出会いを感じられるようになるために~心の人口比率を見つめてみよう~

出会いがないと感じる背景には、あなたの心の人口比率が影響してることが少なからずあるようです。

自分を見つめるヒントとして、ぜひ、活用してみてください。

パートナーシップで(そして仕事や家探しにも実は言えるのですが)、「好きな人がなかなかできない」「いい人が見つからない」「出会いがなかなかない」などのテーマでカウンセリングが始まることが良くあります。

そういうとき僕は意地悪をして「今日ここまで電車で来られたんですよね?じゃあ、たくさんの異性と出会いましたよね?」なんて言ってしまうのですが、出会いというのは「存在するもの」ではなく「感じるもの」なのかもしれません。

だから「出会いを作るためにコンパに行く」としても、心にその準備ができていなければすばらしい異性が参加していても、それを素直に受け取ることができません。
(疑ってしまったり、そもそも気付かなかったり)

そういう時、“心の人口比率”を見ていくとなぜ異性と知り合う機会が少ないのかが見えてくることも少なくありません。

●心の人口比率とは?

一般的には人口の男女比は半々ですよね(微妙に女性の方が多いですが)。
では、あなたの周りの比率はいかがでしょうか?

僕はかつてサラリーマンをしていたときに本部系の部署に居たので事務職の女の子がとても多かったんですね。
その頃、ざっと男女比は3:7くらいでした。

一方、学生時代は理系でしたので、女の子は1割くらいしかいなかったんです。(比率にすれば9:1ですね)

絶対的な人数は違いますけれど、もし僕が恋愛をするとしたら、どちらの環境が出会う確率が高いかは明白ですよね。

1割しか女の子がいないところで、必死に出会いを求めても競争率は高いわ、目につく女の子は少ないわで、なかなか恋愛はうまく行きそうにもありません。
だから、より確率の高い場所に出かけていく必要が出てくるんですね。
(ですから、学生時代は自然と他の学部や大学の女の子に目が向いたのかもしれません!)

そういう男女比が9:1の環境にいると、心はむさ苦しい男の世界になり、それが常識となります。慣れてしまうんですね。
そうすると、急にバイトなどで女の子ばかりの環境に行くとオドオドしてしまい、チャンスがあっても取り逃がしてしまうことも少なくないんです。

これが学生時代だけならば、しかも、サークルやバイトで女の子の比率を高められる環境にあるのならばまだ良いのですが、ずーっとこの環境に居続けてしまうと、心はまるで「世の中に女の子は10人中1人しかいない」と思い込むようになってしまうんですね。
これが心の人口比率というものです。

●あなたが見ているものは?

かつて「女子高育ち」の本を書いたとき、色んな方にインタビューさせてもらったんですね。
長い間女性ばかりの環境にいると、男の子という存在はまるで宇宙人のように感じたり、男の子に対して女の子に接するのと同じように接して誤解されてしまったり、色んな問題があることが分かりました。

ほぼ女の子が100%の世界で何年も過ごせば、心もそういう風に出来上がり、異性に目が行かなくなっても不思議はありません。

そんな中、でなかなか出会いがないと悩んでいた女性がいたんですね。
彼女は両親と妹の4人家族で男性が少ない環境で育ち、女子中高を経て共学の大学を卒業したものの女性の多い職場にいらっしゃるようで、心の男女比率は8,9割が女性という感じでした。

そんな彼女にこんな宿題を出してみたんです。
「暇な時間でいいので、駅前などの人通りが多いところでヒューマンウォッチングをしてみたらどうかな?」と。

そして、彼女はその週末に近所の人通りが多いところのカフェに入って実行してくれたんです。
ところが、しばらく経ってあることに気付きました。
なぜか通るのは女の人ばかり。
きれいな女の子はたくさんいるのに、男性はほとんどいない・・・。
仮に男の人がいるなあ、と思ってもカップルか、恋愛対象にならないおじさんか子どもばかり。

あれ?そんなはずないのにな・・・と思いながら、改めてよく意識してみたそうなんです。
そしたら、ビックリ。
急に男の人が大量に溢れ出てきて、怖くなってしまったそうなんです。
え?こんなに男の人がいたんだ・・・という感じ。

あとで面白おかしくその話を聞かせてもらったんですが、ヒューマンウォッチングを始めの頃は本当に男性が歩いてなくて、後になって急に出てきたのでしょうか?
いいえ、違いますよね。
きっと始めから一定数の男性は通り過ぎていたはずです。
でも、彼女はつい「あ、あのコーディネートは素敵だな」とか「あんなセンス、信じられない」という目で女の子を追ってしまってたんです。

でも、「あれ?おかしいな」と気付いてからは通りかかる人をきちんと意識するようになったのでしょう。
だから、急に男性が大量発生したように見えたのかもしれません。

彼女は「出会いがないって思ってた理由がよーく分かりました。見てなかったんですねー」と笑いながら教えてくれたんですが、決して彼女だけが特殊なのではありません。

特に家庭環境や学校などで、異性がいても接していなかったり、目にしていなかったら、慣れないものですから恥ずかしかったり、どうしていいのか分からなくて意識を逸らそうとしてしまうんですね。

そうすると例え出会いがあったとしても、全然気付かないんです。

一方、こんな人、あなたの周りでいませんか?
行く職場、コンパなどでことごとく異性をゲットしている人。
そういう人は心の異性比率が非常に高いのかもしれません。

●心の人口比率を変えるために

もし、あなたが出会いを増やしたかったら、いたずらにアタックするよりも、心の人口比率を変えることをお勧めしたいです。
これは、カウンセリング(心理学)でも「感じ方を変える」という表現でよくご提案するアプローチです。

こころの人口比率を変えるためには、まずは異性に慣れること、見ることが大切です。
先ほどのヒューマンウォッチングの要領で街行く異性を眺めてみるのもお勧めです。
(あんまりジーっと見つめると誤解されやすいので注意あれ!)
「どんな人がいるのかなあ?」
「どういう人が好みかなあ?」
なんて目で。

苦手だったり、コンプレックスがあったりすると、つい否定的な目で見て評価してしまいます。
「あ、あんな男、サイテー」
「ああいうセンスの人とは付き合いたくないなあ」
なんて目で見てしまうと、むしろ「男はいらない」という結論を強めやすくなりますよね。
だから、そういう人も中にはいるかもしれないけれど、さっさと目を映して、いい男はいないかなあ・・・ってやってみましょう。

また、こういうご相談の時に「異性のカウンセラーと話をしてみるといいですよ」なんて提案することがあります。
安全な場所で練習するためにね。
これはとても効果的なようです。

そうして意識的に異性を意識する場を作ってみると、今まで目にしてこなかった本質的な問題が出てくることもあります。
本来半々のはずの比率が偏ってるわけですから、偶然ではなく、何か必然的な要因がそこに隠れているのかもしれません。

例えば、父親が少しも家族を省みなくて、全然愛されてないと感じていたとしましょう。
そうするとあなたは無意識のうちに男性を避ける環境を選んできたのかもしれません。
そしたら今度はお父さんと向き合ったり、満たされなかった小さい女の子を癒していくなどして、心の状態を変えていくことができます。
その結果、お父さんへの抵抗が少なくなれば、その分、男性に対しても意識を向けやすく、心を開きやすくなるでしょう。

この考え方はあなたの仕事の選び方、友人との付き合い方などにも現れてくるものです。
「いい出会いがないなあ」と思ったとき、そのジャンルにて心の人口比率を見つめなおしてみると新しい気付きと方向性を見出せるのではないでしょうか?

この記事を書いたカウンセラー

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