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『いつも彼の顔色ばかり伺ってしまう』
『彼女に言いたいことが言えない』
『気を使ってしまって、大好きなのに会うと疲れてしまう』
『メールを送ると返事をすごく待ち望んでしまう』
『彼と別れることなんて想像できない』
『彼の気持ちがわからなくて不安になってしまう』
『彼女に嫌われないように振舞ってしまう』
そんな気持ちがあると、生活の中心が自分ではなく「彼」「彼女」になってしまいますね。
そうするとせっかく大好きな人とお付き合いしているのに、なんだか息苦しく、また不安な気持ちもどんどん膨らみます。
パートナーシップは対等なのが理想的。
でも、どんなカップルでも主導権争い(自立と依存の取り合い)が付き物で、どちらかが「自立」、もう一方が「依存」の立場に入ってしまいます。
これが振り子のように交互に繰り返されて、やがては対等なところに落ち着くものですが、それまでに別れてしまうカップルもたくさんあります。
僕達のカウンセリング/セラピーはもともと“恋愛に効く”との評判を頂いているせいか、冒頭のようなご相談が多く寄せられます。
今回はそんな数多くの事例から、皆さんが日常でも使える方法をいくつかご紹介したいと思います。
●依存的な恋愛へと至る道
大人になると経済的な面や社会性、生活面といったところでみんな自立していきます。
だからこそ、といえるんですが「依存」というのは僕達にとってはとてもイヤな感情を引き起こします。
不安、恐れ、惨め、寂しさ、自己嫌悪、執着、喪失感等々。
そんな気持ちになるから「もう恋愛なんていやだ!」と思う女性・男性も多くいらっしゃいます。
(特に20代後半から30代の男女に多いですね)
恋愛の最初はどんな人でも相手に対して誠実に愛情深く付き合うものですから、そのときは幸せの絶頂を感じられます。
ところが、そんなロマンスの時代が終わると一転相手が自分らしさを主張し始めます。
これを“主導権争いの時代”と言います。どっちが主導権を握るか競争をするわけです。
自分のやり方を主張したり、相手の非を攻撃したりします。
この主導権争いに勝てば「自立」を獲得し、負けると「依存」的な立場になるんですね。
では、なぜ、そんなに依存的になってしまうのか?を考えてみましょう。
●依存的な恋愛を作る素(もと)
「私なんかとお付き合いしてくれる奇特な人なんていないわ・・・」
という無価値感があるとお付き合いしている人に対して「この人しかいないわ」という気持ちになります。
そうすると自然と「この人がいなくなってしまったら、どうしよう・・・。私と付き合ってくれる人なんて2度と現れないかもしれない」という不安を最初から抱くようになります。
そうすると恋愛の最初から「彼をいかに喜ばせようか?」という与えるスタイルではなく「彼にいかに嫌われないか?」という気持ちで接するようになります。
その時点で、すでに「依存的」になってしまいますから、彼が自分に対して誠実だったり、優しくしてくれるうちはいいのですが、ロマンスの時期が終わって彼が自分のしたいことを始めるとハートブレイクと共に、ますます彼の顔色ばかりを伺うようになってしまいます。
また、過去の恋愛の失敗や周りの人の評価などで、自分に自信が無いと、自分が間違っているような感覚や世間知らずのような気持ちになります。
そこに彼が「お前、そんなことも知らないのか?」なんて言われようなものなら、思いきり傷つき、そして、彼に従わなきゃいけないような気持ちになります。
●依存的な恋愛を作る素の素
このルーツを探って行くと、多くは両親との関係に辿りつきます。
例えば、ご両親からあまり誉められず、むしろ厳しく育てられると自分に自信が持てず、また、愛されているような感覚が育たないために「どうせ自分は・・・」という気持ちが芽生えます。
そこで思春期の頃に両親に反抗し「我が道を行く」スタイルを求めた場合は、自立的な恋愛をするようになりますが、そこであくまで「いい子ちゃん」に徹し、愛されるため、認められるために頑張っているといつも「親の顔色を伺う」癖がつきますから、自然と恋愛でも「彼の顔色を伺う」ようになります。
ご両親と関係については“パートナーとお父ちゃん、お母ちゃんの関係の不思議”にて詳しくご紹介しています。
●依存的な恋愛にサヨナラするために
ここでカウンセリングの手法を応用して、皆さんが日常の中でできるようなセルフカウンセリング&エクササイズに纏めてみました。
ただし、ステップ1〜4を1通りやったからといって、すぐに劇的な効果が現れるわけではありません。
変化は少しずつ少しずつ現れてきます。
表面的なテクニックを用いたとしても、すぐに化けの皮は剥がれてしまうのが長期的な恋愛ですから、僕のアプローチは「ずっとあなたらしい恋愛ができるようになろう」ということを目標にしたものです。
◇ステップ1
要するに「無価値感を癒せばいいんだ」とか「自信をつけたらいいのだ」というのが答えです。
が、「分かっていながらできない!!」というのがこのジャンルですね。
この「分かっているけど・・・」というのは、自分の心やそこから生まれてくる態度、言動が影響を及ぼしている場合なので、自分の思考やスタイルを“変えて行く”という意欲が大切です。
だから、一番最初に必要なのは「こんな恋愛、もういやだ!」という気持ち。
