| REEさん初めまして、ご相談ありがとうございます。 担当させて頂きます、赤松わこと申します。
 どうぞよろしくお願いします。
 ずっと長い間「優しい夫、いい父親だった」と、REEさんが思ってこられたご主人ですから、本当に心から信頼しておられたでしょうし、ご夫婦の関係も、
 些細な問題はあったかも知れませんが、穏やかに過ごしてこられたのだろうと
 想像出来ます。それだけに今回のことは、大変なショックだったでしょうね。
 今REEさんが、どうしていいか分からなくなってしまわれたのも、これまで
 大きな不満もなく暮らしておられかからこそ、痛手が大きいのだと思うんです。
 ご主人も本来は、まじめで誠実な方なのだろうなと思います。
 だからこそREEさんにも娘さんたちにも、うそをついて隠し続けることが、
 出来なかったのだろうと思いました。
 ご主人の告白を聞かれたREEさんが、どれほど傷ついて苦しまれるのかも、
 分かっておられたと思います。それでも言わずにはいられなかったとしたら、
 ご主人自身もご自分を責め、苦しんでおられると言うことなんですね。
 今ご主人は、ご自分の気持ちがご自分でも、分からなくなっておられるようです。「やり直したい」と言ったかと思えば、「別れたい」と言い出したり、その度に
 REEさんは、「私はどうしたらいいんだろう」「何をすればいいんだろう」と、
 思い悩んでおられたのだろうと思います。「元気になれる
 アドバイスが欲しい」
 と書かれていましたが、何より必要なのは、心の重荷を少しでも軽くして頂いて、
 「やり直す方法はあるんだ」と、気づいて頂くことかなと思いました。
 そのためにご主人の気持ちに目を向けて頂くこと、そしてREEさんご自身の
 本当の気持ちにも気づいて頂けるよう、お話をさせて頂きたいと思います。
 お2人は、交際5年結婚して24年と書かれておられましたから、交際を始められた当時は、20才と17才頃だったと言うことですね。
 それを見て私は、「お2人とも一途な方だったんだなぁ」と思いました。
 それはなぜか?と言うと、10代の後半から20代の前半と言えば、多くの
 人たちが何度か恋愛を繰り返す、『試行錯誤の段階』だと私は思うんで
 すね。
 実際私自身(私は今56才でかなり昔ですが)のことを、思い返してみても、
 10代で恋愛をしていてた時、「結婚まで考えていただろうか?」と考えると、
 漠然と空想の世界で、思い描くことはありましたが、現実的ではなかった気が
 します。
 そんな年頃から付き合い始めて、ずっと相手のことを見続けられるとしたら、「お2人がとても一途だったからだろうな」と思ったんですね。
 言い換えれば、REEさんにとってもご主人にとっても、お互いの存在は、
 何物にも代えがたい【大切な人】だったと言うことになります。
 そんなお2人が結婚されて、3人の娘さんにも恵まれ、過ごしてこられた
 この24年間を、ご主人が大切に思われないはずはないと、私は感じました
 。
 お付き合いされていた間、一途にREEさんを思い続けられた以上に、結婚してからのご主人は、REEさんの為娘さんたちの為に、頑張ってこられた
 のではありませんか?
 ご主人が自分の為に時間を使ったり、趣味や娯楽の時間を持っておられた
 でしょうか?「優しい夫、いい父親でいなければ!」と、思い込まれて
 一生懸命になっておられたのではないかな?と、その部分が気になりました。
 私たちは誰もが、周りに対して「いい人でいたい」「優しい人だと思われたい」と、頑張ってしまうところがあります。でも、一緒に暮らして生活を共にして
 いれば、わがままの1つも出てきますし、ぶつかることもありますよね。
 それが出せてこそ、一緒にいて楽にいられるのだと
 思います。
 ところが、「優しい夫でいなければ!いい父親でいなければ!だめなんだ」と、
 思い込んでしまっていたとしたらどうでしょう?苦しくなると思いませんか?
 ご主人は、REEさんや娘さんたちが大切であればあるほど、ご自身に対して、
 「もっと頑張らなければ!もっと一生懸命やらなければ!」と、どこかで無理を
 しておられたのではないかな?と、私には思えたんです。
 そしてそれはREEさんも、同じだったのではないかな?と思ったんですね。3人の娘さんを育てながら、お仕事もされていたとすれば、どれだけ大変だった
 だろうと私は思いました。それだけ頑張れたのも、大切にしてくれるご主人に
 「応えたい」と言う、REEさんの【愛情】があったからだろう
 と思います。
 ご主人もREEさんも、お互いのこと家族・家庭を、何よりも大事に思って、
 頑張ってこられたのだろうと思います。
 ところが一生懸命になる余り、お互い自分の気持ちを相手に伝えることが、なかなか出来なくなっていたのではありませんか?
