根拠のない自信を育もう!!~自己肯定感を育てる~

同じことに取り組むにしても、自信がない状態で取り組むのと自信がある状態で取り組むとでは、得られる結果に違いが出てきます。私たちの中にある自信は、経験を重ねることで育んでいける自信と根拠がないからどうやって自信をつけたら良いか分からない自信があります。後者はいわゆる「根拠のない自信」です。根拠のない自信ほど無敵なものはありません。

根拠のない自信が持てると、何事にも前向きに取り組めますし、何をやってもうまくいくような、例え失敗しても、困っても、「なんとかなる」と思えたり、どこかから助けが得られると感じることができたり、何かしらの心強さを感じますよね。

そして、ポジティブなことを信頼できるので、良い循環が出来、さらに自信を高めることができます。今日は、一見どう対処したら良いか分からない、根拠のない自信へのアプローチをご紹介します!!

◎リクエストを頂きました◎
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よく自分を信頼することが大事だといいますが、これほど難しい事はないと感じます。
私が自分を信頼できなくなったのは、成長途中のどこかで自分に失望してしまったからだと思いますが、それがいつだったか思い出すことはできません。物ごころついた時には、全く自信のない子供だったのです。

自分への信頼を持てなくなったルーツが思い出せない場合、自分への信頼はどうやって育むことができますか?
私のような“気がついたら自信がなかった”タイプは、経験を積むことで得られる自信は身につけられても、根拠のない自信は持ちづらい気がします。
根拠のない自信の育て方をアドバイスしていただけると幸いです。
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リクエストいただき、ありがとうございます。
カウンセリングや講座でも、“自信を育てる”というテーマはよく扱うテーマの一つです。
中でも、今回は「根拠のない自信の育て方」をテーマに心理学講座を進めていきたいと思います。

 根拠のない自信のある・なしはどこから生まれる!?

そもそも自信のなさは、過去の失敗や経験不足、他者との比較による自己攻撃や自己否定、自己肯定感の低さなどから生まれます。
今回のテーマである根拠のない自信のある・なしにも、実は根拠があります。

たとえ物ごころついた時点に決定づけられたものであったとしてもです。
記憶に残らない時期に作られたものなので、根拠がないように感じますし、どうしたらよいか分からないジャンルのように感じることが多いです。

皆さんは、生まれたての赤ちゃんに自信なさを感じたことはあるでしょうか?
生まれたての赤ちゃんに対して自信のなさを感じることはありませんよね。
それは、赤ちゃんに拒絶されたり、責められたりなどの否定的な経験がなく、何も出来なくても、愛され受け入れられる存在だからなんです。

ですから、物ごころついたときに既に失われていた自信は、生まれてから物ごころつくまでの経験に大きく関わりがあるのです。

自信のある・なしには、何を信頼しているかは人それぞれに違いがありますが、何かしらの信頼が潜んでいます。
自信がある人には、「私は愛されている」とか「絶対にうまくいく」などといった肯定的な信頼があります。
一方、自信がない人には、「私が愛されるはずがない」とか「私は許されない」とか「私は無価値である」などといった否定的な信頼があります。

物ごころがつくまでに失われた自信は、物ごころがつくまでの様々な経験からどのような否定的な自己概念を信頼したかによって失われたものだということができます。

生まれてから物ごころつくまでは、家族といった小さな社会の中で生活をします。
幼少期のお子さんにとって、その小さな社会で受ける影響は絶大です。

例えば、
お母さんが年下の兄弟にかかりっきりで、自分の話を聞く余裕がなかったとしましょう。
大人の私たちから見れば、お母さんも「下の子に手がかかって大変だったんだね」ということが理解できることもありますが、子どもにとっては「私は、お母さんにとって要らない子」とか「私よりも妹の方が好きなんだ」と感じることもあるでしょう。

人知れず傷つき落ち込むことだってあります。
それは、幼少期の子どもにとって、家族が社会の大半を占め、その影響を与える存在が一緒に生活をしているのが大好きなお父さんやお母さん、兄弟などの家族だからなんですね。

 根拠のない自信の正体とは??

自信がある状態とは、自分を肯定出来ている状態です。
根拠のない自信のある・なしは、出生時から幼少期に作られているものが多く、その時期にどれだけ自分肯定感を感じることが出来たかの違いと言っても過言ではありません。

根拠のない自信がある人は、自分を肯定するのに充分な「愛される」「受け入れられる」といった成功体験を感じることが出来ています。
その自己肯定できるだけの成功体験があり、その自己肯定感を記憶には残っていなくても感覚で覚えているので、
「私は必ず受け入れられる」とか、
「きっと私は愛される」とか、
「うまくいくような気がする」
といった、根拠はなく、よく分からないけど自信があるといった状況が出来るのです。
そこには、確かに愛された、受け入れられたという体験が私たちの中で息づいているのです。

 根拠のない自信を育てるには…

根拠のない自信がないからといって、愛されていなかった、受け入れられなかったかというとそうとは限りません。
例えば、両親は愛情表現があまり上手ではなかったとか、実家が自営業でいつも忙しそうに働いていたとか、病弱の兄弟の看病につきっきりでなかなか相手をしてもらえなかったなどの事情で体感する機会が充分持てなかったり、愛されていないと誤解したりする場合もあります。

ですから、無条件で自分を肯定すること、肯定される(愛される・受け入れられる)体験を増やすことが根拠のない自信を育てることに繋がります。

○ 両親の愛し方を観察し、受け取る。

両親が自分の望んだ愛情表現をしてくれているとは限りません。
両親の愛情の表現の方法が分かれば、一見そうは見えない態度だったとしても、
「あれは愛情表現だったんだぁ」とか、
「意外に受け入れられていたんだ」
といった隠れた愛情や受容を発見することが出来たり、誤解を解いたり、受け取ることにチャレンジすることが出来ます。

○ 信頼している人を頼る。

信頼できる人に甘えてみたり、欲しいものを欲しいと表現したり、心の内を話してみたりして見ましょう。
それらを受け入れられた体験が増えた分だけ、肯定されている感覚が育ちます。

自己肯定感を育てて、自信を味方につけましょう!!

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

宮本 恵

人間関係の築き方・コミュニケーションのスキルアップ・個性を生かすことを得意とする。 お客さまのテーマを多角的な視点でとらえて分析することにより、新たな視点や心の気楽さを持つことが出来ると定評がある。ゆるぎない安心感の基盤を基に行うカウンセリングは、心のうちを語りやすいと評価が高い。