ポン太さんこんにちは。はじめまして。 御相談を担当させていただく、大谷です。 よろしくお願いします。いつも人の顔色をうかがいながら生きていくのは、とても辛いことですね。 安らげるはずのご家族に対してもこのような状況だと、お一人になられたときだけが心安らかな時間ですね。とても寂しい感じもお持ちではないかと思います。 さて、ポン太さんがお持ちの「人に対する恐怖心」が何故あるのかから先ず考えていきましょう。 人に対して怖れを抱くときは、例えば、「人から何か言われるのではないか?」や「怒られるのではないか?」など自分が人によって傷つけられるのではないかと感じているときや、「私の本性がばれてしまうのではないか?」と人に隠している自分を知られてしまうと大変なことになってしまうのではないか、と感じている時などにそう思います。 前者は「何か悪いことをしている」「人に迷惑を掛けている」などと自分が心のどこかで感じているときに感じる感情ですし、後者は「こんな悪い私がばれてしまう」という感情です。 いずれの場合もどこかで自分自身を「駄目な人間」と責める感情ですね。 人が自分を責めるように見えるのですが、実は自分自身が自分を責めていることに先ず気がついてください。 では、ポン太さんは、何か悪いことをしたり、人に迷惑を掛けたりしているのでしょうか? あるいは、ポン太さんが感じる自分自身の本当の姿というのはどういうものなのでしょうか? 人間は、殆どの場合、自分を過小評価します。 例えば、自分の良いところが80%あって、自分が駄目だと思っているところが20%あったとします。これが、真実のポン太さんの姿だったとします。 でも、人間は、この駄目だと思っている20%の部分に着目し、固執します。例えて言えば、80%の良い部分を横において、20%の駄目だと思っている部分を虫眼鏡で大きく拡大し、この部分があたかも80%もあるかのように見てしまうのですね。 そうすると、悪い自分と感じていつも自己攻撃をしてしまうことになります。 正当に自分を評価するには、次の方法を試してみてください。 先ず、ポン太さんの良いところ、自分で感じる良いところを紙に20個ほど書き出してみてください。 例えば「人当たりがいい」とか「人の事をよく考える」とか「話を聞くのが上手」とか、 「頑張り屋」とか、「人に合わせてあげられる」などなど、どんな事でも思いつくままに書いていただいて結構です。もし、ポン太さんが気軽に話ができる人がいれば、その人に「私の良いところってどこ?」と尋ねてみてもいいかも知れませんね。 そして、その紙に書いた「私の良いところ」をもう一度ゆっくりと眺め、声に出してゆっくりと読んでみてください。 そこにはどんな私が描かれているでしょうか? そして、もし、そんな「私」のコピーのような人がポン太さんのそばにいたとしたら、ポン太さんはその人をどう感じますか? そうすると、人がポン太さんの事をどう見ているかがある程度客観的に見えてくると思います。 これがポン太さんの「正当な評価」に近い形になります。 これをポン太さんが受けとってください。 さて、次に「何をやっても楽しいとは思えない」という事ですが、「もう、うんざり」という感じがポン太さんの心の中に感じられますね。 どんな事をされているのか、ご相談には書いていなかったのですが、「よく頑張ってるね」など、自分にねぎらいの言葉を掛けながら(心の中でもいいですが、できれば声に出されるともっと良いと思います)一人でゆっくりと温泉に入ったりマッサージを受けられてはいかがでしょうか? 自分を大切にしてあげると、きっと楽しむことが出来ると思います。 回答がお役に立てれば幸甚です。 ありがとうございました。 |