親がケンカばかりしていたら、夫婦とはそういうものとイメージしているのかも。
でも親が仲が悪かったとは限りません。世代間の違い、親の事情を理解して誤解を解くとイメージを変えるヒントが見えてきます。
結婚のモデルが親だとしたら理解して誤解を解くことがイメージを変えるヒントになる
あなたは、結婚と聞くと、どんなイメージを持たれるでしょうか。
幸せな家庭が思い浮かぶ方もいると思いますし、
一方で、結婚イコール苦行、みたいに感じる方もいるのではないでしょうか。
人それぞれ、いろんなイメージがあっていいと思うのですが、
パートナーシップがうまくいかない時の理由のひとつが、もしかすると
結婚のイメージが良くないこと
が影響しているかもしれません。
◇私たちの結婚のイメージは親にあるとしたら?
私たちのパートナーシップのイメージを作っている元になっているのは何かを考えた時。
そのことに結構、大きな影響があるのは、親だとしたらどうでしょう。
私たちは、幼い頃から自分の親の様子を見て育っています。
子供にとっては父と母であっても、親にとってお互いの存在は夫婦です。
夫婦の様子を見て育った私たちは、自然と、夫婦とはこういう感じ、結婚って、パートナーシップってこういうもの、とモデルにしていくことが多いようです。
すると、例えば、
両親がいつもケンカばかりしていたとしたら、
結婚イコールケンカ、というイメージができたり。
あまり親が会話をしていなかったとしたら、
結婚イコール会話がないもの、自分の気持ちは言わないもの、というイメージができたり。
実際のイメージって、こんな単純なものではないはずですが、
こんな感じを持つことって結構、多いと思うのです。
すると、パートナーができた時に、こうした良くないイメージが無意識に不安を作ったり、自分にも同じことが起こるのではないか、と感じてしまうこともあります。
こうしたイメージがあると、相手の態度が良くない時、このイメージに直結して、不安が大きくなってしまうこともあるのですね。
相手の態度が良くないのは、例えば、友達とケンカした、みたいに自分に関係ないことであっても、自分の不安とつなげてしまうと、自分に対しての悪い態度に感じたり、自分は愛されてないのでは?と不安が大きくなってしまったり。
こうしたことも起こり得るのです。
◇親は本当に愛し合ってなかったのだろうか?という視点を持ってみる
親がいつもケンカしていた
あまり会話しているところを見てこなかった
こんな思いを持っているとしたら、そこには、
だから親は愛し合ってない
と感じてしまうものです。
でも、実際のところはわかりません。
なぜなら、これは子供からの目線だからです。
まず、持っていただきたいのは、親と自分では世代が違うから、結婚や夫婦の価値観や文化が違う、ということです。
どの世代かによって変わってきますが、例えば、夫婦は子供の前でいちゃついたりしないもの、という感覚の方は結構います。
また、自分の気持ちを表に出さないという世代の方もいます。
でも、だからといって、夫婦の仲が悪かったかどうかはわからないのです。
夫婦だけになった時は、コミュニケーションがあったかもしれないし、ケンカするほど仲がいい、みたいなことはあります。
もちろん、実際に仲の良くなかった親だった、ということもあるでしょう。
でも、そうした場合でも、そこには必ず親には親のきちんとした理由や事情があります。
実際には、こんな単純に説明できる話ではないので、このことで仲が良かったと断定することはできません。
ですが、私たちは親に対して、知らないことが思っている以上に多いし、そのことで、誤解をしていることも多い、という視点を持っておくことは、とても大切だと私は思います。
つまり、正確なことを知らない中で、それは目に見えないからやむ得ないことですが、判断をしてしまっている可能性を持っておく、ということなんですね。
◇親にも事情があると理解する視点を持ってみる
この視点で思い出したり、改めて親を見てみた時、会話のないと思っていた両親がお互いに意外と気を遣っていた、みたいに、今まで気づかなかったことに気づけたりします。
また、両親のどちらか聞きやすい人や、家族や親戚の人で聞ける人がいたら、
「うちの親ってケンカばかり/あまり会話してない、と思うんだけど、実はお互いのこと思いやってるのかな?」
みたいに上手く聞いてみるとわかる場合もあります。
ただ、これはあくまで例なので、自分に合ったやり方で親のことを理解してみること、
また、これは結構チャレンジがいることなので、心の準備ができるまで待ってあげることも大切です。
実際に行動に移さなくても大丈夫です。
ただ、親と自分には世代の違いがあること、そして、親には親の事情があるかもしれない、ということ。
この視点を持っておくことだけでも、随分と親への見方が変わり、そのことで、結婚や夫婦についてのイメージも変えていくヒントになります。
(続)