●ちょこちょこちょこの日

ちょこ。お好きですか?
私はそりゃもお鼻血出るほど好きです。
そして2月。
2月といえばバレンタインデー♪
私は今年も自分用に買ってしまうでしょう。
もとは昔のローマのバレンティヌス司祭が、その頃の皇帝クラウディウスによって禁止されていた兵士の結婚を
無視して結婚式を内密に執り行い、それがばれてバレンティヌス司祭は処刑されたというお話が、日本の
モロゾフ、その他お菓子メーカーが単純に恋人にチョコを送る日と宣伝し有名になったそうですが…。
日本人にとって、バレンティヌスさんの命を懸けた愛のキューピットは全然無視されてます…。
私も最近までそれを無視してたひとりなのですが、この日は女性以上に男性に緊張感が走るようですね。
学生時代にもおりました。
やたらそわそわしてる男性たち。そんな男性の気持ちを知ってか知らずか
きゃぴきゃぴ騒ぐ女性たち。
百貨店にいくと当然特設コーナーが設けられており、毎年すごいことになってますね。
本命ちょこを鋭い眼で選ぶ人
義理ちょこにうんざりしながら買ってる人
いろんな人に贈るのを、本当に楽しそうに選ぶ人さまざまです。
自分の大好きな人にちょこを贈る。
私もそうですが、相手の反応を想像しながらわくわくして買って………ました数年ほど前までは。
私の旦那様はスーパー激甘辛党という、あまり身体にはよろしくない食の趣向を持つ人で、
ちょこは本当に大好きです。
付き合って2年目までは、バレンタインデーのたびに、ちょこを選ぶのも楽しかったんです。
私は彼との付き合いで、初めてブランドのちょこ売り場を見に行って、試食をしました。
ブランドもののちょこって美味しいの!? とずっと思っていたのであまり見に行くことも
しなかったんです。
だけどそこでの試食があまりに美味しかったので、値段を気にせず買いました。
空色の包装紙。真っ青なリボンであでやかに着飾った小さな箱。
なんて高級感あふれるプレゼントなんでしょう。
どんな顔するかな?
喜ぶかな?
驚くかな?
そんな気持ちいっぱいで彼に渡したのを覚えています。
ところがそれから2年目のある日。彼の家へ遊びに行ったとき、
部屋のすみっこに、見たことのある箱が放置されてます。
見ると、ほとんど手付かずの状態の、2年前に渡したはずのちょこでした。
がちょんですよ、がちょん!!
あまりにショックで彼に聞いたところ、申し訳なさそうに彼が言いました。
「ごめんな…。俺、森永の板ちょこ(ミルクちょこ。ビターは却下らしい)が一番好きやねん。
中にいろいろ入ってたりコーティングしてたりするちょこって苦手なだけやから…」
ちょこでもいろいろ好みがあるということを知りました。
ブランドのちょこだからと言って、
相手が気に入るとは限りません…。
有名なちょこのブランド品だったため、彼も私には言えず黙っていたようです。
確かに残りまくっているちょこを見たのはがちょんでしたが、
彼は彼なりに私からのプレゼントだからクリアしなければと本当に悩んでたのでしょう。
それから毎年、彼のためにちょこを選ぶ楽しみはなくなりましたが、
今は二人で私自身のちょこを選ぶために百貨店に出かけています。
ちなみに…。
あれからずっとバレンタインデーになると、私は百貨店ではなくコンビニエンスストアに出かけます。
たくさんの板ちょこを購入し、一つの箱や包装でまとめて包み渡します。
いつでも買えるものだけど、彼は少年のような笑みを浮かべ、本当に嬉しそうに受け取ります。
その笑顔を見ていると、やっぱりこの日は楽しくて、渡すときの演出の方を変化させようと、
今年もそれを考えるのが楽しみです。
小川のりこ

この記事を書いたカウンセラー

About Author

小川 のりこ

アルコール依存症の父からの虐待経験、学生時代のいじめから、恋愛依存、不倫や風俗を経て、自分を抑え付けるような結婚生活後、8年で離婚。その後自分に向き合い、今は穏やかに生きる。 過去のあらゆる経験をもとにして、恋愛関係、家族関係を得意とし、お客様と共に成長するスタイルを取る。