ズバズバ言う人への対応

相談者名
けけ
 私の以前からの知り合いで、特に仲良くしたわけでもなく、可もなく不可もない関係の女性がいます。
最近、私に何でもズバズバ言います。
内容は、私の洋服が変なことや趣味に没頭していて他に楽しみがないのか等、なかなか面と向かって言えないようなこと。
私は、そんなことはっきり言われたことがないので、びっくりしてしまい、うまく言い返すことができません。
その人は、他の人にはそんなこと言ってないようで、明るく協調性がある人なので、みんなに好かれているようです。
私に言う時は他に誰もいない時です。
だから、まさかその人が意地悪そうに笑って、私にそう言ってるとは、思ってもないでしょう。
私は、言われた内容にもショックなのですが、それより私だけにそういう顔をすることが、まるで私だけバカにされてるようで、くやしくなります。
私は反論するのが苦手だし、小心者なので、反撃できません。
でもこのまま黙っていると、子どものいじめのように、今後エスカレートしていくのではないでしょうか?
カウンセラー
深澤三津子
けけさん、はじめましてカウンセラーの深澤です。

けけさん、はじめてのズバッともの言う女性と出会い、
びっくりされたのですね。
それで、今後どうなっていくのだろう?
これは、悪い事に違いないと捉えて、
ネガティブな未来を予測しているのでしょうか?
それは、どうしてでしょうね?
似たような体験をした事があるのでしょうか?

もし、この女性にとって、
こんなふうにズバッと言う人がけけさん以外にいないのであれば、
それは、けけさんがこの女性の一番のお気に入りという事も考えられるのです。

ここまで読まれると、「えー、どうして?」
となるかもしれませんね。

実は、思っていることをはっきり伝える事が、
その人間関係の持ち方や個人的な成長にも繋がるという考えを持つ人も増えつつあります。

たぶん、外資系の会社であれば、一年に1~2回ほど、
個人評価をそこに関わる全員からフィードバックする方法が取り入れられている
会社が多いのです。
項目には、その人の性格に関するモノなどもあるようです。
これは、特に勝っている会社に多いようです。

そこで、国内でも、この形式を取る会社も増えているようです。
私達の心理学の世界では、『ハードラブ』と呼んで、
その人に、普段なら絶対言わないような事を
あえて伝えようというレッスンを用いられることもあります。

このレッスンは、このような心理学の場所であったとしても、
言われる側は、よほど準備が出来ていないと辛いレッスンになります。
言う側も、日本人は、慣れておらず、
なかなか言い出せずに困ってしまいがちです。

でも、多く私もそうですが、カウンセリングを受ける時は、
何か問題がある時です。

もし、問題があるとすれば、やはり、そこに改善したり、考えを改めたり、
時には、謝罪を要するのに、それだけはしたくないと拒んで、
人間関係がもつれている人もいます。

私も、この『ハードラブ』は、
仕事の上で、その声を頂く事があるのですが、
その度に、身が引き締まる思いがし、
原点に戻り、初心を思い出しています。

ただ、この『ハードラブ』をやる時は、必ず必要なものがあります。
それは、愛を持って伝えるという事です。

もしかすると、けけさんにズバッと言った女性は、
その伝え方では、愛を感じられなかったのかもしれませんね。

それなら、もっと深い意味もあります。
それは、冒頭でもお話しましたが、その女性にとって、
けけさんは、ズバッと言えるほどの安心できる存在なのかも知れません。
けけさんなら反論もせずに、聞き入れてるれそうに思い、
自分が思っていることを素直に表現されたのかもしれませんね。

「それならそれで、もっとましに伝えてよ!」と思うところですが、
実は、こういう、ズバッとダイレクトに表現する人は、
あまりコミュニケーションが上手ではありません。
でも、人と親密になりたいいし、いつもなれる人を探していもいます。

確か、ゴールデンの時間帯の番組で、
「ズバッと言うわよ!」なんてやっているのを知りませんか?
あれは、ゲストも、言われる事をビビッてるんだけど、
何故か聞いてもみたいわけです。
だから、これを聞く覚悟をして、ここに来たという形でやっていますね。

けけさんの場合は、自分の知っている意識の上では、
ズバッと言われたくはなかったのかもしれませんね。

ここでの鍵は、『許し』です。
こんなふうに人の心を傷つけてしまうほど、
ズバッと言う女性を許せるほどの大きな器の自分に変化していくのか、
それとも・・・

けけさん、これは成長する、変化するチャンスの時かもしれません。
もし、こんなふうに受け止める事ができれば、この未来のストーリーは、
明るくポジティブなものに変化していく可能性が高いのです。

さあ、どちらの未来ストーリーを選んでいきますか?
自分の人生の脚本家は、自分自身なのです。
この未来をネガティブに予測するのか、それともポジティブに予測していくのか、
その選択の違いが、人生のストーリーを変えていきます。

そして、許し続けることで、もっともっと大きな自分になり、
指摘された事に対して取り組めば取り組むほど、
自分に自信が出来、問題が問題でなくなっていきます。

けけさん、人間関係で悩むことがなくなるのです。
ぜひ、『許し』を受け入れ、ポジティブな未来を思い描いていきませんか?
本当にそうなるように、私も応援しています!!

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