かなこさん、こんにちは。 初めまして。ご相談を担当させていただく大谷です。 よろしくお願いします。さて、ご相談を拝見して、かなこさんは、かなこさんのお父さんの仕事やお金で苦労する姿を見られて、とても辛かったのだなぁと思いました。 大人になるって大変なことなのだな、働くって大変な事なのだな、自分はお父さんのように辛い思いをしたくない、家族に辛い思いをさせたくない、きっとそう思われたのでしょうね。 かなこさんが小学校6年生の時にお父さんが会社を一旦辞められて、2年後に再就職されたとのことですから、中学校2年生ぐらいから、お父さんの仕事が上手くいかない時期だったのだと思います。丁度かなこさんが多感な時期でもありますね。 この時期というのは大人と子供の狭間の時期でもあります。 かなこさんがそうだったとは言いませんが、特に女性の場合、生理やボディーラインの変化など一般的に大人になっていく私を感じる心理的に不安定な時期でもあります。また、自己嫌悪を強く感じ始める時期でもあります。 ひょっとしたらこれらの感覚とお父さんの状況が心の奥深くで強く結びついてしまったのではないでしょうか? 表面上のかなこさんの意識は、お父さんのようになりたくないと強く思われたのかも知れません。 でも、そう思うということは、逆にお父さんのようになってしまう私をどこかで感じられていたことになります。 だから、そうならないために、と意識されたのですね。 それは、ある意味運命的な感覚だったかも知れませんし、お父さんの事を心のどこかで批判されていたかもしれません。 しかし「そうならないために」という意識は、見方を変えると、かなこさんの自信のなさと結びついています。 こんな自分では駄目だ、こんな自分では駄目だ、と感じられ事が多いのではないでしょうか? 自分のできていない部分を感じたり、自己嫌悪があると、だれでもそうなのですが、そこにばかりに着目してしまって、自分はとても価値が低いと感じてしまいます。まして、仕事や社会やお金を儲けることは厳しいものだと感じてしまうと、価値が低い自分なんて、きっとお父さんのようになってしまうと考えてしまいますね。 しかし、真実はそうではありません。人間は殆ど誰しもそうなのですが、おおよそ60点~70点ぐらいの点数を取ることはできているのです。 しかし、先にも書きましたように、自分の出来ていないところや自己嫌悪ばかりに着目してしまうと、自分の出来ている部分見えなくなって、自分の真実の価値を受け取れなくなってしまいます。そうして、自信を無くしていきます。 今のかなこさんも、そうではないでしょうか? そうだとすると、今のかなこさんには、自分の本当の価値を受け取ることが必要になってきますね。 さて、かなこさんのいいところはどんなところでしょうか? ご自分で先ずは考えてみてください。こんなのでも良いかなぁ?と思ったものでも勿論OKです。自分が当たり前と感じていることでも、人から見れば凄いことがたくさんあります。かなこさんのよいところもきっとたくさんあると思います。 優しいとか、髪が綺麗とか、気配りが出来るとか、どんな内容でもOKですよ。 先ずは20個ぐらい紙に書き出してみてください もし、一人で20個出てこなかったら、人に尋ねてみるのもいいですね。 そして、それを毎日鏡の中の自分の目を見ながら言ってください。出来れば声に出すと効果的です。 これを、気持ちを込めて続けていると、かなこさんも自分の価値を受け取り始めることが出来ます。 最後に、人は、自分の感じている価値に見合った仕事やお金しか手に入らないことがとても多いように思います。 まぁ、私にはこの程度がお似合いと感じていると、そのレベルで立ち止まってしまうのですね。それ以上のものがやってきても手に入れることが出来ないのです。 今の自分が感じている「この程度」よりも少なくともワンランク以上の仕事や、お金を狙ってみませんか? そうすると、自然な流れがそのように導いてくれるでしょう。 決して、受け取ることを怖れて流れをコントロールしないでくださいね。 回答がお役に立てれば幸甚です。 ありがとうございました。 |