こんにちは、
 カウンセリングサービスの福野てるすけです
最近、多い相談案件の一つにパワハラがあります。
 「会社で自分にだけ冷たい態度をとったり、無視したりする」
 「人格を否定するような事を言われた」
 「自分の能力にまったく見合わない仕事ばかり振ってくる」
 「自分だけに過度な量の仕事を押し付けてくる」
 こういったご相談を受けることが最近多く感じます。
パワハラは許される事ではありません。
 パワハラは心を疲弊させていきます。
 だから気づかないといけない事があります。
 ”パワハラはパワハラをする方に問題がある!”ということに。
これが簡単そうでちゃんと気づけないことも多いものです。
 人格を否定されて、心が弱っていたりするといつもは気づける事でも気づけないこともあります。
 「悪いのはわたしかも?だって仕事もちゃんと出来てないし…」
 そんな風に思ってしまうことだってあります。
 このような考え方、感じ方に陥ってしまうと自分の心が元気を取り戻しにくい負のループに陥りやすくなってしまいます。
 だから気づく必要があります!
 ”パワハラはパワハラをする方に問題がある!”ということに。
そもそも、同じ職場環境において、パワハラをする人も居ればそうでない人もいます。
 同じ世界に住んでいても罪を犯す人も居ればそうでない人も居ます。
 そうなってしまうか否かはその人次第という見方が出来ます。
 つまり、パワハラはそれをする人の都合、パワハラをする人の問題と見る事が出来ます。
一番大事なのは自分の心身を守る事です。
 これは何よりも優先されるべき事です。
 特に心は大事です。
 心が傷を負ってしまうと、その回復には思ったよりも長い時間が必要となることが多いですから。
 傷つけば傷つくほど生きるのがしんどくなってしまいます。
でもパワハラがその人の都合によるものであり、その人の問題だという事は、こちらの都合でパワハラを止めてくれるかというとそうでない事の方がとても多いです。
 長年かけてそのやり方、生き方をその人が選択してきたということですから直ぐには変えられないものです。変えてはくれないものです。
 だからこそ心身を守るためにその人とは距離を取るという事がとても有効であると言えます。
 まず必要な事と言ってもいいでしょう。
自分の身も心も休ませるためにお休みを取るのもいいでしょう。
 パワハラをするその人とは席を離してもらったり、職場の配置を変えてもらうのもとても有効です。
 こういった物理的な距離を取ることも大事ですが、簡単にいかないこともあります。
 それには少し時間が必要になこともあります。
 一人でそれらをこなすには大変なこともあります。
 だから一人で問題を抱え込みすぎないで欲しいのです。
 お友達でも親でもカウンセラーでもいいので頼って欲しいのです。
 あなたの事を本当に案じてくれて、支えてくれる人に頼って欲しいのです。
ただ、ここで注意しなくてはいけない点があります。
 それはあなたの事を案じるあまり、自分のやり方、主観にこだわり過ぎる人に頼るのは要注意です。
 あなたがその人に相談をした時に
 「それってあなたにいたらない所があったんじゃないの?」とか
 「ちゃんと話してみたら解ってくれるんじゃないの?きっとそうだよ」
 といった言葉が出てきたときは頼る相手を変更しても構いません。
 あなたがその人に相談して”苦しさ”や”辛さ”を感じたら相談相手を変えてもいいんです。
 あなたの心を一番大事にしてください。
そして、物理的な距離を取ることも大事なのですが、心の距離を取る事もとても大事です。
 それには上記の”パワハラはそれをする人の問題である!”という事に気づく事が大事です。
 これに気づくと問題の分離化が進んでいきます。
 「いまこんなにも辛い状況なのはあの人のパワハラが原因であり、そのパワハラはあの人の都合によるものだ」
 こう思えると過度に”自分を責めてしまう。自分だけが悪いと思ってしまう”ことにブレーキをかける事が出来ます。
心に少し余裕が出来てくると見えることもあります。
 気づけることも増えてきます。
 パワハラは許される問題ではありません。
 一刻も早く自分の心身を守る必要があります。
 でも、もしそんな時にそれがパワハラだという事に気が付けなかったり、その職場や環境から離れる決断が出来なかったり、職を変えても同じような事が起こる時は
 「自分には自分の問題があるのかもしれないな?」と取り組む事を選択肢に入れていただけたらと思います。
 自分の問題なら自分で取り組むことが出来ますからね。
 ”パワハラからは距離を置き、自分の問題(課題)に取り組むチャンスにする”
 これはとても大事です。
最後までお読み頂いて
 ありがとうございました
 
 
 
  
  
  
  
 