共に勝つ~正しさにこだわると対立がうまれる~

ビジネスの世界でも、対立はあちこちで起こります。
対立というのは、一種の戦いだと思っていただければいいのですが、戦いというのは、必ず2パターンの結果に収まります。

◆自分が勝って、相手が負ける
◆自分が負けて、相手が勝つ

相手にわざと負けてあげるというのもあるかもしれませんが、「負けてあげる」ということは、「本当は勝てるけど負けてあげる」わけですから、「自分が勝っている」ということになります。

ビジネスの世界で問題になってくる対立は、「俺(私)のやり方が正しい」という思いが元で起こることが多くあります。

ビジネスで、ある程度の結果や実績を残せると、自信を持つことができます。
「俺(私)のやり方が正しい」という確信です。
それまでに、様々な努力をして、寝る時間も惜しんで働いた結果、手に入れた確信です。
しかし、この「正しい」ということが、一緒に仕事をしている部下や、同僚との競争や対立となってしまうのです。

ライバル意識を持って、競争することは悪いことではなく、力を発揮したり、お互いが成長していくためには、よいことではあるのですが、あなたが、ある程度の立場になったとき、(チームを任されたり、管理職、経営者の立場)あまりにも「正しさ」にこだわってしまうと、チームワークは最悪になってしまいます。

もちろん一匹狼スタイルで生き抜いて行くというのであれば、問題ないのですが、それでも、一人でやれる仕事にはいつしか限界がやってきます。
より大きな成功を手に入れようとすると、必ず仲間が必要になってくるのです。

そんな時に、「正しさ」にこだわっていると、同じチームの中で、「片方しか勝つことができない戦い」をやっているのと同じことになってしまいますから、より大きな成功には、手が届かなくなってしまいます。

「片方しか勝つことができない戦い」ですから、あなたが勝ったとすれば、自分の正しさを証明でき、相手は正しくないということを証明することになります。
相手が勝ったのであれば、相手が正しくて、あなたは間違っていたということになります。
勝った側は、自分の正しさが証明されたわけですから、自信もつきますし、嬉しいですが、負けた側は、恨みを持つという結果になってしまいます。
チームワークとしては、最悪の状況です。

あなたが、結果や実績を残し、ある程度の立場になったときは、「正しさ」を証明するために、同僚や部下と対立し、勝つためにエネルギーを投資するのではなく、「共に勝つ」ことを目指すステージにきているのです。

「正しさ」の証明にエネルギーを投資するのではなく、「どうすれば、対立がなくなり、会社全体として成功を手に入れることができるのだろうか?」を考え、そこにエネルギーを注ぐことが求められます。

大切なのは「誰のやり方が正しいか」ではなく、「みんなが成功して幸せになるにはどうすればいいか」ということなのです。

努力をし、がむしゃらに働いた結果、成功する人はたくさんいますが、「幸せでない」と言う人もたくさんいます。
「幸せ」と「成功」の両方を手に入れるには、元々自分を成功に導いてくれた「成功の秘訣」や「自分のやり方」を手放さなければいけません。
いつまでもこだわっていると、対立を生み、、自らを燃え尽きさせます。
そして、会社全体の成功や、そこにいる人たちの幸せを手に入れることができなくなります。

社内で対立が起こっているのであれば、「共に勝つ」ことを目指していきましょう。
そうすることで、勝者も敗者もない、幸せな成功者の集団を作っていくことができます。

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この記事を書いたカウンセラー

About Author

大門 昌代

恋愛や結婚、浮気や離婚など男女関係、対人関係やビジネス関係、家族関係や子育て、子供の反抗期、子離れ、親離れ問題など幅広いジャンルを得意とし、お客様からの支持が厚い。 女性ならではの視点と優しさ、母としての厳しさと懐の深さのあるカウンセリングが好評である。PHP研究所より2冊出版。