犠牲をやめて幸せになる(3)~どうして我慢や無理をするのか?動機が違うのは何故か?~

犠牲するには、わけがあります。犠牲していると、自分も苦しいですし、相手も苦しいです。

犠牲をやめて幸せな関係を手に入れるために、自分に優しくして、自分を許すアプローチが必要になってきます。自分に優しくする事で、無価値感が癒されます。自分を許す事で罪悪感が癒されます。そうすると犠牲をやめることができます。

● 我慢や無理を作るもの・怖れを作るもの

犠牲の元には、我慢や無理がある。怖れを行動の動機にすると犠牲になる。と言う犠牲についてのご説明をしましたが、では、犠牲をやめるにはどうすればいいのか?が、問題になってきます。

実は、我慢や無理は「怖れ」が、作り出すのです。つまり、怖れを取り除けば、我慢や無理をしなくなる訳です。そして、怖れを取り除けば、行動の動機が「愛」になります。

自分の事はさて置き、誰かの為に何かをしている人は、「何もしない自分」を、役立たずだと感じている事があります。役立たずだと感じると、また、「何もしない自分」は、必要とされないのでは?と、不安を持っている場合もあります。「何もしない自分」を、感じると「何かをしなくては!」と思ってしまうのです。

このように「何もしない自分には、価値がない」と感じる感情を、無価値感と言うのですが、文字通り自分には価値が無いと感じる感情です。無価値感があると自分は駄目だと思います。それはとても嫌な感情ですので、この感情を感じるのが怖くて、自分の事はさて置き、何かをしてしまうのです。

また昔、誰かを助けられなかったなどの経験があった場合や、誰かに対して酷いことをしてしまったと感じていると「申し訳ない」と思ってしまいます。申し訳ない気持ちがあると、何とか罪滅ぼしをしようと、自分はさて置き、誰かの為に何かをしてしまうことがあります。この申し訳ないという気持ちは、罪悪感です。罪悪感はとても嫌な感情ですから、これも感じるのがとても怖いです。ですから罪悪感を感じない為に、自分の事はさて置き、何かをしてしまうという場合もあります。

そして、無価値感や罪悪感を感じることが怖くて、これらの感情を感じない為に行動すると、動機を間違ってしまうのです。

無価値感の元は、「愛されなかった痛み」「大切にされなかった痛み」にあります。
罪悪感の元は、「愛してあげられなかった痛み」「やってあげられなかった痛み」「やってしまった痛み」にあります。
無価値感を癒すには、自分に価値を与えるのが一番の方法です。
出来なかったこと、駄目だったことを見るのではなく、今日一日の中で、自分が出来たことをみつけて自分で自分を褒めるのです。
人から価値を与えてもらうのではなく、自分で自分に価値を与えてあげる事がポイントです。あとは、自分を大切に扱ってあげる事です。我慢するのではなく、自分にご褒美をあげて下さいね。

罪悪感を癒すには、「許し」がテーマになります。「愛してあげられなかった自分」「やってあげられなかった自分」「やってしまった自分」を許すのです。
愛せなかった理由があったはずなのです。やってあげられなかった理由があるはずなのです。そんな自分を許していきましょう。
自分を責めるのが罪悪感ですが、責めるのではなく、許すのです。

無価値感や罪悪感を癒していけば、犠牲をやめることが、できるようになります。
我慢や無理がなくなり、怖れも消えていきます。

>>>『犠牲をやめて幸せになる(4)~自由を手に入れる~』に続く

この記事を書いたカウンセラー

About Author

大門 昌代

恋愛や結婚、浮気や離婚など男女関係、対人関係やビジネス関係、家族関係や子育て、子供の反抗期、子離れ、親離れ問題など幅広いジャンルを得意とし、お客様からの支持が厚い。 女性ならではの視点と優しさ、母としての厳しさと懐の深さのあるカウンセリングが好評である。PHP研究所より2冊出版。