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Lecture.57 ミルフィーユみたいな心〜感情の層〜

講師:原裕輝

私たちの心はいくつもの層になっていて、まるでミルフィーユやバームクヘンのようなのです。
Keywords
感情
親密感
否定
痛み

私たちの心はいくつもの層になっています。まるでミルフィーユやバームクヘンのように幾重にも層が積み重なってできていると想像していただくとわかりやすいかと思います。
ある心理学者が言うには7万層ほどあるそうです。
7万層って・・・・びっくりします!

初めて会う人と、毎日顔をあわす家族や恋人とでは見せる顔や性格が違っているのも、心が層になっっていて、仮面をかぶっている自分、見せやすい自分、他人には見られたくない自分いろんな自分がいるからなのです。
感情も層になっており、表面的な感情、その裏にある感情、またその裏にある感情と幾重にもなっています。
心は複雑ですから、単純には語りきれませんが、感情の層はこんな重なり方をしているという一つの見方を紹介します。

●肯定の層●

私たちが対人関係で最初にでてくる感情の層です。
気を使ったり、良い子をしたり、いい人になろうとしたりします。
私は良い人とか、私は正しいとアピールしたい、そんな印象を持ってもらいたい心理の裏には、肯定の層の裏に「私は悪い子」という心理が隠れており、心のどこかでばれちゃいけないというのを感じていたりします。

そんな自分は他人に対して仮面をかぶっている感じがするので、人に何かを隠している感じもします。
私は良い子の裏に「私って悪い子ちゃん」という心理があるので、こんな自分は愛されない→だから何かしなければ愛されないという心理が働き、良い子をしたり、犠牲したり、補償行為をいっぱいしたりします。

この肯定の層では、恋人と表面的な顔でお付き合いしている、人に対して仮面をかぶっている自分を感じるのでリラックスできなかったり、そわそわして落ち着かない感じして自然体で振舞えないことが多いようです。

●否定の層●

肯定の層(私は良い子なのよ)の裏に隠れている心理に、否定の層(私は悪い子よなのよ)の心理があります。
悪い子なのよの他に、私は弱いと感じる人もいます。私は実は悪い子なのよだとか、こんな自分をだしたら嫌われると思う心理が肯定の層の私は良い子なのよとアピールさせたり、犠牲させたり、補償行為をいっぱいさせたりします。

この否定の層を感じている時は私は悪い子だから・・・・私は弱いから・・・・・・だから良くなろうとか、強くなろうとかなかなか思え無かったりするようです。(だって私って弱いものという心理がでてきやすいから)
この否定の層では肯定の層(良い子の層)と同じく人に気を使って接するので対人関係で壁を感じたり、距離を感じたりします。

●抵抗の層●

否定の層で私は悪い、私が間違っているなどの否定を感じるのですがこの嫌な感じがは長いこと感じているとやってられませんから次にでてくる感情の層は抵抗の層がでてきます。
この抵抗の層で感じることは私は正しい、私は間違っていないというこだわりがでてきます。
そして気を張ったり、強がったりします。

逆に言えばこの抵抗の層がでてきている時は、気が抜けない自分がいるということになります。
気の張りすぎで疲れることが多いのもこの抵抗の層の特徴です。
対人関係において人と意見が合わない時、否定の層でいる時は、私は悪いと感じているので「ごめん」と誤ったり、自分の意見を折って相手の意見に合わせたりするのですが、抵抗の層では“私は正しい、私は間違ってない”ということにこだわりがあり、このこだわりの裏に”私は正しい、あなたが悪い””私はまちがっていない、あなたが間違っている”の心理ができるのでケンカになりやすいようです。

●痛みの層●

”私は正しい、あなたが悪い””私はまちがっていない、あなたが間違っている”という抵抗の層の次にでてくるのは痛みの層です。
痛みの層では誰かを傷つけてしまったり、自分が傷ついてしまったようなひどい感情がいっぱいでてきます。

ケンカなどで「俺が頑張っているのに、なんでおまえはいっつも文句ばかり言うんだ」と相手をののしった後、一人になった時に「なんであんなひどいこと言ってしまったんだろ?俺って最低だな」と落ち込む姿なんかを想像してみてください。

こういうシチュエーションも抵抗の層→痛みの層に移る一コマです。
この痛みの層で感じるひどい感情は2種類あり“悲しみ・痛み・傷・寂しさ”などの誰かから傷つけられた感覚がするような痛みを感じる場合と“憎しみ、惨めさ、恥ずかしさ、屈辱感、嫉妬”などの自分の中から沸きあがってくるような感覚がする場合の時があります。
この痛みの層にいる時は自分って最低だ自分って最悪だ・・と自分自身をひどい存在に感じたりもするようです。

●愛と親密感の層●

痛みの層の下には愛と親密感を感じる層があります。この愛と親密感の層でいる時は、なにかしなければ愛してもらえないと感じることも無く、これをだしたら嫌われると隠す必要も無く、私は正しいと気を張ることもあ無く、私ってひどいと自分を最悪に感じることもないので、自然体な自分でいられるます。

自分にOKを出せている状態でもあり、ホッと一息つけれてとても楽です。ケンカの後の仲直りのした時もいつも以上に親密感を感じたりしますよね。
これはわかりやすい例の一つだと思います。

先ほどの痛みの層で使った例えを使わせもらえば、ケンカした後「なんであんなひどいこと言ってしまったんだろ?俺って最低だな」と落ち込ん後、そんな自分に相手が「そんなこと気にしないでいいよ」とか「それでもあなたが好きよ」と言ってくれた時にすごい嬉しいとか愛されてるという気持ちになりますよね。

これは愛と親密感を感じれているんですね。その他の例えをだすとお父さんなんか大嫌いと思っていたのに、自分の結婚式に泣いてくれているお父さんを見て「そういえば、小さい頃よく抱っこしてくれたな愛されてたな〜」と思い出してホロリと泣いてしまうのもシーンなんかも大嫌いモードだったのに愛と親密感を感じるモードになっているからホロリと涙がでてきます。

シチュエーションをあげるときりがありませんが、痛みの層の下には愛と親密感を感じられる層があります。

●抜け道を探そう●

親と、恋人と、会社と・・・いろいろなシチュエーションで様々な感情を感じます。
時には、つらい感じや、悲しさなどを感じる時もあります、こんな時はしんどいですね。
ずっとこのつらさが続くと思ったりするとゾッ〜としますね。
でも、愛と親密感の層にたどり着けれれば、ホッとした感じや、自然体でいられたりするので楽だし、愛や親密感を感じられるので幸せな気分になれます。
しんどい感情はそこから抜けられる事ができますし、ホッとできる層にたどりつくこともできます。

でもこの愛と親密感の層にたどりつけない時は、たどりつく迄の過程の真っ最中だったり、遠回りをしていたり、道に迷ってたどりつけていないと考えて見られてください。

こんな時は、近道を探したり、迷って解らなくなった道を見つけようして見てください。
そうすることでたどりつけれると思います。
カウンセリングやセラピーは肯定、否定、抵抗、痛みの層から愛と親密感にたどりつく近道を探したり、解らなくなった道が見えなくなった時の道探し探すのにいい道案内になると思います。

使ってみてくださいね。

関連する講座へのリンク集
lec.40. 親密感をもう一度

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