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Lecture.582-2

セックスレスの心理5(2)〜感情の抑圧〜

講師:根本裕幸

都市生活の中では女性性を抑圧し、男性性に偏った生活を送りがちです。女性性を抑圧するということは感情を抑圧するということであり、これにより、感情でするセックスは自然と遠ざけられてしまうのです。また、現代はストレス社会でもあり、感情の抑圧から生まれるストレスはセックスに対する欲求を抑えると同時に、人に対しても距離をおいて付き合う理性を作ります。そこで、そうしたセックスレスの状態を克服するために、まずは感情を取り戻すことを提案していきます。

Keywords
セックスレス 感情の抑圧 理性的・思考的 リラックス 感情の解放


●都市生活による感情の抑圧

女性の社会進出や男女の対等性は素晴らしいことだと思います。しかし、その一方で、まだまだ『女性が女性として自立する』というよりも、「男性になることを求められる女性」の部分も大きいような気がするのです。

理性や思考は「男性性」が司るエリアです。だから、様々なルールはこの男性性が作り出しています。
一方、感情や感覚は「女性性」の得意分野。
だから、都市に生活し、情報化社会の元で理性的に生活するだけで、女性性が抑圧されてしまうのです。

それは「感情的」であることをネガティブとする風潮と一致します。
「感情的」というのは日本語ではとてもネガティブな表現となります。
ちゃんと感情をコントロールできない未熟な人、というニュアンスが込められているからです。

でも、私たちの感情はそもそもコントロールできるものではないと心理学では捉えます。
私たちの思考よりも遥かに強力なパワーを持つのが感情なんですね。
だから、私はワークショップなどでも「感情がパソコンだとすると、思考は電卓なんですよ。感情を思考でコントロールしようとするには、電卓でパソコンに勝負を挑むようなものなんです。」と紹介しています。

しかし、そうは言っても都市の中では、誰かが感情的になってしまうとルールが破たんし、物事がうまく行かなくなることがあります。
朝の駅のホームで「眠たい〜!」っていきなり横になったらみんなに迷惑をかけてしまうのです。だから、どれだけ眠たくても、じっと整列していなければなりません。
一人ひとりが歯車となって動かなければいけない都市生活者の中で、感情ってすごく厄介なものになってしまうのです。

だから、私たちは無理矢理に感情を抑圧し、表に出さないことが奨励される社会が出来上がるのです。
強いパワーを持つ感情を、理性で抑え込むとしたら、どれくらい無理・負担がかかっているか想像できますか?
都会で生活しているだけで疲れる・・・という原因はこういうことなのです。
本来イキイキと感じてあげるべき感情を抑圧せざるを得ないわけですから。

その結果、人間関係でも感情的になることを避けるような傾向が生まれます。
「あいつはそういうやつだから」と理解することで、深い入りしないようにします。
「あいつも大人だから何とかするだろう」と分かったふりをして、一歩引いてしまいます。

パートナーシップでも、尊重という名の遠慮が生まれるのです。

理性的になった分だけ、セックスでもすごく気を使います。これでいいのか?ちゃんと相手は感じているのか?次にこれをしなきゃ、ちゃんと感じてあげなきゃ、等々。

だとしたら、自分で処理した方がいいんですよね。
男性はもともと定期的に射精をしなければいけないのですが、最近はセックスよりも、オナニーの方が好きだという人が増えているようです。セックスはすごく気を使うから、自分でした方が楽で気持ちいい、というわけです。

また、女性も性欲を感じなくて、セックスを必要と思わない人(子作りの手段以上のものはないと考える人)も多いようですし、また、セックスが大事だと思っていてもあまり感じない方も少なくないようです(不感症ではないか?と不安でカウンセリングに来る方も多いんですね)。

どれくらいそこで人に気を使っているかが分かりますよね?

そもそもセックスって感情の塊です。
これを理性的に処理しようとしたら全然楽しくもなければ、面白くもありません。そうすると感情を抑圧する生活を続けていくことは、セックスを遠ざけることにも繋がるのです。

もちろん、都会での生活に疲れ、ストレスが溜まり、セックスをするほどの心理的な余裕がないことも多いですよね。
あらゆるエネルギーを仕事や生活に注いでしまうので、セックスがすごく面倒に感じたり、余計なもののように感じてしまいます。

そうすると、都市生活のストレスであれ、理性的なルールに縛られた生活が原因であれ、感情の抑圧から生まれるセックスレスも大変多くなっているのです。

このテーマに関しては、いかにオフタイムを充実させるか?ということが大切な解決のポイントとなっていきます。
私たちの感情はどれだけ抑圧されても死んでしまうことはありません。
麻痺して感じなくなることはあっても。

だから、あなたがオフタイムに感情を解放できるような時間を優先的に持ち、感情をイキイキと感じる時間を作ることで、この感覚を手放していくことができます。
具体的には、体を動かすこと、好きなことをすること、人としゃべること、映画や舞台などを鑑賞すること、セミナーを受けること、温泉やスパで体を緩めること、マッサージやエステ等々。

いわば、普段抑圧している感情を外に出してあげられる何かが必要なんですね。
そうして、日常生活で張りつめてしまった神経を緩めてあげます。
緩めると感情も解放されると同時に、セクシャリティも解放され、性欲なり、親密感なりを感じる準備ができていくのです。
これがいわゆる「リラックス効果」というものです。

もちろん、1日2日でこの抑圧が解けることもありますが、ほとんどの場合、定期的に続ける必要があります。
そうして感情を感じられるようになっていくと、セックスに対する抵抗も少なくなっていくのです。

実はセックスはこれらのすべての行為に匹敵するくらいのヒーリングのパワーを持ちます。だから、セックスを取り戻すことができれば、一番のストレス解消方法になっていくんですよね。

さて、次回は今回も冒頭で触れた、女性性、男性性について紹介していきます。

>>『セックスレスの心理5(3)〜女性性の否定、男性性の否定〜』につづく

関連する講座へのリンク集

21.セックスレスの心理
47.感情を抑圧するとどうなるんだろう?
102.セックスレスの心理2〜仲はいいのになぜ?〜
229.セックスレスの心理3〜私が本当に望んでいるものは何だろう?〜
240.感情を豊かに感じる力〜抑圧と解放〜
292-1.セックスレスの心理4(1)〜自立がもたらす“男男関係”
569-2.傷ついた男性性かもたらすもの(2)〜正しさの争い〜

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