自分の愛情の持って行き場がない・・・

でもね、みみさん、この両方を手にする事は、
意外と簡単なんです。

彼は、きっとみみさんという彼女と出会って、
今までにないほどくつろいだんだと思うんです。
自分が「受け入れられている」と感じて、とても安心したと思うんですね。
それは、みみさんの魅力だし、彼がみみさんに惚れた理由のひとつかもしれません。

でも、私たちは心からくつろぐことが出来ると、元気になることができると、
その”次のステップ”へと自然と足を進めることができるんです。

彼の態度が変わったことを、みみさんはさみしいと感じていますよね。
だからこそ戦いになってしまいます。我慢しなきゃって。
でも、もしも彼の態度が変わってしまったのは、彼にとっては良いことだとしたら？
みみさんは、どう感じますか？

私たちは、誰かを助けたり、楽にしてあげることができると、
自然とうれしくなります。
自分の中にこんなに愛情を注ぐ力があるんだ！って感じる事ができるからです。
誰かを傷つけてしまう自分より、愛することができる自分の方が、
誰だって好きですからね。

みみさんは、それが出来たんです。
これは、とっても素敵なことですよ。
でも、本番はこれからです。

恋愛関係では、お互いがお互いを思うことで、常に変化が起こります。
これは、愛情のなせる技なんですが、
もしも、変わることにではなく、変わらない愛情にしがみついてしまうと、
私たちは苦しむ事になります。
それは、まるで大きな川の真ん中に立って、次々と流れてくる大量の水を、
せきとめようと踏ん張る事にも等しいからです。

きっと彼は、みみさんと付き合いだして、確実に変化しはじめています。
人は愛されていると感じると、自分も相手を愛したくなるんです。
彼の中で、仕事を頑張る事、これからの人生を切り開いていくことは、
みみさんに対する愛情の表れのひとつだと思うんですね。
多く男性は、そういった責任感や、”頼れる”存在になることで、
愛情を表現しようとします。

これは、なにも言われなくても、みみさん自身とてもよくわかっていることですよね。
みみさんにも”次のステップ”があるんです。
それは、そんな彼を信頼してあげること。

愛情は、私たちを、強くもしてくれます。
彼は、みみさんの愛情で、力を得たんです。
そうすることが出来た自分自身に、自信を持ってください。
そして、”頼れる”男になろうとしている彼を見守ってあげてください。
彼の中に「強さ」があることを見てあげて欲しいんです。

自分の中にある「弱い」部分をさらけだすことは、とても勇気があることですよね。
でも、そうすることを求めてしまうと、その勇気が台無しになってしまいます。
みみさんにとっては、今以上に魅力的な女性になるチャンスです。
深い愛情で、包んであげらる、そんな女性になるチャンスです。

応援しています。
その胸の中にある愛情を大きく育ててくださいね。

・・・・そうですよね。彼にとっていいことだとしたら・・・見守りたい。見守りたい。
母のような愛で包んであげたい。それには私も成長しなきゃ。
ただ、この1週間のうちに彼の行動が悪化してきました。
連絡をなかなかくれないのは、慣れてきてたんですが・・・私だけじゃなく、バイト先にまで影響が出始めました。
出勤を約束していた日も無断で休み、連絡もよこさず、やっと連絡がつくと「電話が壊れた」という理由・・・。
おそらく嘘なんです。付き合いだしてだんだんわかっては、きてたんですが、彼には連絡嫌いの他に嘘つき癖というのがあるんです。
でも、嘘のような事が本当な時もあるから、どこまでが嘘でどこまでが本当なのかわかりません。
せっかく、バイト先で才能をみとめられて、就職の話がきて、さあ頑張ろう・・・と信頼を築いていく時期の、この行動。
私にしてみれば・・またか、・・仕方ないな・・という感じなんですが、
私と彼の中を知ってる同じバイト先の仕事的に迷惑をうけてしまった子からは「いかげんにしてくれ。今どこで何をしてるんだ？」と言われます。
私が言えるのは「ごめんね。私にもわからない。でも、今は大目にみてあげて。
就職するから学校の友達との関係を大事にしたいところもあるとおもうから・・」
「どこにいるかわからないって、彼女じゃないの？意味がわからん。それに、学校の友達を大事にしたいっていう気持ちもわかるけど、俺も一緒だ！」
・・ごもっともです・・・。私自身から言うと、見守ってあげたい。
でも、就職という、一つの団体の中に今から入っていくという点からいうと、今、彼がとっている行動は許されないのではないのでしょうか？
一つの組織の中で動かされる・・・確かに彼にはむいてないと思うんです・・・。
それは、もしかすると彼の才能を殺す事になるかもしれない。でも、就職って言ったら・・・そんな事いってられないのではないでしょうか・・。。
今、何を考えているのだろう・・・。上のかいたような事は言わなくて彼には、わかってるとおもうんです。
私が今、できることってなんなんだろう・・・私がしないといけない事ってなんなんでしょうか・・・
離れていても連絡がなくても、やっぱり私は、あの人が大切で愛しく思えます。
何があっても、わかっていてあげたい。でも、それは、甘やかす事・・ではない気がする。
河源さん、私はどうすればいいんだろう・・・。こうやって聞いてもらえるのは初めてで、たよりすぎてるかもしれない・・・ごめんなさい。
これで、お話をきいてもらえなくなるなんて嫌です・・・。これからもお話を聞いてもらえる方法も教えてください。
勝手ばかり言ってごめんなさい。

