不妊治療からセックスレス・EDそして浮気

相談者名
eri
夫39歳、私36歳、結婚9年目子無し夫婦です。
2年前から不妊治療を始めましたが、排卵日のプレッシャーで旦那がEDになりセックスレスになりました。
それでも人工授精で子作りしていましたが、1か月前に旦那の浮気が発覚しました。
相手は会社の部下26歳です。
これがきっかけで旦那から今後の話を切り出されました。
「セックスが出来ない状態で子作りをする事に違和感を覚えていた。もともと夫婦仲はあまり良くなかったし、このまま子供が出来ないままでお互い幸せなのか。俺はいつかは子供は欲しい。男としてこのまま一生セックスが出来ない事も自信を失う。ただ、今すぐ別れるという決断は今までの年月もあり出来ない。これは前々から考えていたことで、浮気は関係ない」
との事です。

更に浮気に加え、旦那の後輩と私が昔、関係があった事が旦那に知れ、旦那を深く傷つけてしまいました。(関係があったのは旦那と付き合う前)
お互い傷つき明確な答えが出せず「とりあえず前向きに進んで、ダメならその時にまた考えよう」という結論になりました。
しかし旦那から「一番の不安要素は(私と)セックスが出来ない事。これが解消出来ないとどうなるか分からない」と言われました。

浮気発覚から一か月経ちましたが、旦那は激務のため平日に顔を合わせたり会話をする事は殆どありません。土日もどちらか仕事で一日中不在で、家にいても仕事の疲れから寝ている事が多く、ゆっくりとコミュニケーションが取れません。

そんな中、私は明るく振舞うように努め、旦那の居心地が良いように心がけています。旦那もテレビを見ながら会話をしたりと気を使ってくれているようです。
しかし深い話に関しては私から話を振るのは怖く、旦那からは何も言わないので何も進みません。
浮気相手には「妻と向き合う事にしたので、もう会えない」と伝えたと言っていましたが、旦那の様子からまだ続いていると思います。
表では明るく振舞い、心の中では毎日旦那を疑い正直疲れます。
しかし、私は浮気は許せませんがこれからも旦那と生涯を共にしたいと考えています。その反面、セックスレスや子供に関しては私一人では何も出来ず、解決の糸がありません。旦那の気持ちが全く分からず、正直離婚も考えます。
この状況をどのように乗り越えれば良いでしょうか。

カウンセラー
安田未稀
eriさんへ

はじめまして、ご相談をいただきありがとうございます。
安田未稀です。どうぞよろしくお願いいたします。

子供をなかなか授からず、eriさんもご主人もずいぶんご苦労されたこと
と思います。
eriさんは子供を授からない私自身を、ご主人は授けてあげられない僕自身
を責めていらっしゃいますよね。あまりにも辛いので、罪悪感を感じる対象
となる相手から距離を取ります。(その結果としての浮気、でもあります)
これが今のお二人の状態だと思います。

ご主人は男性として機能しない、というショックを超えてまで人工受精に
挑戦したということは、よほどeriさんのことを愛し、そしてeriさんとの
子供を望んだのだと思います。

ご主人は浮気相手とどの程度の関係があったのかわかりませんが、
他の女性とならできるのではないか?と、男性としての能力を確かめたい、
自信を取り戻したい・・・浮気がその手段だったかもしれませんね。
それは誰のためか?というとeriさんとの生活のためだったのではないで
しょうか。
子供を持つことが目的ではないセックスに、やすらぎを求めたのかもしれ
ませんね。

浮気されたeriさん自身が、とても傷ついていることは重々わかった上で、
お伝えしますが、同様に傷だらけのご主人のことも理解しようと努めてあげ
てくださいね。

ご主人の言葉の裏を想像すると、
「EDになり、セックスできない、子供が授からない僕でも一緒にいてく
れるかどうか?」をeriさんに問いかけ続けているように感じました。

ちょっと辛い想像になりますが、仮にセックスが復活しても、残念ながら
子供が授からなかった場合。それでもご主人と一緒にいたいですか?
授からなかった場合の二人の人生をどうするか描けるでしょうか?

年齢的にも焦って、待ってられない!という思いが募るのはよくわかります。
でも、今は、ご主人との生活を続けていきたいのなら、その思いはちょっと
脇に置いてあげたほうがいいと思います。

eriさんができるだけ余裕をもってご主人に接するためには、eriさん自身
の感情のケアをなさってくださいね。
子供が授からない悲しみ、不妊治療でつらかったこと、浮気された悔しさ、
ご主人への恨みつらみや申し訳ない思い・・・・
どんどんカウンセリングで吐き出してみてください。その中で、eriさん
がどうしていけばいいのか、一緒に考えていきましょうね。
ご相談をありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー