正念場を乗り越えるための心とのつきあい方~つながりを持つ~

人には、誰にだってある頑張りどき。受験や仕事での大切なプレゼンテーションや講演など…自分や周りの人、会社にとって大切なものであればあるほど、そのときに感じる不安やプレッシャーは高まりますよね。いつも通り出来れば、難なく出来ることでも、出来ないように感じたり、難しいことのように感じたりします。

出来ることなら、心を落ち着かせて、いつもどおりに力を発揮したいものです。不安や怖れが強く表れるときは、一人で頑張って、何かしらのつながりが途絶えているときです。この気持ちと上手く付き合うには、「つながりをもつ」ことが大切です。何とつながりを持つとうまくつき合うことが出来るのかご紹介します。

◎リクエストを頂きました◎
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受験生の中には、しっかり準備している人していない人、色んな期待や不安感が混じり合い心情の浮き沈みが激しくなってきます。本人も、それを支える家族も、または1人で孤独に取り組む人、それぞれの心を、カウンセラーから応援できる心理学はありませんでしょうか?
(一部いただいた内容を編集させていただきました)
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リクエストいただき、ありがとうございます。

受験は、人生に関わる大切な時期です。
受験だけに関わらず、人には頑張りどきというものがあります。
受験であったり、資格試験であったり、重要なプレゼンテーションであったり…。

それが、自分や周りの人にとって、会社にとって、成功させたいものや大切なものであればある程、それに伴う不安やプレッシャーは強くなっていきます。
過度な不安やプレッシャーは、私たちを追いこみ委縮させ、精神的にも肉体的にも可動領域を縮小させてしまます。

今回は、そんな頑張りどきの心とのつきあい方をご紹介します。

イメージが感情やモチベーションを作る!?

不安や怖れを感じるとき、あなたの中はどんなことを思っているでしょうか?
「きっと上手くいくはずだ!」と思っているでしょうか?
「上手くいくかどうか分からない。」と思っているでしょうか?
おそらく後者ですよね。

「上手くいくかどうか分からない。」と思っていても、上手くいった時のことにも意識が向けば良いのですが、そういった場合、多くは上手くいかなかったときのことに思いを巡らせ、不安になったり、怖れを感じたりしています。

上手くいかなかったときのことを思い巡らせることによるデメリットは、不安や怖れを作るだけではありません。
準備開始から本番当日までの準備期間のモチベーションを低下させることもあるんです。

例えば…、
将来を決める大切な受験に向けて日夜勉強に励んでいたとしましょう。

もし、そこで合格したことや合格した後の楽しいキャンパスライフがイメージ出来ていれば、今やっていることが意味のあることに感じられ、
「よーし、やるぞ!!」
とやる気を感じて勉強に前向きに取り組むことが出来るでしょう。

しかし、不合格することがイメージされていれば、今どれだけ頑張ったとしても、その頑張りが無意味に感じられ、

「やっても仕方がないよ」
「どうせ、落ちるだろうし…頑張っても無駄だよ。」

といった感じでモチベーションが下がっていきます。
やらないよりやった方がいいと感じていたとしても、乗り気にならないときや動けないときは取り組んだ先の結果のイメージが良くないのかもしれませんね。

最悪の結果(不合格)を想定して、起こるかもしれない出来事に対して心が傷つかないように防衛するということを私たちはよくやりますが、そうすることによって、不安や怖れを作り、モチベーションの低下を促すことにもなるので、メンタルの安定やモチベーションの維持・向上を図るのであれば、合格(成功)したときのことをイメージする方が効果的です。

やる気を感じながら前向きに取り組んだ勉強と、やっていることに意味を感じられない状態で後ろ向きに取り組んだ勉強とでは、やる気を感じながら取り組んだ勉強の方が成果を得られやすいです。そして、イメージから作られた感情やモチベーションが、結果的にイメージした通りの現実を作ります。ですから、本番までの取り組む段階でどんな結果をイメージしながら取り組むかということがとても重要なのです。

それでも、不安や怖れがぬぐえないときは…

それでも、あなたにとって大切な舞台であればあるほど、不安や怖れは感じやすいものです。
そんなときは、あなたの心にひょっこり顔をだすネガティブな感情を認めることや吐きだすことがおススメです。
ネガティブな感情は感じたくないものですから、禁止したり、抑えたりしたくなりがちです。

特に、頑張りやさんや自立的なあなた、いつも周囲を気づかっているあなた…そんなあなたは、不安とか怖れなどといったネガティブな感情を禁止していたり、抱え込んだりしているのではないでしょうか。

ネガティブな感情を禁止していたり、抱え込んだりしていると、心は無理をしている状態ですから、心に負荷がかかります。
ネガティブな感情を認めるということは、心が感じているものをそのままを認めることになりますから、心に対する負荷が軽減します。

また、家族や友人、似た環境の下で頑張っている人に気持ちを表現して、共有することで、心が軽くなっていきます。
あなたの周りに、あなたと似たような境遇で頑張っている人はいませんか?
きっといるはず!!

例え、ネガティブな感情であったとしても、

「緊張しますよね」
「勉強していると不安になったりしない?」

といった感じで、表現することで解放されたり、同じ境遇の人と気持ちを共有したりすることで繋がりが出来、どこかほっとするような安心感が生まれます。

最後に

不安や怖れは、何かしらの繋がりが感じられないときに感じる感情です。
不安や怖れの対処法は、「つながり」です。
つながりが出来ることで不安や恐れが軽減し、安心や落ち着きやゆとりが生まれます。

1.成功とつながる(イメージする)
2.自分の気持ちとつながる(気持ちを認める)
3.周りの人とつながる(気持ちを共有する)

あなたの頑張りどきに不安や怖れが出てきたら、ぜひ何かしらのつながりを求めてみてくださいね。

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

宮本 恵

人間関係の築き方・コミュニケーションのスキルアップ・個性を生かすことを得意とする。 お客さまのテーマを多角的な視点でとらえて分析することにより、新たな視点や心の気楽さを持つことが出来ると定評がある。ゆるぎない安心感の基盤を基に行うカウンセリングは、心のうちを語りやすいと評価が高い。