新しいタイプの男性

こんにちは 平です。

最近はすっかり一般化した草食系男子ですが、最近はさらにその上をいく男性が登場しています。

“絶食系男子”といわれる人たちです。

これはもう、女性との関係をまったく望まない男性のことをいうわけですが、私もカウンセリングなどを通じ、そうした人たちが増加していることを実感しています。

私の感覚でいうと、だいぶ女性化しているといいましょうか。まるで、男性ホルモンが減少して、女性ホルモンが増えたのではないかというようなかんじです。

実際、昨今の若い男性にはヒゲがあまり生えないという傾向があるようです。

上の世代の人であれば、もう中学生ぐらいになるとヒゲが生えてきて、私などもそのヒゲ剃りがめんどくさかったことなど思い出しますが、最近は高校生になってもまだヒゲ剃りを経験していないという男子生徒の比率もけっこう高かったりするようです。

そういえば、昔の日本にはあれだけ大量に棲息していたヤンキーとかつっぱりは、いまはほぼ絶滅危惧種となっています。

男性性の基本は“競争”のエネルギーです。

すると、当然、闘争、格闘などがつきものになってくるわけです。

感受性の強い女性が妊娠して、「なんで、最近、こんなにイライラしやすいのかしら」と思っていたら、じつはおなかの中の赤ちゃんは男の子だったということもしばしば聞きます。

それに対し、最近は世の中の男性から男性性のホルモンやエネルギーが減少しつつあるようで、受身的な男性が非常に多くなっているようです。

子育てを経験された方ならおわかりだと思うのですが、男の子というのはとにかく動き回り、走り回りますから、監視するのにもすごくエネルギーが必要です。

その点、女の子はさほど行動的ではなく、おままごとをしたり、お人形で遊んだりとおとなしく過ごします。

だから、女の子はあまり手がかからないともいわれるのですね。

そして、最近の女性化が進む男性の特徴の一つとしても、男性の特徴である行動的という部分が薄まっていることがあげられます。

家の中にこもってずっとゲームをしたり、ネットサーフィンをしていたりすることを好み、外出したり、旅行したりは嫌いだということも多いようです。

当然、女の子との出会いの場所に出かけていったり、彼女とデートに出かけたりすることも好きではないんですね。

だれかと一緒にいて気を遣うことを避けるので、必然的に自分の中に閉じこもり、自己完結することが多くなります。

だから、絶食系などと呼ばれるわけで、こうした男性たちには、女性が一般的に求める力強さや行動力はほとんど期待することができません。

しかしながら、もしも、このタイプの男性をあなたが好きになってしまったとしたら、どうしてあげればよいのでしょうか?

そのときは、まるで男性が女性を扱うかのごとくの方法で愛してあげる必要があります。勿論、このタイプの男性は、ベッドの中でもマグロです。

「そんなめんどくさい男はいやだ!」と思われる方は、もちろん、このタイプの男性はスルーしたほうがよいでしょう。

絶食系男子には、一般的にいう男性的な行動にアレルギーをもっているという人も多いようです。

そして、行動的ではないので、なかなか働かない、考えているばかりでなかなか実行に移さないという問題を抱えている人も少なくありません。

しかし、人柄についていえば、積極的ではないものの、とてもやさしく、温厚なので、人畜無害といえるでしょう。

また、素直な人が多く、けっして悪事を働くこともありません。彼氏にした場合、浮気はほぼありませんから、安全といえば、ものすごく安全な人ともいえます。

もしも、あなたが行動的なキャリアウーマンだとしたら、あなたの家庭を守ってもらうのに、これほど最適な男性はいないかもしれません。実際、そのようなカップルは、私のまわりにもとても多いのです。

 

 

では、次回の恋愛心理学もお楽しみに!!

この記事を書いたカウンセラー

About Author

神戸メンタルサービス/カウンセリングサービス代表。 恋愛、ビジネス、家族、人生で起こるありとあらゆる問題に心理学を応用し問題を解決に導く。年間60回以上のグループ・セラピーと、約4万件の個人カウンセリングを行う実践派。 100名規模のグループワークをリードできる数少ない日本人のセラピストの1人。