 REEさんが、ご相談の1番始めの所で、ご主人に伝えておられた言葉にも、
 それが伺える気がしました。
 お互い相手の為に頑張ってこられたお2人は、どちらもが【愛情】ゆえに、
 相手には負担や心配をかけないように、抱え込んでしまわれたのではないかな?
 と思うんですね。素直な気持ちや、辛さしんどさが伝えにくくなったところに、
 不況でお仕事に悩んでおられたご主人は、家族に愚痴を言うことが出来ず、
 抱え
 ていられなくなったのではないかな?と、私には思えました。
 「大切な人たちに心配をかけたくない」と言う気持ちから、それを表に出さず、「自分1人で何とかしなければ」と、思ってしまわれたのではないだろうか?
 そんな風に思えたんですね。それもREEさんたちご家族への、【愛情】ゆえの
 ことなのです。誰でもそうですが、何もかも抱え込んで吐き出せずにいたら、
 どうしてもいっぱいいっぱいになってしまいますよね。
 大切な人たちに、心配をかけたくないからこそ話せなかったとしたら、ご主人が、
 飲んだ勢いで耐え切れなくなって、本音を吐き出してしまったとしても、無理も
 なかったと思いませんか?大切な人たちには、「言いたくても言い出せなかった」
 からこそ
 、今回の出来事が起きたとしたら、REEさんはどう思われますか?
 ご主人は、「REEさんに感謝している」と言われたんですよね。きっとREEさんも、一生懸命頑張ってくれているご主人を見て、その気持ちに
 報いようと「私も頑張らなければ!」と、子育てや仕事に一生懸命になられた
 のではないでしょうか?「好き」「大切に思っている」と言う言葉が、なかなか
 言い出せなくなっていたのは、お互いを思いやって、「頑張らなければ」と言う
 気持ちが強くなり過ぎて、逆に距離が出来てしまっていたのかも知れませんね。
 お互い素直な感情や、正直な気持ちを口に出来なくなっていたように思えます。
 REEさんから、「口にはなかなか出さなかったけど、好きやからね」と、
 気持ちのこもった言葉を伝えられた時、ご主人は「自分はなんてことをして
 しまったんだろう」と、本当に後悔されたのだろうと思いますよ。
 悩まれたのも、本来誠実な人だからで、ご自分を強く責められたのでしょう。
 「大切な人たちを傷つけてしまった」「こんな自分が許されるはずがない」と思い、
 ご主人自身が、ご自分を許せなかったのではないでしょうか。
 REEさんや娘さんたちを、傷つけてしまうようなことをしてしまうのは、罪悪感から、自分が1番望まない方向へ、ご自分を追いやっているように、私には
 思えるんですね。「1番大切な家族を傷つけた自分が、許されるはずがない」と
 ご自分を責められたり、「家族に愛想をつかされて、別れを切り出される位なら、
 自分から別れた方がいい」と言うような、自暴自棄な心理が働いているように思えるんですね。本心から別れたいと、思っておられるのではないと思います。
 REEさんには、その気持ちを分かってあげて欲しいと思います。
 ご主人自身が、自分の本当の気持ちにどれだけ気づいておられるか?と言うと、
 今は混乱されていて、冷静に自分の気持ちを見られてはいないと思うんですね。
 元々一途な方だとしたら、50才を前に「これが最後の恋愛かも知れない」と、のめり込んでしまったとも考えられますし、まじめで誠実な方ゆえに、相手の
 女性に対しても、申し訳なさを感じたり、自分が戻りたいから関係を絶つのは、
 「自分勝手だ」と思われたり、「責任を取らなければいけない」
 と考えられる
 可能性は高いと思うんですね。ご主人は、ご自身の揺れ動く気持ちに、結論が
 出せないでおられるのだと思います。
 以上ご主人の言動や行動から、考えられることを書かせて頂きました。REEさんはどう感じられたでしょうか?REEさんには、まず!今抱えておられる
 悲しみや辛さを吐き出して頂いた上で、ご主人と向き合って頂けたらと思うんです。
 もう1つ考えて頂きたいと思うのが、難しい年頃の娘さんたちのことです。
 娘さんたちにとっても、大好きなお父さんだけに今回のことは、本当にショックだった
 だろうと思うんですね。REEさんとご主人の関係修復と、娘さんとご主人との関係修復は、又違ってきます。デリケートな問題ですから、慎重に考えてあげ
 て欲しいと思います。
 お1人で抱え込まれず、よかったら私達カウンセラーにお話を伺わせて下さい。更に詳しいお話を伺えれば、より詳細な対処方法がお伝え出来ると思います。
 カウンセリング・サービスでは、電話相談(初回は無料です)も、使って頂けます。
 まずはREEさんの辛いお気持ちを吐き出して、気持ちを軽くして頂くお手伝いを
 させて頂ければ嬉しいです。
 この回答が、少しでもお役に立てば幸いです。ご相談ありがとうございました。
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