4月は進学・進級のシーズンです。
子供にとって環境が著しく変化するシーズンとも言えます。
家庭から保育園へもしくは小学生・中学生等になり、今までとは異なる環境になる季節です。
新しい環境に馴染む事がスムーズにいく子供もいれば、時間がかかる子供もいます。
どちらが良くてどちらが悪いわけではなく、子供の性格が顕著に表れているだけですが、新しい環境に馴染む事に時間がかかるように見える子供の姿は、親としては心配になるものです。
今日は新しい環境に馴染めずにいる子供を見て心配する気持ちになった時、どのように対応したらよいのか悩んでいる方に向けたお話です。
子供とのコミュニケーション
▪いつでも話を聞く心でいる
進級や進学などによる新しい環境は子供にとって、不安や戸惑いをより感じるものかもしれません。
*クラスに苦手な子いたらどうしよう。
*苦手な先生が担任になったらどうしよう。
*知らない人だらけでこれから大丈夫かな。etc
子供が学校から帰ってきて溜息ばかりついている姿をみると、親としては心配になりクラスに馴染めず困っているのか?先生にいきなり叱られたのか?など矢継ぎ早に色々質問したくなりますし、気が気ではないですよね。
親としては何とかしてあげようとする気持ちからの質問ですが、子供としてはウザイ気持ちになり「うるさい!何でもないよ!」などと言われてしまう方多いのではないでしょうか?
もしくは子供が自分の部屋にこもってゲーム三昧で、会話すらまともに出来ずにどうしたら良いのか困ってしまう方も多いかもしれません。
大人でも四六時中どうしたの?ときかれるとウザイ気持ちになるもの。
ですから子供が話したそうにしているタイミングを逃さないように意識する事が大事になります。
心配する気持ちがはやり落ち着かない気持ちに親としてなってしまうかもしれませんが、そこは少し様子を見てみようと自分の心を落ち着かせる事を意識されるといいですね。
比較してしまう心
自分の子供が新しい環境に馴染めていないように思う時、周りの子供と比較している事が考えられます。
近所の子供は毎日楽しそうに学校に通っているけれども、我が家の子供は毎日ため息ばかりでしんどそうに見えてしまう。
親である自分の子育てが悪いからではと思い、自分を責める気持ちになってしまう方多いのではないでしょうか?
子供時代学校での生活が上手くいかずに悩んでいた方ほど、子供には楽しい学校生活を送って欲しいと思うものです。
貴方の心が不安ではちきれそうになっていたとしたら、比較しすぎていないか少しチェックしてみましょう。
安心できる環境づくり
▪子供のタイプを受け入れる事
子供が進級や進学など新しい環境に馴染むまで時間がかかる事を、悪い事のように自分が感じてしまう事もあります。
子供は順応性があり大人よりも適応力が高いように思われがちですが、一概にはそうともいえません。
子供とはいえ一人の人間です。
新しい環境に馴染むまで時間がかかるタイプかなと思えたらいいのですが、そうは思えないからこその親としての辛い気持ちかもしれません。
子供も子供で自分なりに頑張っているかもなぁと子供の心を尊重する気持ちを持ち、応援しようと思ってみませんか?
▪子供の居場所作り
ここにいてもいい!と思えると子供は安心するものです。
それは大人にとっても同じ事です。
居心地が良い場所が居場所となるので、子供が居心地よくなるような家庭で作る意識をされるといいと思います。
じゃぁどうしたら居心地が良くなるの?と思いますよね。
それは家族がゆったり穏やかな気持ちで過ごしている状態です。
子供は自分にとって分身のような気持ちを親は思いますし、勿論そのように思う事が悪いわけではありません。
ですが、子供が辛そうにしている姿を見て同じように辛い気持ちになったとしても、いつかは楽しい時間がやってくるよ!と言う気持ちを持たれるといいと思います。
*
子育ては自分が思い描いたようにはなかなかいきません。
ですが、子供を思う愛情からの歯がゆさかもしれません。
子供を何とかしようと躍起になってしまうのが親心でもありますが、子供のタイプを受け入れる心を育てる事のほうが子育てにおいては大事な要素です。
貴方の子育て応援しています。
次回は、吉村ひろえカウンセラーです。
どうぞお楽しみにしてください。