はじめまして、himawariさん。カウンセラーの伊藤歌奈子です。 どうぞよろしくお願いします。まずはじめにhimawariさんにお伝えしなくてはいけないのは、私たちカウンセリングサービスは、医療機関ではなく、いわゆる、治療方針というものや、薬剤に対するご質問にはお答えしかねる、という点です。 最初から、がっかりさせるようなことを書いてしまっていたらごめんなさい。 でも、私たちなりの方法でhimawariさんのお役に立てることがあればと思い、筆を進めさせていただきますね。 himawariさんは、15歳の頃から人の目を意識し、緊張する状態が続いているのですね。 人生の半分以上をその症状に苦しめられてきたのですね。それは本当にしんどかっただろうなあ、と思います。よく、耐えて頑張ってこられたんだなあ、と感じました。 他人が気になる、人に見られて緊張する、というのは、ご自身の容姿コンプレックスと大きく関わっているのでしょうね。女性にとっては、大きな問題ですし、himawariさんがしんどくなりはじめた、15歳、という多感な時代には、一番に気になる部分でもありますよね。 私事ですが、私もコンプレックスがあって(今も完全になくなったわけではありません)、カウンセリングをはじめる以前は、高価なダイエットフードや補正下着、エステ、ダンス教室、縮毛矯正、メイク・・・と、本当に手当たり次第に試しては挫折していたことがあり、私なりにですが、himawariさんの気持ちが痛々しいなあと感じました。 そんな日常的にしんどい状態が続く中、最近病院に行かれたり、こうやって相談をしていただいたり、少しづつでも「ラクになりたい、良くなりたい」という意欲を持たれたこと、本当に大きな一歩だと思います。その勇気に私は感動を覚えます。 我慢に我慢を重ね、やっとhimawariさんは自分に「より良くなる」許可を出せたのでしょうか。そのきっかけは何かあったのでしょうか?もし、お伺いできるなら、聞いてみたいところです。 さて、himawariさん。多くの人間にとって、問題は対人関係から起こります。 何故なら、人は一人では生きてゆけないからです。 イイコになれない子は悪い子になってでも親の気を引こうとします。嫌な思いをしても、誰かと関わっていたいからです。 ずっと引きこもっていて人と関わっていないのは、人間としてとてもしんどい状態です。 人に見られるのが怖い、周囲の人に対して緊張してしまうから、一人でいたほうがラクだ、と最初は思われたのかもしれません。もしかしたら緊張するのは自分の問題だから、自分ひとりでなんとかしなければ、と思われたのかもしれません。 でも、対人関係で起こる問題は人との間でしか解決することはありません。 何もかも一人でしようとはせず、人と関わることに意識を向けてみてください。 急に友達を100人作ろう!なんて思う必要はありません。 ご家族や、最近通い始められた病院の人とのかかわりからでかまいません。 その人たちをよく見てみる。目が合ったら微笑んでみる。自分から挨拶してみる。 直接会うことが難しければ、電話でのカウンセリングをご利用いただくのもいい方法だと思います。ボランティアカウンセラーなら、費用面でも電話代しかかかりません。 最初は勇気がいるかもしれません。 普段の100倍以上緊張するかもしれません。 でも、最初の一歩、踏み出してみませんか? そしてその後には、自分にご褒美をあげてみてください。 人は、緊張と緩和を繰り返してバランスを取っています。 普段緊張しているhimawariさんがさらに緊張するとどうなると思いますか? もっとしんどくなるかも、と、怖くなってしまうかもしれませんが、過緊張の後には緩和するしかなくなります。 今までのhimawariさんの緊張度合いを考えると、意図的にリラックスする時間を作ることもまずは有効だと思います。 どうぞ、これ以上、自分を「集中しなければ」と、追い詰めるのはやめて下さいね。 集中しなくても、himawariさんがhimawariさんらしく生活することはできるはずです。 集中も緊張状態です。 今はこれ以上、自分を緊張させるようなことをしないでくださいね。 himawariさんの今後を応援しています。 |