元夫との復縁

相談者名
らすかる

44歳女性、離婚歴があり、離婚した1つ歳上の元夫と復縁できないか考えています。

私は高校生の頃から付き合っていた彼と27歳で結婚し、30歳で離婚しました。
それからはずっと独り暮らしです。
37歳の時に子宮の病気にかかり子宮全摘しています。
今は鬱病を患っており障害者年金と在宅ワークの仕事で生活しています。
今、消費者金融に借金が100万円ほどあり、元夫からもお金を借りています。
将来に不安があります。
そこで、むしがいい話ではありますが元夫と復縁できないかと考えています。

結婚していたときはお互いに浮気をしたりもしたし、傷つけ合うことが多かったです。
また、元夫は家族(特に弟)とかなりベッタリ仲が良く、ふたりで出かけたいデートにも旅行にも弟がついてくる、義実家で一緒に暮らしていたときも弟と元夫と私で川の字で寝る、みたいな感じでそれがとても嫌でした。
元夫との子供を2回妊娠中絶をしており、それも深い心の傷になり離婚しました。

ですが、離婚してからも元夫とは連絡をとりあっています。
経済的に苦しい時はお金を貸してもらったりもします。
毎日LINEでおはよう、おやすみ、今日は何があったか等伝えます。
鬱の症状がつらいときもLINEをすると相談に乗ってくれます。
元夫は元義実家の面々が私のことをよく思っていない?ことなどから「もしなにか用があるときはふたりで会おう」と言っています。

わたしは独りが基本的に大好きで、一人暮らしが気楽すぎてたぶんやめられないだろうと思います。
でも将来のことや経済的なことで不安が大きく、義実家付きではなく元夫とだけ復縁できたらいいのにとぼんやり考えています。

元夫が私のことをどう思っているのかはわかりません。
ただ挨拶するだけの仲なのかもしれないし、私に伝えていないだけでパートナーがいたりするかもしれません。
(元夫は清潔感もあり仕事もできて見た目も愛嬌があり魅力的なひとです。)
また、わたしは今現在体重が100kg近くあり(離婚してから体重が倍になりました)とても女性として見てもらえる人間ではありません。

籍を入れるまでいかなくても、元夫とどうしたらパートナーに戻れるでしょうか。
今はもう元夫の浮気や中絶などはわたしはたぶん根に持っておらず許しています。
それどころか苦しい時にお金を貸してくれたり楽で相談に乗ってくれたり、感謝の気持ちでいっぱいです。
でも「パートナーに戻りたい」と伝えるのは断られるのが怖くてできないです。

カウンセラー
佐藤まゆみ

はじめまして、らすかるさん。
ご相談の回答をさせていただく、佐藤まゆみと申します。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

らすかるさんは、高校生の時からお付き合いしていた人と27歳でご結婚なさったとのこと。
10年くらいの長い恋人時代を経て、結婚されたんですね。
なのに3年で離婚ということは、結婚して初めて理想と現実の違いを感じられたのでしょうか?
義実家のご家族とのかかわり方や2回の中絶は、らすかるさんの心を相当深く傷つけた出来事だったと思います。

とは言うものの、今でも元夫(「彼」と呼ばせていただきます)とは連絡を取り合う仲なんですね。
連絡の取り方や、お互いに相手を気遣う優しさを感じる文面で、読んでいて思わずほっこりしました。
夫婦としての関係性は終わっても、心のつながりが保てているのを感じました。

> わたしは独りが基本的に大好きで、一人暮らしが気楽すぎてたぶんやめられないだろうと思います。

一人の時間を楽しめているらすかるさんは素敵です。
どうぞ、存分に一人時間を謳歌してください。

さてここからが、らすかるさんが望む今後の彼との関係性のお話になります。
抜粋すると、次の通りですね。

> 元夫と復縁できないかと考えています。
> 籍を入れるまでいかなくても、元夫とどうしたらパートナーに戻れるでしょうか。

何度もご相談を読み返していて、どうしてもつかみきれなかった点があります。
らすかるさんがおっしゃるところの「復縁」「パートナー」って、どういう関係なんでしょうか?

一般的には離婚したご夫婦が復縁と言うと、「もう一度籍を入れ直して夫婦としてやり直すこと」になるかと思います。
でも、もう結婚生活は望んでおられないんですよね。
結婚すれば義実家との付き合いは嫌でもついて回り、それが原因で不満が絶えなかったようですから。
だから、復縁=彼との再婚 でないことは理解しました。

ではパートナーとなると、昔のような結婚前の恋人同士に戻りたいということで合っていますか?
ワクワクするような甘い時間を彼ともう一度過ごしたい、そうお考えなんですね。
確かに、またそんな時間を持てるようになったら素敵ですね。

ただ、そうなるといくら誠実な彼であっても、婚姻関係がなければ生涯に渡ってらすかるさんの生活を支えていく義務や責任は、残念ながらありません。

> 将来に不安があります。

らすかるさんは一人がお好きだけれど、今のままでは将来が不安なんですよね。
そのお気持ちは分かります。
でも彼に、らすかるさんの将来を全て託すわけには行かないのが現状です。

それよりも、もっと大事なことがあります。

> 苦しい時にお金を貸してくれたり楽で相談に乗ってくれたり、感謝の気持ちでいっぱいです。

らすかるさんのこの気持ち、なによりも尊いものです。

このようなかかわり方は、元夫婦としてかなり理想的な関係ではないでしょうか。
そう簡単に、得ようとしても得られるものではありません。

彼が離婚した元妻に、なぜそこまでしてくれるのでしょうね。
答えは一つ
そこに愛があるからです。

愛にもいろいろあります。
恋人同士の激しい恋愛
長年連れ添った夫婦の穏やかな愛
家族をいつくしむ思い…etc.

らすかるさんと彼は10代の頃から現在に至るまで、さまざまな愛の形を経験されてきたんです。
喜びも苦しみも、すべて受け止めた二人には他人が入り込む余地のない深い心のきづながあるんですよ。
それは夫婦とか恋人とか、お金があるなしとか体形がどうとか全く関係のない、人としてのつながりです。

らすかるさんは、すでに欲しいものを手に入れています。
どうぞ、そのことに気付いてください。

ただただ、彼が注いでくれるシャワーのような愛情を受け取り、感謝し続けること。
そうすることが、らすかるさんの不安を解消してくれる唯一の方法ですよ。
らすかるさんにとって、決して難しいことではないはずです。

この考え方が参考になれば幸いです。
今回は、ご相談くださってありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

1957年生まれのシニア世代。 自身の豊富な人生経験を生かした、自分らしく生きていくためのサポートが好評を得る。 得意ジャンルは、対人関係・自己啓発・恋愛。 “何かを始めるのに遅すぎることはない”の言葉通り、いくつになっても新しい人生を切り開いていけることを、身をもって実践している。