効果的なコミュニケーション ~ハートを開く~

◎リクエストを頂きました◎
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私は会話をしていて、どんどん声が大きくなってしまうんです。
そして、ついつい言葉が荒くムキになってしまって、後から後悔ばかりです。会話の相手や、それを聞いていた人達は私のことを「キツい子だ、わがままな子なのかも」そう思われたかもしれないと一人落ち込むことがあります。
「どうして貴方は私の考えに賛同しないの?」っていう気持ちから、必死でその人を説得しようとしている自分がいることには気付いています。
どうしたら、もっと穏やかに話せるようになるんでしょう。良い方法があれば教えてください。
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自分なりに頑張ってコミュニケーションしたつもりでも、相手にうまく伝わっていなかったり、誤解されていたりした経験はありませんか?

わかってほしい!という気持ちが強すぎると、ついムキになって怒っているように伝わってしまったり、混乱して何にも言えなくなってしまったり・・。

自分の感情に乗っ取られてしまうと、相手の方はあなたのことを「○○な人だな」と判断してしまいます。
伝えたいことが伝わらないって、すごく悔しいことですよね!
頑張り屋さんや、情熱的な気質の方には、そういった経験が多いのではないでしょうか。

もしあなたが、コミュニケーションをするたびに傷付いてしまうという経験をしているとしたら、それはあなたがコミュニケーションを分かち合いの手段としてではなく、何らかの期待感や欲求を満たす道具として使っているからかもしれません。
また、自分で仕切らなければ!とか、自分で全部やらねば!というような自立的な態度が習慣化されている場合にも、コミュニケーションはうまくいきません。

コミュニケーションは、ペアでステップを踏む社交ダンスのようなもの。
どんなに上手でも一人だけで踊っていては、虚しいですよね。
お相手と一緒にどんなステップを創るか?を目標にしてみてください。

●コミュニケーションがうまくいかないときは、あなたが何かを抱え込むのを辞めるとき

「私は何を抱え込んでいるのかな?」
無意識的になっていて習慣化されている場合は、見つけるのに時間がかかるかもしれませんが、静かな時間を取って、自分に聞いてみてください。
ずーっと疲れていて、もう辞めたいな・・と感じている事柄が浮上してくるまで。

頑張っている自分を優しく包んであげるイメージをしてみましょう。
カウンセリングを受けたり、マッサージを受けたり、自分を労わってあげましょう。

●コミュニケーションの基本心得 ~相手を見る・知るということ~

1. まず、相手のコンディションはどうか
相手の方にも、あなたに会っている以外の生活の時間があり、その中でコンディションも変わってくるということです。
これはこちら側のせいでもなんでもなく、相手の方の事情もあって、その時々で調子は微妙に違うということを知っておくということです。
たとえその時のお相手の反応が悪かったとしても、自分も相手も責めることは、辞めましょう。

2. こちらが話している時の反応を見る(表情や目の動きなど)
こちらの話をしばらく続けた後のお相手の様子から、話に乗ってきてないようであれば、あなたから意識的に休憩を入れましょう。
あなた自身が気分転換をすることで、状況をリセットすることもできます。

3. 深層心理を利用した裏技を知っておく
心理学の法則のひとつに、【いま自分が感じている感情は、相手が感じている感情である】というものがあります。感情には共鳴作用があるからです。

例えば、ご相談者のように、自分が話をヒートアップさせているときって、何を感じているでしょう?
「相手とうまく繋がれないことへの焦り」「いらだち」「分かってもらえない悲しみ」ではないでしょうか?
そして黙って聞いているだけのお相手も、実はこれと同じことを感じています。
「いまひとつ分からないなあ・・」「分かってあげたいのだけど・・あー無理!」「こっちのペース、考えてくれてる?」

これをうまく利用して、自分がそのとき言ってほしい言葉を相手に向かって話しかけてみます。
「今、焦りがあって、うまく話せないのだけど・・」と話してみてもいいし、(お相手も共感できますね。)
「自分に苛立ってしまっているのだけど・・」(これもお相手が共感できますね。)
「あなたのこと、分かってあげてなかったよね。ごめんね。」と言えたら素敵ですね!

●「うまくやる」ことより大切なこと

深層心理の法則を使うのは、実際には難しいかもしれません。
まず、「うまく繋がれないことへの焦り」「いらだち」「分かってもらえない悲しみ」などの自分自身の気持ちをじっくりと感じること。
何かを「する」ことよりも、どう「ある」か?どんな自分で「いる」か?ということに意識を向けること。
心のゆとりを優先することです。

あなたが自分の内なる感情を見捨てている時には、目の前のお相手の気持ちを見捨てています。
感情と繋がっていないというだけで、コミュニケーションの効果性は自ずとダウンしています。
あなたが自分の感情を感じ始めたとき、お相手の気持ちを自然に大切にできるという仕組みです。

コミュニケーションは人間関係の要です。とてもパワーのあるもの。
幸せなパートナーシップや仕事の成功は、すべて日々のコミュニケーションの結果です。
もっといい明日のために、どうにもうまくいかないどん底から這い上がるために、
もう一人で頑張り続けることは辞めて、一緒に新しいコミュニケーションを学んでいきましょう。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

多田 陽香

対人関係、恋愛、個性、才能、感情の問題など、様々なお悩みに対応するベテランカウンセラー。 深い意識を熟知し、問題を根本解決へと導く。 世界各国で長年にわたり精神世界を学ぶ一方、大手芸能事務所の番組制作協力をワンクール担当する等、豊かな感受性を生かしてカウンセリング生活を楽しんでいる。