> ・・・・そうですよね。彼にとっていいことだとしたら・・・見守りたい。見守りたい。
> 母のような愛で包んであげたい。それには私も成長しなきゃ。

ある意味、みみさんは、その愛情をもう持っています。
ここからは、それを”使う”ことを求められるんです。
「母は強し」と言いますよね。
無条件に信じてあげることができると、その次は自分から見た相手の”次の一歩”を、
指し示してあげることです。

みみさんが言うように、彼は言われなくても事の重大さをわかっているかもしれません。
でも、私たちには「がんばらなきゃ」と頭では思っていても、うまくいかないこと、
なんだかわからないけれど、踏み切れないとき、ってたくさんありますよね。

みみさんが、彼との関係で思い悩むように、彼もまた、
”わかっていてもどうしようもない”状態なのかもしれません。

私たちは、全力で何かに向かったり、人と本気で関わろうとするときには、
”感情”がそのエネルギーになります。
その感情の中には、今まで眠らせていたような、もしくは感じないように抑えていたようなものも含まれます。
ほとんどの”わかっていてもどうしようもない”問題は、
この隠れていた感情が足を引っ張っていることがほとんどなんですね。

彼のことを例に見ていきましょう。

> 出勤を約束していた日も無断で休み、連絡もよこさず、やっと連絡がつくと「電話が壊れた」という理由・・・。
> おそらく嘘なんです。付き合いだしてだんだんわかっては、きてたんですが、彼には連絡嫌いの他に嘘つき癖というのがあるんです。
> でも、嘘のような事が本当な時もあるから、どこまでが嘘でどこまでが本当なのかわかりません。

「自分から連絡するのが嫌い」「嘘をついてしまう」
想像してみてくださいね。
これから本気で頑張ろうとしている時に、信じてくれている人を裏切りたい、
期待に背きたい、と思う人はそういません。
でも、彼にはそうさせる「なにか」があるんです。

彼はもらわれっ子でしたよね。
施設に入っている子供というのは、たとえ自分を捨てた親でも、
「いつか迎えにきてくれる」と信じ続けます。
そこには、なんの根拠もないのに、です。
どうして、そんな風に思うのかというと、子供は無条件に親を愛しているからなんですね。
「きっと何かの理由で、今は離れ離れなんだ。でも、それが終われば、迎えに来てくれるんだ。
いい子にしてれば「待たせたね」と言ってお家に連れて帰ってくれるんだ」
と、子供にとって親というのは、悪者にはなり得ない存在なんです。
そこでは、ただひたすら”我慢”することしかできません。
自分から連絡を取ろうにも、それは叶いませんよね。

そして、成長するにつれて、自分が捨てられたんだと気づきだすと、
まわりの世界や人に対して、大きな不信感を抱きはじます。
「親に捨てられるぐらいなんだから、自分はまわりの人たちにとってもそんなに大事じゃないんだ・・・」
と、自分をちっぽけに扱いだすんです。
そうなると「自分が何を言おうが、かまわないじゃないか・・・」
という気持ちになっても不思議ではないと思いませんか？

彼の心の中には、そうして積み重ねられてきた、感情を押し隠すパターンができてしまっているんです。
これは、頭では考えてもいないような心の奥底にしまわれています。

でも、たとえそうした環境で育ってきたとしても、
その悪循環なパターンから抜け出させてあげる方法が、
ひとつだけ、あるんです。
それは、彼自身気づいていないような、心の奥底に隠れてしまっている”本当の彼”と手をつなごうとすることです。
そうするには、彼からの連絡をただ待っているだけでは、届きません。
みみさんが、どんなに我慢しているのかを伝えても、それは届かないと思います。

大切なのは、みみさんがどれほど彼を思っているのか、
どれほど彼を愛しているのかを、感情を込めて、伝えることなんです。

> 私が今、できることってなんなんだろう・・・私がしないといけない事ってなんなんでしょうか・・・
> 離れていても連絡がなくても、やっぱり私は、あの人が大切で愛しく思えます。
> 何があっても、わかっていてあげたい。でも、それは、甘やかす事・・ではない気がする。

その通りです。
でも、一言で「わかってあげる」と言っても、今の彼の状態をわかってあげることと、
今、彼に必要なことを理解することでは、少し違ってきます。
ただやさしく「見守ってあげる」だけでは、どうにもならない状況が、やってきているんですね。
ここからは、みみさんの愛情の深さを発揮しなくては、前には進めません。
恋愛関係でのパートナーは、まわりのどんな親しい人でも言ってくれないようなことでも、
言い合えるところに、成長のカギがあるんですね。
それは言い換えると、誰よりも大切な人だからこそ、
「そんなことしてちゃ、あなたの魅力が台無しよ！！」ってお互いを高めあえる関係なんです。

彼と、しっかりと手をつなげるように、勇気を持ってください。
彼には、みみさんが必要なんですよ。

> これからもお話を聞いてもらえる方法も教えてください。

私たちカウンセリングサービスのカンセラーは、電話でもカウンセリングをしています。
また、母体である神戸メンタルサービスの方で、メールでのカウンセリングもしています。
どちらも、ここのように無料ではありませんが、もしよかったらご活用くださいね。
また、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

みみさんのその愛情が大きくなるチャンスです。
応援していますからね！！