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恋愛では一般的に先に惚れた方が「依存」、惚れられた方が「自立」の立場を取ります。(だから「惚れたら負け」という言葉も生まれるのでしょう)
しかし、経験のある方もいらっしゃると思いますが、惚れられて「自立」側だった自分が、付き合っていくうちに段々相手のことを好きになり、「大好き!」となった時点で、振られてしまうこと。
そういう時は、すごく引きずり、後悔し、相手が先に好きになったのに、と恨み節も出てきてしまうでしょう。
どうして、自分が好きになった途端、始めは積極的だった相手の気持ちが冷めてしまうのでしょう?
仕事も異動や昇進の直後、転職した直後などは新しい環境ですから、少なからず心理的には依存状態からスタートします。
始めは憧れの仕事・職場・先輩方だったのに、時が経つに連れて段々アラが見えてくるようになり、やりがいを感じていた仕事にも退屈さを覚えるようになったりします。
そして、「なんで自分はここにいるんだろう?」という気持ちになり、辞めようかどうか考えるようになることもあるでしょう。
始めはあんなに魅力的だったのに、なぜ?
そのほか、習い事や友人関係などでも良くでてくる、こうした心情の変化。
それは私達の心の中が常に動いていて、関係性が変化し続けていることの証でもあります。
実はこうした心情の変化は「自立」と「依存」の関係性が逆転することで説明ができます。
前者の男と女の関係性の例ですが、始めは惚れられて自立側だったのに、付き合って好きになっていくうちに自然と立場が依存側に移っていきます。
そうすると、その分相手が自立側に変化しているわけで、その立場が逆転したときに相手は「気持ちが冷める」のです。
なぜなら、自立側は依存側ほど感情を感じられません。むしろ、理性が強くなります。
そうすると、相手は、依存から自立に立場が変わるにつれ、好きな気持ちが冷めていくように感じてしまうのです。
そして、立場が自立側(主導権側)に移行した際に「気持ちがなくなったから別れよう」ということになるのです。
一方、後者の例は、自分と会社との関係ですが、始めは依存側だったものが、仕事を覚えるに連れ自立側に変化して行く様子を表しています。(まだ自立側には至っていませんが)
そうすると、やはり最初の情熱は冷めていくように感じます。
ただ、辞めようかどうか迷っている時点では、まだ完全には自立側には移行していません。
しかし、生活もかかれば、今後の人生もかかるわけで、そこでどうしようか立ち止まって考えてしまうのです。
こうした自立と依存の関係性を見つめることは、相手とのコミュニケーションを取る上でもとても重要ですし、同時に今後自分が望む関係性へと辿り着くための大切なヒントを与えてくれることになるんですね。
例えば、依存時代には相手にされなかった「私のこと嫌いなの?」という台詞も、あなたが自立側に回った時点で絶大なる影響力を持つんです。
すなわち、依存時代には「うーん。そんなことねーよ」と冷たくあしらわれていたのに、自立時代には「も、もちろんだよ。好きに決まってるじゃん」と変化するのです。
私もカウンセリングの中ではこうした関係性の動きをとても重要視しています。
「旦那が浮気している。何とか取り戻したい」
「仕事が面白くなくなった。なんとかモチベーションを上げたい」
といったときに、この自立と依存の関係を念頭に問題解決のためのアプローチを考えていきます。
例えば、「振られてしまった彼ともう一度ヨリを戻したい」というご相談に対し、始めのうちは「今は彼に連絡しちゃダメですよ」と言っていたものが、やがて「今は好きに振舞って大丈夫」と変わるのは、そうしたお互いの関係性を注視した結果なんですね。
行き当たりばったりで提案を変えているのではありません(笑)
今回はそんな自立と依存の関係性の逆転について詳しく紹介し、皆様の日常に是非活用していただければ、と考えています。
>>>次回『関係性に変化を起こす方法(2)〜自立と依存の逆転劇「浮気問題」〜』に続く
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