・・・あ、だからといって恋愛そのものをやめようとはしないでくださいね。。。
ここで、無価値感が強い方の場合は「そんなことできるの?」という疑問がどうしても付きまとうと思います。
でも、僕の回答は「あなた次第で、できますよ」です。
この「あなた次第」を作り出すのが「変わろう」という意欲なんです。
だから、意欲がとっても大切です。
◇ステップ2
「どうして自分は依存的になってしまうんだろう?」
「どうして恋愛では自分を主張できないんだろうか?」
などといった、自分の恋愛を客観的に振り返ってみましょう。
心理学講座や心理テストなどを参考にしてみながら。
そして、なぜ?を繰り返してみましょう。
例えば、
「自分に自信が持てないから」だとしたら、「なぜ、自信が持てないんだろう?」と。
「何かしないと誉めてもらえなかったし、頑張ってもあんまり認められなかった」と。
「どうしてそうなったんだろう?」
「お母さんが厳しくて、、、」とか「昔大好きだった彼女がわがままだったから」とか。
答えが浮かばなくなったところまででOKです。
これはちょっとしたセルフカウンセリングにもなりますね。
自分の心を知る、ちょうどいい機会にもなるでしょう。
◇ステップ3
ステップ2では最後に出てきた「人」に注目してみましょう。
上の例では「お母さん」「昔の彼女」です。
この人は今のあなたの心にとっては重要人物なんですね。
執着していたり、怒っていたり、傷ついていたり。
だから、そんな気持ちを解放してあげるのがこのステップです。
いくつかセラピーの手法をご紹介しますので、時間があるときにチャレンジしてください。
・お手紙作戦
その人に宛てたお手紙を書いてみましょう。
できれば、手書きがいいでしょう。
ただし、次の書き出しで・・・
「ばかやろう!お前のせいで・・・・・」
もちろん、切手を貼る必要はありません。
この書き出しから以降は自由に自分の気持ちを表現してみてください。
・イメージ作戦
僕がカウンセリングで実際に使っている手法をシンプルにしたものです。
まずは、その人を思い浮かべてみましょう。
そして、その人と5m〜10mくらいの距離を置いて向き合ってると思ってください。
そこでどんな気持ちがするのかをただ感じてみてください。
何も感じなければそれでOKです。
そして、そこで感じたことを実際に伝えるような気持ちになって言葉にしてみましょう。
もし悲しい気持ちがするのであれば「あなたを見ているととても悲しい気持ちになる」など。
そして、そこから一歩、相手に近づいてみてください。
そして、また何を感じているのかに注目し、それを言葉にしてみてください。
これを一歩一歩、その人に近づくまで繰り返します。
距離が近づくにつれて、徐々に感情が動き出すものです。
そして、その最後はその人とイメージの中でハグしてみてください。
これは心理的には“統合”を表すもので、受容や許しを生み出します。
◇ステップ4
ステップ3で心を解放し、余裕ができたところで、今度は愛情や信頼を受け取ります。
その結果、自分らしさや自信を取り戻して行くことができるようになるでしょう。
これは毎日続けられるエクササイズでもありますから、気長に取り組んでください。
・自分を誉める
これは夜、お風呂に入っているときにやってみるのがお勧め。
今日一日の自分を振り返って「頑張ったな、よくやったな」と思うものを3つ探し出してください。
但し、3つ見つかるまでは上がっちゃダメです。
(子どもの頃「100数えるまではお風呂から上がっちゃダメよ」といわれたときの気持ちでやってみてください)
3つできるようになったら5つ、5つできるようになったら7つ、7つできたら10個と徐々に数を増やして行くのもいいでしょう。
・自分のいいところを探す
自分で思うところがあればいいけれど、周りの人や今、昔の恋人が誉めてくれるところを探し出して、紙や手帳に書き出して見てください。
ずばり30個を目標に頑張ってみましょう。
1日で出来なければ1週間以内にそのリストを完成させてみてください。
そして、そのリストを時々眺めてみてください。
自分の価値を探したり、認めていくエクササイズは「自分に自信を持つ秘訣」「自分を好きになる方法」でも紹介していますし、メルマガ「カウンセリングサービス情報便」の中のエクササイズでも時折紹介されています。参考にしてみてください。
◇ステップ5
最後は実践です。
パートナーがいらっしゃる方は、一度伝えたいことを実際に言葉にして伝えてみましょう。
手紙にしたためたり、メールを使う方法もありますが、相手の性格などに拠りますね。
これはチャレンジで、この経験を通じて初めて本当の自信がついていきます。
愛されていることを実感するために、また、パートナーの真意(もしかして体が目当てなの?等)を掴むためにも有効です。
●最後に
依存的な恋愛をしてしまうと恋愛そのものが苦しく、惨めなものになってしまいます。
今回は最もスタンダードなプロセス(ステップ1〜5)をご紹介しました。
他にも様々な方法がありますので、汎用的に纏めてご案内する機会があれば、と思っています。
(それでも1と5は変わりませんね、きっと)
皆さんが、素敵な恋を楽しめますように。
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