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Lecture.400-2


緊張する心理(2)~未完了な痛み~

原裕輝
講師:原裕輝 

カウンセリングサービス心理カウンセラー
(大阪・東京・名古屋・福岡地区担当)


過去につらかったこと、苦しかったこと、怖かったことなどの否定的があり、そこで感じたことが完了せずに未完了な痛みとなって心の中に残っている時に、現在の人間関係に影響を及ぼすことがあります。
過去の痛みを現在の人間関係に投影し過去に起こったことのように、また嫌な思いをするのではないか、責められるのではないかというような緊張感を作ることがあります。

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●過去の未完了の痛み

過去の否定的な体験で伴った痛みが完了されておらず心に残っていると怖れが強くなることがあります。これはどういうことなのでしょう?

例えば、小学生時代に意地悪な友達にいじめられた経験がした人がいたとします。
拒絶され、無視をされるというような、とても悲しくつらい体験です。

小学生の子どもにとってあまりにも感情的にとても悲しくつらい体験であった為、その体験が処理しきれず心の奥に残ってしまうことがあります。

時がたち大半は過去の物として乗り越えたのですが、心の奥に処理しきれなかった未完了の痛みが残ってしまうことがあるんですね。

すると人間関係においてこの未完了の痛みがでてくることがあるんです。
またあの時のような拒絶されて悲しく辛い思いをするのではないだろうか?と現在の人間関係に小学生の時のいじめられた時の思いを重ね合わせて見てしまうんです。

そして、もうあんな悲しくてつらい思いをしたくないと人間関係を怖がってしまい、防衛的になり緊張を作ってしまうのです。

友達との関係を例えに使いましたが、両親との関係や男女関係での未完了な痛みも同じく影響を及ぼします。

●痛みを解放する

もし緊張をする原因が過去の人間関係にある人が、過去の体験を現在の人間関係に重ね合わせて見ているといるんだなと気づきを得ることができたとしたら、それは大きな収穫になります。

「私は意地悪な友達に無視をされた心の傷がまだ残っているから、無視をされるのを人一倍怖がっていて人の反応を気にしてしまい、それで緊張をしてしまうんだな」
「今いる友達は小学校の時のような意地悪な友達と違うから、過剰に怖がる必要はないんだ」などと客観的に見直すこともできます。

なぜかわからないまま緊張するのと、このような見方ができるので大きな違いがあると言えるでしょう。

また過去の未完了な痛みがあると気付くことができれば、それを人に話すと共に心の中にある感情を外に解放していくこともできます。とっても勇気がいることですが未完了の痛みを解放していくのに人に話していくのは役立つ方法になります。

感情を解放していくと未完了な痛みは完了に向かっていきます。
完了し心が癒やされると過度に恐れることや、緊張することがなくなることでしょう。

>>>『緊張する心理(3)~自分を受け入れていますか?~』へ続く


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