気持ちを理解したくて、自分の手首をカッターナイフで切ってみたことがあります。
でもね、痛くて怖くて、ほんのちょっとしか切れませんでした。
そのとき思ったんです。
普通の状況ならきっとみんな、痛くて怖くて、こんなことできないんじゃないかって。
だからきっと、リストカットをしてしまうのは、本当に辛くて苦しくて、もうどうにもできないほどぎりぎりまで追い詰められているからなのじゃないかって。

私は、ぽこさんも辛くて苦しくて、もうどうしようもないくらいに大変な状況なのじゃないかと思います。
ですからどうか一刻も早く、自分の苦しい気持ちや、悩んでいるご家族の問題について、誰か信頼できる大人に相談してほしいんです。
相談するのをやめようとは、なさらないでください。
今、それらを一人で抱えるのは辛すぎるでしょう？

それで、もしも身近に頼れる人がいなければ、私たちカウンセラーを使ってみて欲しいんです。
電話をするのには勇気がいるかもしれませんが、私たちが全力でぽこさんをサポートさせていただきますから、どうか諦めずにチャレンジしてみてくださいね。

以上、少しでもこの回答がぽこさんのお役に立てればうれしいです。

ぽこさんはとても優しくて、素敵な女の子だと思います。
そんなぽこさんが元気になって、毎日楽しく学校生活を送っていけるよう、私も応援していますね。
本日はご相談、ありがとうございました。

三枝　みき