自分を大切にするってどういうこと?

自分を大切にしないと、自分自身を苦しい状況に追い込んでいくことが多くなります。自分を大切にしていない時には、問題をこじらせたりしてしまいます。

自分を大切にしようとする時「自分を甘やかしているのではないか?」とか「自分はわがままではないか?」などという感覚が出てきます。

これらの疑いの元は、ほとんどの場合怖れです。そして、その怖れの元になるのは、自分を責めている気持ちです。そこには何かが枯渇していてそれを求めている気持ち(「ニーズ」と言います)があります。
自分に厳しい選択をしていても良い結果が得られる場合もあります。

自然体で自分への厳しさを選択できる場合や目標を達成するために勇気を持って決意し、これだけは絶対に嫌だという事を敢えてやる場合などです。

自分を大切にする最初の一歩は、今の自分を認めることです。どんな状態でも良い悪いの判断をせずに、今の自分の状態を認めていくことです。

自分を大切にしていない時には、問題をこじらせます。
自分を大切にしようとする時怖れとその奥にある自分を責める気持ちから「甘やかしている」とか「わがままでは?」などの感覚が出ます。そこにはニーズがあります。

自分に厳しい選択でも自然体で自分への厳しさを選択している場合やこれだけは絶対に嫌だという事を敢えてやる場合など良い結果が得られる場合もあります。
自分を大切にする最初の一歩は、今の自分を認めることです。

◎リクエストを頂きました◎
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「自分を大切にする」というのはどういうことなのでしょうか。
甘やかすと大切にするは違うとわかるようで、ホントは全然わかりません。
厳しいことだけど、自分にとって良いことだと思えることってたくさんあると思えますし、
むしろ自分に向き合って良い選択をして行くということは厳しさが必ず伴うことのように思えます。
それが私にとっての「自分を大切にする」という感覚です。
このテーマのお話を機会がありましたらお願いできませんでしょうか。

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○自分を大切にすることの意義

我々カウンセラーは、クライアントさんのご相談を受けているときに、よく「ご自分をもっと大切にしましょうね」と言ったり、「ご自分を大切になさっている選択はどの選択でしょうか?」と尋ねたりします。
問題を抱えている時や頑張っている時、人は心に余裕が持てなくなります。この状態で自分を大切にしない考え方や行動をとると、自分自身を更に苦しい状況に追い込んでいくことが多いのですね。また、自分を大切にしていない時には、人も大切にすることができなくなったり、状況を冷静に判断できなくなって、却って問題をこじらせたりしてしまいます。
こうなったらいいなぁと願っている状態にできるだけ近づく為の一つの方法が、「自分を大切にする」というやり方なのです。
自分を大切にすると、心に余裕が生まれて人に優しくできたり、冷静な判断ができるようになって、状況や人間関係が次第に良くなっていくのですね。

○自分を大切にするときに感じること

自分を大切にしようとする時に出てくるのが、「自分を甘やかしているのではないか?」とか「自分はわがままではないか?」などという感覚です。
これらの疑いの元になっているのは、無意識的である事も多いのですが、ほとんどの場合怖れです。そして、その怖れの更に元になるのは、自分を責めている気持ちです。
例えば「自分を甘やかしているのではないか?」と感じる心の奥には、「頑張らなければならない」という心の癖が隠れていたりします。
子供の頃、私達は頑張って親に愛されようとしました。例えば、親の言うことをよく聞いて良い子にしていたり、勉強を頑張ったり、嫌いな野菜を無理矢理食べたり・・・。心のどこかで頑張ることで親からの愛情や様々なご褒美がもらえると思っていたのですね。だから、頑張らないことはとても怖いことなのです。そして頑張らないと愛されない私、ご褒美がもらえない私を感じて、ありのままの自分のでは駄目なのだと、どこかで自分を責めているのですね。
また、「自分はわがままではないか?」と感じる心の奥には、「自分はわがままだ」と自分を責めていたり、「自分は人から嫌われる存在である」という気持ちが隠れています。
いずれにしても、自分を大切にする事に抵抗を感じる場合は、どこかで自分を責めている気持ちが働いています。そして、そこには何かが枯渇していてそれを求めている気持ち(「ニーズ」と言います)があります。

○自分を厳しく扱って結果がうまくいく場合

逆に、自分に厳しい選択をしていても良い結果が得られる場合もあります。
先ず第一の例ですが、その事に関してニーズもなく、過大な期待もなく、自然体で自分への厳しさを選択できる場合です。
自然体ですから、心に余裕があり、少々の事では動じません。そして、仮にその状況が辛くなったときには、心の声に耳を傾け、そこに執着することなく潔くその厳しい状況を手放すことが出来ます。
第二の例は、自分に対して最も厳しい選択になるのですが、目標を達成するために勇気を持って決意し、自分がこれだけは絶対に嫌だという事を敢えてやる場合です。
自分の置かれている状況は、一見周りからやって来ているように見えるかも知れませんが、実は自分の心のパターンや行動のパターンが作り出したものなのです。だから、今までと同じ方法でチャレンジしていては、また同じ結果を生んでしまいます。
絶対に嫌だということをやるという事は、自分が本当に守っていたやり方を劇的に変えるわけですから、ブレークスルーしやすくなるのですね。

○自分を大切にする第一歩は今の自分を受け容れること

自分を大切にする最初の一歩は、今の自分を認めることです。今自分が例えどのような状態であっても構いません。良いとか、悪いとかの判断をせずに、今の自分の状態を認めていくことです。そのような状態に今自分がいるのには、それなりの理由があるはずなのです。
そうすると、自分が本当にどうしたいのか、どうなりたいのかがわかるようになります。
逆に、自分を責める気持ちがあると自分の心のコンディションが見えなくなってしまったり、本当の自分の気持ちが見えなくなってしまうのですね。自分を責める気持ちがある場合、心のどこかに焦りがあることがとても多いです。焦りがあるかどうかで自分を責めている気持ちがあるかどうかを推し量られるのも一つの方法かと思います。
自分の本当の気持ちが見えてきたら(心の声が聞こえてきたら)、頭で考えずに直感的に自分を大切にする方法を選択します。その選択が今のあなたにとって自分を大切にする最も適切な方法なのです。
それでも何となく違和感を覚えるときには、例えばあなたのことを大切に思ってくれる人や、神様ならばどう言うだろうかと考えてみてください。きっと、違和感の少ない答えに辿り着けると思います。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

大谷 常緑

恋愛や夫婦間の問題、家族関係、対人関係、自己変革、ビジネスや転職、お金に関する問題などあらゆるジャンルを得意とする。 どんなご相談にも全力投球で臨み、理論的側面と感覚的側面を駆使し、また豊富な社会経験をベースとして分かりやすく優しい語り口で問題解決へと導く。日本心理学会認定心理士。