浮気から離婚問題に〜離婚の回避と夫婦再生に向けてのヒント〜

離婚の回避と夫婦再生に向けてのヒント

離婚を申し出られて理由を探っていくと、パートナーが浮気をしていたことが発覚。そんな中で離婚を回避し夫婦再生の選択をした方とサポートをさせてもらうことがあります。パートナーの心を取り戻す為のヒントの見つけ方、心にかかる負担を少しでも減らす考え方などを書いた内容です。

■離婚を申し出られる理由を探ると浮気の影を発見

パートナーから離婚してほしいと言われて、その理由がふにおちないので、色々さぐっていくと浮気相手いることが発覚したというお話を聞かせていただくことがあります。

浮気相手とのメールが見つかる!
浮気相手との写真が見つかる!
ホテルの領収書が見つかる!
クレジットカードの明細には浮気相手と旅行に行った思われる高速道路の痕跡を発見!

そんなお話を聞かせていただきます。

どれもショックですよね。
悲しい思いをされると思います。

そして見つけた浮気の証拠を突きつけたところ、パートナーは浮気相手がいることを認めるのですが、浮気相手を好きになったので離婚して欲しいと言われたという話を聞かせていただくこともあります。

さらに、つらいですね。

そんなパートナーはこちらから見限ってやる!という選択もあるのですが、離婚を回避して夫婦再生をしていこうということを選ばれて、ご相談にお越しいただくことがあります。

■浮気相手と比べられる発言で傷つく

その中には、浮気相手と比べられるような発言を言われてしまったというお話を聞かせていただくことがあります。

例えば、パートナーから
「君は僕が会社から帰って疲れていても、彼女は労ってくれる。だから彼女が良いんだ」
などの発言です。

ますます傷つきますね。

だからと言って浮気して良いわけではないでしょうと言いたくなるかもしれません。

もしかしたら、その発言に怒りを覚えて、
「あんただって、私のことを労ってくれたことないじゃないか」
などと言い返したくなるかもしれません。

腹も立つことだと思います。

傷つき、悲しい思いをして、怒りも覚えるような浮気相手と比べられる言葉なのですが、その発言に 離婚を回避し、夫婦再生をはかる為のヒントが隠されていることがあります。

■不足原則と偉大なるあなたになるという考え方

心のメカニズムとして、夫婦間で精神的に、肉体的に、経済的に十分満たされている時には、他の異性に惹かれるということはおきにくいです。
しかし、十分に満たされずに不足感を感じていると、それを補充してくれるような異性に惹かれて浮気が始まるということがあります。

(*だから浮気するのは仕方がないと、浮気を擁護している意味あいの話でなはなく、心のメカニズムの解説という意味でお読みいただければと思います。)

例えば、
パートナー(夫)が仕事から帰って家に帰ってきたさい、疲れ顔でため息をつくような際に、奥様は「今日もご苦労様。いつもありがとう」とちゃんと労っていたとします。
しかし、夫はそれくらいでは足りない、ため息のわけも聞い欲しいし、もっと僕のことをケアーしてほしいと思う依存心が強いタイプだったとします。

そうすると奥様が労ってはいるのですが、パートナー(夫)にとっては不足感を感じることになります。
すると、ため息のわけも聞いくれるし、よりケアーの言葉をくれる異性に惹かれて浮気が始まったりします。

不足していると感じるものを補充しようとする心の動きを、心理学では不足原則という言葉を使います。

先ほど、浮気相手と比べられるような言葉の例えとして、
「君は僕が会社から帰って疲れていても、彼女は労ってくれる。だから彼女が良いんだ」
ということを書きましたが、このような言葉の中には、何らが不足していて浮気をしているという情報が含まれていることがあります。
この場合は、“労い感”が不足しているということになります。

だとすると、
労いを十分感じるような環境を作ってあげれば、他で補充しようしなくて良くなり、浮気相手からパートナーの心をとり戻しやすくなると考えられます。

このように、浮気相手と比べられるような言葉は傷つく言葉でありますが、 夫婦再生のための情報が含まれていることがあるのですね。

この不足原則という考え方らヒントを見つけようとする時は、自分がダメだったからパートナーは不足感を感じているんだと思いすぎないことも大切です!
そう思うとどんどん辛い気持ちに落ちていってしまいますから。

