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ご相談事例集(バックナンバー)

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タイトル
労働組合のカウンセリングを受けたのですが……
相談者名
トオル
はじめまして、トオルといいます。
今日、僕の働いている労働組合の電話カウンセリングを受けたのですが、
ショックでした。

簡単に内容を言うと、
今、僕はフリーターをしながら小説の執筆をしたりして、将来は書くことで食べていけたら、という夢を持っています。
でも、ここ最近、過去の恋愛の傷や今、僕に置かれている現状から早く結果を出したいと焦ってしまっている。
ということを話しました。

しかし、返って来た答えは、
小説で食べていけるのは一握りの人間しかいない、
今、焦ってもすぐに結果がでるものではない。
そういった見返りを求めているのでは、いい小説など書けない、書くことが夢なら見返りなど求めないのでは?
というものでした。

これらすべては自ら、今まで自問自答してきた言葉です。
悔しくて電話口で涙を流してしまいました。

そういった現実的な厳しさを乗り越えながら、今までずっとやってきたつもりです。
しかし、自力で立ち上がることができなくなってしまった今、恋愛に依存するか、誰かに相談することでしか気持ちの切り替えができなくなっている状態です。
恋愛で傷を癒すのではなく、自力で立ち上がりたかったのですが……。

すべてを解決するのは自分です。小説を書くのも、また結果を出すのも自分です。
ここで相談するくらいなら、自分の抱いていた夢はその程度のものでしかないのかもしれない。自分で乗り越えられない夢が本当の夢なのだろうか?
そういった葛藤がありながら、電話のカウンセリングを受けたのです。

やはり、どこのカウンセリングを受けても、答えは同じなのでしょうか?
カウンセラー
根本裕幸(退会)
トオルさん、こんばんわ。根本です。ご相談ありがとうございました。

今トオルさんはカウンセラーにその救いを求めて頼られて、でも、それが見事に裏切られたような、
希望が絶望に変わってしまったような、そんな痛みを抱えられていらっしゃると思います。
それは辛いことでしょうし、最後の切り札をも失ってしまったような状態だと思います。

カウンセラーそれぞれに考えややり方がありって、比較は出来ませんので、僕の思いを
伝えさせていただきますね。

小説家にとって、過去の恋愛の痛みや今の生活の苦しみもまたネタになるのではないでしょうか。
恋愛に依存し、傷ついたのであれば、それもまたストーリーですね。
もちろん、トオルさんには辛い現実で、痛みも強いと思います。
でも、その分、リアルな心理描写も出来ます。

昔のある小説家がこんなことを言ってたみたいです。
「小説家に必要なのは、健全な肉体と、不健全な精神である」と。
また、別の小説家はとある著名なカウンセラーとの対談の中で
「小説を書いてるとそれ自体がカウンセリングみたいなもので、小説を書くことで癒されていくような気がします」のようなことをおっしゃってました。

不健全な精神というのは誤解の無いように説明させていただくと、人間ならば誰でも持っている
どろどろした感情や欲望に素直になることだと僕は解釈しています。
そこを隠さずに表現することが小説家にとっては大切なことですよね。
奇麗事ばかりでは読者の心を掴む事は出来ませんもの。

> すべてを解決するのは自分です。小説を書くのも、また結果を出すのも自分です。
> ここで相談するくらいなら、自分の抱いていた夢はその程度のものでしかないのかもしれない。自分で乗り越えられない夢が本当の夢なのだろうか?

僕は本当の夢を実現するためには多くの人の援助を受け取る必要があると思っているんです。
解決し、成し遂げ、ゴールに飛び込むのは自分ひとりです。
そこでは孤独やギリギリの葛藤なども味わうかもしれません。
でも、マラソンランナーにコーチや沿道の声援が必要なのに、1人で実現できる夢はやはり
自分ひとりのために完結してしまうと思うのです。

援助を受け、感謝を返し、その思いを胸に抱いてまた一歩次のステップに進むんです。
そのために誰彼のサポートを受ける事は大切なことですね。
でも、結果的に今はそれが失敗したような感じになってしまってますから、
トオルさんの絶望もまたひときわ際立つのかもしれません。

でも、ここでトオルさんがくじけてしまったとしたら、それは「小説家は一握りの人間しか
食べていけない」ということを自分の身に引き起こしてしまうような気がします。
僕はこれを一つの試練として捉えていただければと思います。

トオルさんがもう十分考えてらっしゃるように小説家として成功するには多くの苦労が伴うと
僕も思います。特に生活面では大変でしょう。
でも、今回のこの経験もまたその苦労の一つとして捉えてもらいたいのです。
ここを乗り越えて、成功したとき、きっとトオルさんはこの出来事を笑いながら
「あの経験があって、また僕は強くなったと思う。だから、あのカウンセラーとの会話は
とても意味のあることだったんだ」と言えるようになるでしょう。

でも、ここで諦めてしまったとしたら、「あいつのせいで・・・」と一生恨んでしまうかもしれません。
それは他でもないトオルさんのためにならないと思うんです。

小説家になりたい、という夢はとても素晴らしいと思います。
たくさんの人に感動を分け与えられる職業ですものね。
それを是非実現させて下さい。
その秘訣は、どんなときにも諦めないこと、これ一つだと思います。

苦しいことはそのまま小説のネタにしてみて下さい。
今までにないトオルさんオリジナルの形が見えてくるかもしれませんよ。

頑張って下さい。
応援してます。
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