自己概念の心理学~もっと良い自己概念を持ってみよう!~

“自分はこういうものだ”と自分で思っていることを自己概念といいます。

この自己概念が自分の態度や、言動などの振る舞いを作っているようです。自己概念を変えていくことで、もっと素敵な自分になっていきませんか?

●自己概念

私たちの心は、色々なマインドを持っています。

優しいマインドもあれば、冷たいマインドもあれば、子供のような無邪気なマ
インドも持っています。

つまり、私たちは色々な自分を持っているわけです。

しかし、私たちは自分は“こういう人間だ”という枠を決めたくるなる傾向が
あるようです。

私は優しい人だとか、
私は可愛いキャラクターだとか、
私は男前キャラだとかです。
(意外と女性のかたが私は男前キャラだとか思ってたりします(笑))

このように、自分は“こういう人間だ”と自分で思いこんでしまうことを、
自己概念と言います。

私たちは、自分が考えている自己概念に、見合った振る舞いをしようとするようです。

私は優しい人だという自己概念をあると、その自己概念にふさわしい、
優しい振る舞い(優しい態度)をとろうとします。

私は可愛いキャラクターだと思っていると、その自己概念にあった可愛い振る
舞いをします。

自分は男前キャラという自己概念があると、それに見合った振る舞いをします。

つまり、自分の持っている自己概念で、意識している振る舞いも、意識せずに
している振る舞いも含めて、振る舞い方が変わってくるのです。

●自己概念のポジティブな面

自己概念をポジティブに見ていくと、良い自己概念があれば、それに見合った
振る舞いをするわけですから、自分のことを、どう思えるかによって、自分の
振る舞いや、成長に幅がでてくるという面があります。

例えば、自分は意地悪な人間だという自己概念を持っているかたが、
自分には優しい面や、思いやりがある面もあると思えるようになると、
自己概念が変わるわけですから、その自己概念にあった振る舞いをしていく
ようになり、優しさや、思いやりの面が成長します。

また、私は、優しい人だという自己概念だけではなく、
優しい面もあって、可愛い面もあって、セクシーな面もあって、
でもおしとやかな面も持っていると、いろんな要素を自分に認めてあげると、
それに見合った振る舞いをするようになります。

良い自己概念を持てると、良いふうに変化できるわけですね。

●自己概念のネガティブな面

自己概念をネガティブに見ていくと、自己概念が自分に制限をかけているという
見方ができます。

例えば女性の方で、自分は男前キャラで、可愛いとか、大人の女性とか、
セクシーとかは似合わないと思ってしまっていると、それに見合った振る
舞いをします。

そして、この自己概念から、男前の私はジーンズに、Tシャツスタイルが似合
うけど、私には可愛い洋服や、セクシーなドレスなんかは似合わないと思って
しまうと、そんなかっこをすることには抵抗感がでます。

そうやって、自分の可能性に制限をかけてしまい、
可愛らしさ、女性らしさとか、大人の女性ぽさ、セクシーさなどを
自分に持つことをストップさせてしまうのです。

自分の要素、可能性、成長などに制限をしてしまうんですね。

人から見て可愛らしさ、女性らしさとか、大人の女性ぽさ、セクシーさが
似合うタイプの人でも、自己概念が“自分には、そういうのは似合わない”と
思っていると、その要素を持てなくなってしまいます。

また、ネガティブな自己概念を持つと、それに見合った振る舞いをします。

例えば、私は人から好かれないという自己概念を持つと、
それに見合った振る舞いをするので、人との距離をとったり、オープンになれ
なかったり、私は人から好かれないという目で人を見てしまったりしてしまいます。

そうすると、自己概念が現実を作ってしまうと思いませんか?

実際、現実を作ることも多いのです。

●ネガティブな自己概念の罠・・・パートナーシップ編

パートナーシップがあるということは、
パートナーは相手に価値を見ているということですよね。

『あの人、最低の人だな・・・』
『だから好き(o^^o)』というのは、まず、ありませんよね(笑)

『いいなー』と思うところがあるから、付きあうわけですね。
ということは、パートナーは相手に対して価値を見ているわけです。

例えば女性側が、パートナーに対して、仮に90点の価値を見ていたとします。

しかし、男性側の自己概念が『俺は20点の、つまらない男だ』だったとしたら、
男性は自己概念に見合った20点の振る舞いをしようとします。

すると、パートナーにとっては、このギャップの70点分が不満になります。

例えば、こんな感じの不満になるかもしれません。
「私はすごい人と思っているのに、なんで、いつも自信がなさそうにしているの!」

この不満を訳すと・・・
「私は90点の価値がある(90点に見合う振る舞いをする)男性と思って
付き合っているのに、なぜ20点の振る舞いしかしないの?」
という不満になるわけです。

ここでのテーマは、パートナーが見てくれている価値を受け取ろうとすること
なんですね。

パートナーが見ている価値を受け取って、自分は90点の価値がある男なんだ
と自己概念が変えていければ、それに見合った振る舞いをするようになってい
きますから、パートナーの不満が無くなるわけです。

●ネガティブな自己概念を手放して、ポジティブな自己概念を手に入れよう!

今日の自己概念の講座をまとめると、
“どんな自己概念を持てるかということは大切なこと”ということ!

“自分はこんな人間だ”という自己概念がネガティブな自己概念だと、
そのように自分を扱って、その自己概念に見合った振る舞いをします。

しかし、ネガティブな自己概念を手放して、
ポジティブな自己概念を持てれば、そのポジティブな自己概念にあった自分に
成長しようとしていきます。

もしかしたら、手放していく課程で、
ネガティブな自己概念をなかなか手放せなかったり、
手放し方が分からなかったりして不安になるかもしれません。

でも、大丈夫!

はじめは上手くできなくても、やり方が分からなかったとしても、
ネガティブな自己概念を手放そうと思い続けていくと、
だんだん手放せていけたり、考え方や、感じ方が変わっていきますから。

やり方も後からついてくるものです。

そうしていくと、もっと、すてきな自分に出会えることでしょう。

まずは、ネガティブな自己概念を手放して、自分のことを、もっと良く扱って
みようと思ってみるところからスタートしてみてはいかがでしょうか?

この記事を書いたカウンセラー

About Author

原 裕輝

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪・福岡の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。