何でも話せる友達を作ろう~傷つく怖れを越えて~

なんでも話せるような親密な友達関係が欲しいと思うことはとても素敵なことですね。

でもそうした友達が欲しいと願っても、なかなかできないのには、それなりの理由があります。満たされた関係を築くためには、友達との心の距離を縮めていくことが大切になりますが、友達関係が面倒くさいなと思ってしまったり、拒絶されることが怖くなったりして、距離を縮めることがなかなか難しく感じることもあります。

傷つく怖れを越えて親密になるためにどうしたらいいのかを考えていきたいと思います。ポイントは遠慮や我慢をやめていくこと、相手の都合を受け入れること、そしてあなたの本当の望みを知ることです。

◎リクエストを頂きました◎
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私は友達は多い方ではなく、普段は友達との関わりを面倒くさがっているところがあります。友達と会ったら会ったで楽しいのですが、友達が言った言葉に傷つくこともあり、どこか満たされません。特に、上辺だけの話しかしない友達と会っている時です。
たまにふと人恋しくなるのですが、その時に連絡できる人は夫だけなので、自分にはすべてをさらけ出せる友達がいないのだと確認することになり、悲しくなります。夫は裏切らないと分かっているからなのかもしれませんが、夫とは親友のようになんでも話せます。そのような関係を友達とも築きたいのですが、なかなかできません。
多くを求めても無理だとわかっているのですが、拒絶されるのが怖いし、友達を独り占めしようとして、友達の友達に嫉妬してしまう自分が出てくるのも怖いです。
なぜこういった苦しさが出てくるのでしょうか?遠すぎず近すぎず、いい距離を築くためには何が必要でしょうか?
(一部編集させていただきました)
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リクエストありがとうございます。
今回、担当させていただく高見綾です。どうぞ、よろしくお願いします。

リクエストで頂いた内容にありますように、御主人との関係のように、なんでも話せる親密な関係を築くことができたら本当に素敵ですよね。

なんでも話せるような友達が欲しいと願っても、なかなかできないのには、それなりの理由があるものだと思うのですね。

上辺だけの話しかしない友達とは、心の距離は遠い状態だと言えます。心の距離が遠いと、心をオープンに開いていない分だけ傷つく可能性は減るのですが、その分だけ心の繋がりは感じられにくくなり、どこか満たされないという思いが出てくるようになります。

満たされた関係を築くためには、友達との距離を縮めていくことが必要になります。ただし距離が近づくためには、お互いの心をオープンにしていくことが大切ですので、そうすると、拒絶されて傷つくかもしれないという怖れが出てきます。傷つく怖れを越えて親密になるためにどうしたらいいのか考えていきたいと思います。

遠慮や我慢をしていませんか?

友達関係が面倒くさいと感じるときには、何か我慢をしていたり遠慮をしているときが多いように思います。例えば、ご飯に行こうよと誘われたとして、そのお店があまり自分の好みじゃなかったときに、違うお店がいいな~と気軽に言うことができていたら大丈夫なのですが、相手が気分が悪くなるのではないかと怖れて言えずに、我慢して好きじゃないお店でご飯を食べていたら、だんだんその友達と遊ぶことが億劫になってきてしまうことだってあると思うのですね。

面倒くさいな~と感じるときは、わたしは友達に対して何か遠慮していないだろうか?言いたいけど言っていないことは何かあるかな?と振り返ってみるといいかもしれません。

相手の都合を受け入れる

自分が親密な関係が欲しいと思えば思うほど、それが手に入ることが余計に怖くなるものなのですね。先程の、遠慮や我慢をしていませんか、という話に通じるところなのですが、相手から拒絶される怖れというのも、もしかしたら拒絶というような重いことではなくて、単に相手の都合が悪かったこともあると思うのですね。

自分が遠慮をしないでいられるようになると、相手側の都合にも寛容になっていけると思います。

例えば、遊びに行こうよと誘ったときに断られたり、会ったときに相手の機嫌が悪かったりしたら、それらをすべてわたしが悪いのではないか、わたしが嫌われてるからお誘いが断られたのだと思ったり、わたしが変なことを言ったから相手の機嫌が悪くなったのだと考えると、とても辛くなります。でももしかしたら、わたしが原因ではなくて、ただ予定が合わなかっただけかもしれませんし、単に友達側の問題で虫の居所が悪かっただけかもしれません。

相手にも相手の都合があるのだなということを受け入れることができると、拒絶されるかもしれないという怖れが少しは和らぐのではないでしょうか。

あなたの本当の望みを知ろう

また友達を独り占めしたくて友達の友達に嫉妬してしまうかもしれないというお話ですが、大好きなお友達であれば、独り占めしたいという気持ちが出てきてもおかしくはないと思うのですね。仮に、嫉妬心が起きたとしても、そう思う自分を否定せずに、そのまま受け入れてあげるといいと思います。

嫉妬心が起きるということは、あなたの中で、本当に欲しいものがあるのにそれが手に入らないかもしれないと思っていることを表しています。友達の友達には負けたくないとか、友達が取られてしまうのは嫌だとか、あるいは、友達の輪の中に入っていって本当はみんなでわいわい仲良くしたいとかですね。何かあなたの中で、そのままの自分では足りていないという感覚があるのかもしれません。

嫉妬心が起こりそうになったら、何を自分はそんなに怖れているのかな?という視点で見てみると発見があるかもしれません。そして、わたしが心から欲しいものは何だろう?と考えてみてください。嫉妬心は、あなたの本当の望みに気付くチャンスです。よかったらわたしたちカウンセラーにもご相談くださいね。

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

高見 綾

大学卒業後、民間企業の経理・財務業務に従事。自身の悩みを解決するために心理学を学び始める。 人生がうまくいくためには特定の法則があることに気づき、多くの人のサポートを行う。 自己改革及び恋愛・結婚を含む人間関係全般のカウンセリングを得意とする。著書に『ゆずらない力』(すばる舎)がある。