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Lecture.867

雑談が苦手な人のための対人関係術〜自分の「楽しい」を優先する〜

講師:みずがきひろみ

雑談に苦手意識のある人は少なくありません。雑談ができないと人と仲良くなれない、ましてや人気者には到底なれないと思い、これが対人関係においてコンプレックスになることがあります。相手を「楽しませなければならない」という気持ちが強すぎると、自意識過剰になるため自分が人と関わることを楽しめず、ことさらに苦手意識を強化してしまいます。もともと芸術肌タイプの人はあまり他人の行動に興味がありません。理想や夢、美意識などに関心があるのですが、そんな自分を受け入れて、自分の豊かさな内面を他人と分かち合う気持ちを大切にできると自分も楽しく、その楽しさを人と共有できる喜びを味わえます。自分の世界の豊かさに自信をもってくださいね。

Keywords
自意識過剰 プレッシャー 怖れ 自己愛 罪悪感 

◎リクエストを頂きました◎
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雑談が苦手です。仕事や学校では、休み時間が大嫌いでした。雑談しなければならないからです。二人きりになって沈黙が続いてしまうと罪悪感を感じてしまいます。その人が他の人といる時は、二人きりでもずっと会話が続くので。知らない人が多い、大人数のパーティは特に嫌いで、よく一人ぼっちになってしまいます。耐えきれずにこっそり抜け出したことが何度もあります。友達は欲しいけれど、新しく友達を作ることが苦手です。どのように気を持てば、もっと気楽に自然に人と接することができるでしょうか。
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リクエストをありがとうございます。

私自身、他人を楽しませられないと感じてしょげることが多いので、他人事とは思えない悩みです。お役に立てると嬉しいです。

●「楽しませなければいけない」と必要以上にプレッシャーを感じる。

私は、「雑談が苦手」な方は案外多そうだと感じています。このようなご相談をいただく方ほど、他愛もない、面白い話をしなければ人と関われないと感じていて、人を「楽しませることができない」のではないかと不安になるあまり、自然と人と距離をとろうとします。私も、学生時代は、修学旅行などでバスで私の隣の席になる人に、「私と何時間も隣に座らなければならないのはつまらないでしょう」と申し訳なく思っていたクチなので、この「楽しませなければいけない」というプレッシャーには馴染みがあります。あなたが人を「楽しませられない」ことでこれだけ自分を責めてしまうとしたら、それはいったいどれだけ人の笑顔が見たいからなのでしょう。基本的に、「人が好き」だからこそ感じるプレッシャーなのだ、と理解してくださいね。あなたは「楽しい」ことが大好きで、「楽しい」人、「楽しくしてくれる」人が大好きなのです。そして、そんな「楽しい」人でありたいと強く願っている人なのです。


●「好かれたい」のに「楽しませられない」から辛い。

「人が好き」だからこそ「好かれたい」。「好かれたい」から「楽しませたい」。だってみんな「楽しい」人のことが好きでしょう?と思いますよね。ところが、自分は人を「楽しませたい」のに「できない」と思っています。ちょっと認めにくいかもしれませんが、こういうときというのは、相手の目線を利用して「自分」を見ているものです。「相手」の気持ちやありようを見ているようでいて、「相手が自分をどう見ているかしら?」と「相手」を「鏡」にして「自分」の姿をチェックしているのです。「好かれたい」からこそ、「楽しませたい」からこそ、自分ができているかどうかが気になってしまい、「鏡」をチラチラ見たくなります。

しかし、「私はこの人を楽しませているかしら?」と心配しながらおしゃべりをしていても、あまり楽しくありませんよね。自分が楽しくないのですから「きっと相手も楽しくないだろう」と思います。そこで申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまうのです。まず、自分が「楽しむ」ことを優先してみましょう。あなたが「楽しそう」にしていると、相手も気分がいいものです。健全な自己愛をもつことで、会話は楽しいものになります。


●芸術家肌の自分を受け入れてみる。

面白おかしく「雑談」ができる人というのは、他人や周囲の状況をよく観察していて、日常のささいなことの中に「おかしみ」を見つけられる人が多いようです。「雑談」が苦手だということは、そもそも他人の行動にはあまり興味や関心がないのかもしれません。むしろ、理想や思想、美しいものや宇宙の法則のようなものに心が惹かれるタイプではありませんか?いわゆる「芸術家肌」なのかもしれません。「芸術家肌」の人は、自分の関心が「自分が好きなもの」に集中します。独特の美意識や世界観をもっているのですが、自分の心の世界がとても豊かなものだと自覚のない人も多いです。もっと自己愛を高くもっていいです。

パーティが好きでなければ、好きになる必要はありません。もっと自分中心に、自分の感性を信じて、自分が「好き」だと感じられる人に向かって、「自分が好きなもの」を分かち合ってみましょう。あなたが「面白い」と思うもの、あなたが「好き」なものであふれた「あなた」の世界に、誰を入れてあげましょうか?そんな風に考えてみてもいいですね。

(完)


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