初めまして、てんさん。カウンセラーの寺島と申します。 ご相談ありがとうごさいます。やりたい事をやっても常に充実感が得られない・・・。 どこかで親に隠し事をしている、 または怒られるのではないか、自分は悪いことをしているのではないかと、 ビクビクしなくてはならないというのは、本当にしんどいことですね。 気分的には毎日が昔のドラマの”逃亡者”の気分かしら? 自分自身も親の優等生で育ったいい子タイプでしたので、 その反動で悪い子ちゃんになった時は過剰に悪い子になってしまい(^^) その罪悪感を切り抜けるのに、ちょっと時間がかかりました。 だから、てんさんの気持ちもわかるような気がします。 昔、自分が大学生の時、ゼミ仲間とキャンプに行きまして、 夜は定番の女子内輪話大会になったのですが、 彼氏がいる子たち対、彼氏いない子たちでちょっとした言い争いをしたことを覚えて います。 彼氏がいる子たちは親切心で私たちいない子たちにいろいろアドバイスをくれるので すが、 当時の彼氏いない子たちにとってはそのアドバイスって、ものすごく恐れ多いことの ように思えたんですね。 親に内緒で男の子達と遊んで外泊をどんどんしろとか、 代返頼んでもいいから、もっと男女交際に時間をさいたらとか、 自分からたくさんの男性に声をかけてデートしろとか、 いろんな男の子と付き合って、エッチくらいまで体験しておいた方がいいとか・・・ (^^) とうとう最後には彼氏いない派の私たちが、 「そんなこと親に申し訳なくてできないよ~」 って、泣いてしまいました(笑) 今は振り返ってみると笑い話で話せるのですが、 当時はそれくらい真剣に考えてましたし、罪悪感に苦しんでいたんですね。 そして真の愛とはとか、永遠の恋人とか、誠実とか、一生懸命考えて、憧れてまし た。 こんな私が親に対する罪悪感をどう切り抜けたかというと、 やっぱり自分で外の世界にでて、親以外の人たちとの接触を増やしたり、いろんな体 験を積んでいくことでした。 例えば、自分の母親は専業主婦なのでどこか経済的に甘い考えがあるなあ~なんて感 じていたこともあったんですが、 自分が会社で働いてみるようになると、母親と同い年の女上司が、 いろんな面白いアドバイスをくれたり、また母親とは違う働く女性の生き様や哲学を 教えてくれました。 仕事を真剣にすすめようとするならば、できる限りお互いの誤解を避けられるよう、 相手が誰であっても対等にはっきり自分の考えを述べること、 何も言わないのはイエスと言っているのと同じと受け取られるのだと彼女に教えても らったとき、 女性の物言いははっきりせずに、振る舞いは控えめであるべきと 自分の家庭で教えられてきた常識、価値観や考え方とあまりに違うので、びっくり仰 天したことを覚えています。 最初はなんなんだこの自己主張の激しい上司は~ってなじめなかったんですが、 その女上司が周囲の人たちからの人望もあつく、実際にやり手であること、 また、自分自身も時間を経て彼女の仕事振りや行動をみて、納得し、尊敬を感じるよ うになると、 なるほどそういう考え方もOKなんだなって思えるようになり、 結局、自分の方がいままで親の考え方しか知らなかったんだなってことに気がつけま した。 また、私たちは世の中のできごとを良い、悪いで判断しがちなクセがあります。 水戸黄門のみすぎでしょうか(^^)、つい目の前の人を善玉?それとも悪党?って判断し たくなりませんか? でも、現実の世界は善と悪というのはなくて、あるのは立場や考え方の違いだけだっ たりするんですよね。 物事を良い悪いで判断することを手放せるようになると、相手を許せるようになりま すし、同時に自分も許せます。 良いか、悪いか、正しいか、間違ってるではなくて、ただ、その違いを受け入れて、 では自分の生き方はどうありたいか?ってことだけ見つめられるようなると、 自分の判断に余裕が生まれてくるので、罪悪感も軽くなると思いますよ。 思いきって物事に対する良い悪いの判断を手放してみませんか? これが今回の私のてんさんへの提案です。 ご相談ありがとうございました。 またしんどい時は、ぜひご相談ください。お待ちしています。 |