先ほどの例え話で、
奥様は「今日もご苦労様。いつもありがとう」とちゃんと労っていても、夫はそれくらいでは足りない、ため息のわけも聞い欲しいし、もっと僕のことをケアーしてほしいと思う依存心が強いタイプであると不足を感じるという例を書きました。
相手が依存心が強いために不足を感じているという相手側の問題で不足を感じていることもあるのですから。

自分がダメだったからそれを補えるようにしなくてはという考え方ではなく、この離婚問題を解消して幸せなパートナーシップを手に入れる為に、それを(例えば労い感を)与えられる偉大なる私になってみようと考えてみるほうが心の負担は少なくなるのではないかと思うのです。

■浮気相手にのめり込みやすい時期とその終わりという考え方

浮気相手と一緒になりたい。
だから、離婚して欲しい。
パートナーがその発言に頑なになってしまうケースがあります。

その発言を聞く度に傷つきますね。

永遠とその意志が変わらないのでは?と不安を感じながら、夫婦再生に取り組んでいるというお話を聞かせていただくこともあります。

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浮気を始めた初期の頃はロマンス期といって、浮気相手の良いところばかりが見え、相手にのめり混みやすい時期があります。
この時期は相手の短所はみえにくく、相手に不満をあまりいだかない時期であります。

例えば、
「君は僕が会社から帰って疲れていても、彼女は労ってくれる。だから彼女が良いんだ」
という場合は浮気相手の労い上手という良いところばかりクローズアップして見えて、浮気相手の短所(ずるいところがあるなど)があっても、そういうところに気づきにくい時期があったりします。

 

パートナーが相手に(この例の場合は奥様)に不満を持っていて、
且つ、
浮気相手の良いところばかりしか見えず相手にのめり込む時期は、パートナーの心を取り戻すハードルが高くなっている時期と言えます。

 

不満をもっている奥様(もしくは夫)と、良いところばかり見える浮気相手と比べられる構図はハードルが高くなっちゃいますね。

しかし、
このロマンス期は永遠に続くわけではなく、高揚していた気持ちも落ち着きだし(3ヶ月〜3年くらいが多いと言われています)、良いところばかりではなく短所にも目につく時期がやってきます。
浮気相手にも不満を持つ確率があがる時期がやってくるわけですね。

その時は、パートナーの心を取り戻すハードルが前より下がっていると言えるでしょう。

その為、離婚の回避と夫婦再生をするのに長期戦になってもいいと思いながら取り組んでいる方がもしいらっしゃれば、浮気相手にのめり込む心理が永遠と続くわけでは無いというのを前提に夫婦再生に取り組んでみられるのもいいかと思います。
そう考えることで希望を見いだしやすくなり、心にかかる負荷が少し軽くなることがありますから。

そして、その頃までに、不足原則を埋めてあげれる偉大なあなたに成長していれていると、よりパートナーの心を取り戻しやすいのではないでしょうか?

■心のケアーをしながら成長していきましょう

離婚を回避して、夫婦再生をする為のヒントという観点でこの記事を書いてきましたが、傷つく出来事があり、その傷を抱えながら、夫婦再生の為に成長していくことに取り組むというのはたいへんなことだと私は思うのです。
心の負担が大きいことではないかなと思います。

その為、
傷ついた気持ちを
誰かに受け止められながら、
支えられながら、
励ましてもらいながら、
取り組まれるといいのではないかと思います。

あなたも誰かにケアーをされながら取り組んで欲しいなと思うのです。

一人で頑張りすぎないでくださいね。

(続)

心理学講座4回シリーズ/同シリーズ記事はこちら

1.子どもが理由で離婚を思いとどまる時に考えてみてもらいたいこと
2.浮気から離婚問題に〜離婚の回避と夫婦再生に向けてのヒント〜
3.離婚問題で夫婦関係を修復したい〜執着を手放しつつ修復にトライする〜
4.離婚後、失敗感に囚われてしまう〜幸せに向かおうとした自分を肯定する〜

この記事を書いたカウンセラー

About Author

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。