りあさん、こんにちは。 初めまして。ご相談を担当させていただく大谷です。 よろしくお願いいたします。先ず最初に自信についてお話ししましょう。 さて、りあさんは多くの人が自分に自信を持ち、生きていると考えておられませんでしょうか? 私が感じている実情は、多くの人に何かしら自信のない部分があります。 それを見ないふりをしている人もいれば、深刻に受け止めて悩んでいる人もいます。 また、そこに触れないように生きている人もいれば、たまたま問題とならずに人生を送っている人もいます。 外から見ていると、「この人は自信にあふれている」と感じていても、その人の心の奥底にもそういう部分が潜んでいる事はよくある事なのです。 だから、りあさんがことさら「自信が無い」部分に着目してご自身を責めなくてもよいという事を先ずは頭の片隅にでも置いておいてください。 自信が無い人にはいくつかの心の癖があります。 代表的なものでは、自分のできている部分は当たり前と感じ、自分ができていない部分ばかりに着目して自身を評価しているという事です。いつも自分に駄目出しをしている訳ですから、これでは自信がつかないですね。 この癖を先ずは直していきましょう。癖は、練習すれば直せるのです。 具体的には、自分のできている部分を正当に評価するために(自分自身への厳しい見方を和らげるために)、その日頑張った事、できた事、こう考えたという事などを使って、毎日3行で結構ですので、自分を褒める日記をつけてください。 そして最後に「私、頑張ったね」「私、優しいね」「私、偉いね」というように、褒める言葉を添えてください。 褒める内容は、同じ事柄がでてきても結構です。また、ハードルを低くしても結構です。 これを暫く続けてみてください。 もし、恥ずかしくなったり、嫌な感じになったり、あるいは「そんな事続けても意味が無いよ」などという心の声が出てきたら、それは、りあさんが変化しようとする事に対する心の抵抗です。 「自分は変化するぞ」という決意のもとに、それらを乗り越える努力をしてみてください。 次に、ご両親との向き合い方についてです。 ご両親は、りあさんを支配しようとされているのではないか、と感じておられる事についてですが、おそらく、支配ではなく心配されているのだと思います。 しかし、その方法がご両親のご存知の方法だったり、ご両親がご両親に言われてきたやり方なのかも知れません。 そうすると、りあさんの時代とは異なる価値観に基づいた方法になりますので、りあさんが受ける印象は、支配されている感じになるかもしれませんね。 門限の時間にしても、DV容認の発言にしても、今では少し違和感を覚えますが、古い時代の価値観が根底にあるように感じます。 その辺りの事情も鑑みて、ご両親の事を理解しようとされてはいかがでしょうか。 そうすると、またご両親に対する見方も変わってくるのかもしれませんね。 もちろん、それに従うか否かは、りあさんの“選択”です。 ただ、“嫌”という気持ちのみで選択するのではなく、理解したうえで選択すると、気持ちが楽になりますよ。 最後に、“私自身もモラハラ加害者的な考えを持つことがあるのを自覚しており”とのお話ですが、それは、今はその部分を責めなくて結構です。 私たちは、心に余裕が無いと、自分を裁いているのと同じように人を裁きたくなります。 心の余裕ができると、自分を裁くことがいかにひどい仕打ちか、人を裁くことがいかに思い上がっている事なのかがわかるようになります。 心に余裕を作る事、それは自分に自信を持つことと同義です。 先にお話ししました自信を持つことに取り組んでみてください。 きっと、世の中が戦場には見えなくなってくると思います。 回答がお役にたてば幸甚です。 ありがとうございました。 |