夫の友人との付合い

相談者名
 32歳の主婦です。
人付き合いについて相談させていただきます。
近頃私は特に、自分が望んで会いたいと思うわけではない人に、義務的に会うことが、おっくうです。
嫌なものは嫌、が通せればいいのですが、世の中そのことがなかなか許されなかったり、断りにくかったりします。しかし、私の感情は素直で、最近非常に負担になってきています。
私が、自分から会いたいと思える人というのは非常に限られています。ただ親しい友と呼べる人の数が少なくても、それ自体は特に異常なことではないだろうと思っています。
問題は、夫の友人あるいは夫の会社関係の友人夫婦などです。夫の紹介で、あとから私も友人になった場合に、「じゃ奥さんもご一緒に」と、夫婦一緒に呼ばれたり招かれたりすることが、自然と増えますね。私はそれが面倒でならず、時々は息苦しくなります。もちろん私も会いたいわ、と思える人はいます。その場合には会いに行くことが承諾できるのですが、それも上述の通り、そんなに多くは居ません。
夫は「久しぶりに会おうぜ」「飲もうぜ」などと楽しそうですが、私には負担です。最近、無理をして一緒に行くのをやめるようになりました。夫にもその理由は伝えています。
とはいうものの、私が断るとやはり夫は少し機嫌を損ねます。行った先で「奥さんはどうしたの?」と言われれば、体裁も悪い。それを頭では理解できるのですが、私の我慢が尽きてきそうになのです。我ながら危険を感じ、最近は私の心の状態の方を優先するようになりました。
夫と気まずくなる原因といえば、こういう夫の友人と私が会うか会わない
か、気が合うか合わないかなのです。
私は友人と話す時に、夫の同席は必要ない場合が多いです。彼女と2人でゆっくり話したいのですから。
どうして妻なら、女なら、かならず同席しなければならないわけなのでしょう。私の社会性が欠けていますか?私は、そんな社会性を身に着けることに気が進みません。が、なかなか割り切ることが出来ず、苦しいのです。
今のこの心の状態、どうすれば安らぐのでしょうか。
カウンセラー
寺島やすこ
初めまして、Fさん。カウンセラーの寺島と申します。
ご相談ありがとうごさいます。

メールを読ませていただいて、
Fさんがとても旦那さま思いの優しい奥さまなのだということが伝わってきました。
何故、旦那さまの友達とあわせられないと感じると、
Fさんの心がそんなに苦しくなったり、辛くなったりするのか?
その答えはあわせられないと悲鳴をあげるその裏側の気持ちに、
あわせてあげたいというFさん自身の気持ちがあるからなんですね。
それは愛する旦那さまのためなのでしょう。
また、Fさん自身がとても思いやりが深くて、
周囲にあわせてあげようという優しい心の持ち主だということだと思います。
それから、旦那さまが貴女を連れてゆきたがるということは、
寂しがりやさんということも考えられますが、よほど貴女が自慢なのだと思います。
友人達に自分の自慢の奥様と仲の良いところを見せびらかしたいのかもしれません
ね。

けれども、それが旦那さまにとっては心地よくても、
Fさんにとって大きな負担だとしたら、
やはりこれは2人の習慣を見直した方がいい重要な問題ですね。
些細な不満が積み重なって、大きな溝になったり、大爆発する前に、
ぜひ2人の間できちんと話し合っておかれると良いと思います。

さて、「○○だから○○するべき」
という考え方を心理学では観念と呼びます。
この観念は1人の人間の中に数百から数千はあります。
例えばFさんの場合は、

女だから夫の友人とあわせるべき
妻だから夫を優先するべき

などなど色々ありそうですね。
こういう観念は自分が育ってきた環境から形成されることが多いのですが、
Fさんの育ってこられた環境は特に女性が男性を優先する習慣があったのかもしれま
せん。
特に日本では一世代前は夫唱婦随が良いこととされていましたし、
現代でもまだまだ社会全体に男女不平等な部分が残っています。
そういう意味では私たちのような新しい世代は、
新しい時代にむけて、古い習慣がそぐわなくなったところを、
自分達の新しい平等なスタイルをつくりだしていく必要があります。
とはいえ、女性も男性も違いがあるからこそ、
お互いに魅力を感じる存在なのだということも大事なポイントです。
体のつくりからして違うのですから、自然に考え方も違って当然なのです。

まずは、どうしてお互いにそんな習慣や考え方が身についたのか、
旦那さまととコミュニケーションされてみてはどうでしょうか?
「どうしてFさんは友達と会う時、2人きりで話したいと思うようになったのでしょう
?」
「どうして旦那さまは飲みに行くとき奥さんを連れていきたいと思うようになったの
でしょう?」
このようにはっきりテーマを定めて、2人で5-10分ずつ交代で話し合うのです。
話すポイントとしてはどちらが正しいか間違っているかという判断をくださないよう
意識すること。
また、この話し合いの目的は自分や相手が
どうしてそう思うようになったかを理解しあうことであることを、
お互いが最初から最後まで忘れずに話しあってゆくことがコツです。
ケンカになってしまう危険が生じるとしたら、
目的は理解しあうばすだったものが、
いつのまにか目的がどちらの価値観が正しい常識なのかの判定争いに
途中で摩り替わってしまうケースですね。
なので、最初は言葉だと難しいようでしたら、
手紙やメールでやりとりしてもいいかもしれません。

例えば、私の場合は女性ですけれども、どちらかというと、
友達がきたら、彼氏も含めて皆でにぎやかに話したいと思うタイプだったりします。
なぜなら私は大家族で育って、
いつも夕飯後に家族全員でおしゃべりする習慣があったので、
大人数の方がしっくりする印象があるんですね。
でも、だからといって、いつも彼氏に同席してもらいたいとは限りません。
女同士の秘密の話をする時、また相手の友達のタイプによっても、
彼氏も誘うか、誘わないか変わってきます。
また、彼氏の方の気持ちも尊重したいので、
彼自身が参加したいかどうか前もって聞きます。
ケースバイケースで対応している感じですね。

上記のことは解ってて、いままでトライしたこともあるんだけれども、
そのコミュニケーションをしようにも、
旦那さまがすぐすねてしまう、ケンカになってしまう・・・で、
まったく話し相手にならないんです!!!という場合は、
この機会にカウンセリングを通して、
コミュニケーションのスキルアップを図られてみてはいかがでしょうか。
もし、Fさんにとってこの飲み会のことは氷山の一角であり、
他者との習慣の違いをどうすり合わせていくかという点において、
対人コミュニケーションが難しく感じられるというパターンがおありなるとしたら、
自分の気持ちを主張したり、相手を説得するテクニックを学ばれると、
今後の生活においても役立つのではないかと思います。
また、自分の主張や考えを述べるのに自己嫌悪や、
とても罪悪感を感じてしまうということであれば、
Fさんの心の奥底に隠された大きな傷があるのかもしれません。
そんな時は、ぜひカウンセラーにご相談くださいね。

今回はご相談ありがとうごさいました。

この記事を書いたカウンセラー

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